最近観たもの2つ。
沢尻エリカさん主演の映画「へルタースケルター」
マスコミ向けの試写会の回数も少なく、なにかと話題が多いので
30分前に行って一番前しか空いていないという大盛況ぶり。
試写中は前に2人の警備員が配置され、ものものしい空気が。
とにかくスゴイ作品でした。
なんといっても沢尻エリカという女優さんはスゴイ。
その大胆な演技。泣いてるところなんてそれはもう。
「沢尻エリカ」が「りりこ」を演じているのか
「りりこ」が「沢尻エリカ」になっているのか・・・・・。
今までの騒動がすべてこの映画のためだったのではないかと錯覚します。
蜷川実花監督の極彩色の世界観も存分に描かれ、
見終わったあとの虚脱感というんでしょうか、なんともいえない感情でした。
美とか若さの価値、世の中の無責任な評価、移り気な私達・・・・・
このイマを切り取ったような作品の原作が、
もう何年も前に書かれていたということが驚きです。
脱いだとか濡れ場が、、、と話題になっていますが、
こちらは女性監督の目線でとても綺麗でした。
そして「AKB48 選抜総選挙」
237人の緊張、発表のたびにあがる悲鳴のような歓声。
喜びの涙、悔しさの涙。
私も何回もらい泣きしたかわかりません・・・・。
順位がつくというのは、とても苦しいし可哀そうだと思っていましたが
それでもそれ以上の何かを求めてその舞台に立ちたいと思って出てきた子たち。
挨拶をきくたびに、どれだけのプレッシャーと戦っているのか。。。。。
へルタースケルターでは、主役のりりこが、
人生を変えるために、全身整形をして美しくなって芸能界を上り詰めたものの、
世の中の移り気に苦しみ、新しい若い子に人気が移ることを恐れ
大きな事件にまきこまれていきます。
AKBの今回の選挙での剋上、若い子たちの勢いを見て、
芸能界の同じ様相をみてしまったような気がしました。
いままで、そこまでAKBに夢中という私ではありませんでしたが
いま、公式ガイドブックを熟読しています。
ファンの「自分がこの子をどうにかしてあげなければ」という感情が
少しわかったような気がします。
こんなに必死でスポットライトのセンターをめざし戦っている彼女たちのことが、
もっともっと知りたくなりました。
みーんな、キラキラしていました。
担当番組:
他
東京都生まれ。2000年ニッポン放送入社。
学生時代にはチアリーダーに所属。
さらに元ミス東京・元きものの女王・日本けん玉検定1級というバラエティ豊かな経歴の持ち主。