話題のドキュメンタリー映画「エンディングノート」を観てきました。
一生懸命働いて日本の高度成長を支えてきた企業戦士、
ザ・日本のお父さんが末期がんになってしまったとき
最後の仕事は自分の旅立ちの段取り・・・・。
几帳面で気配りができて自分のことは自分で片づけるという性格が
うらやましくもあり、もう何も考えなくていいですよーと思ったり。
とても重いテーマですが、このお父さんのユーモアがなんともいえない魅力。
笑って泣いて。
カメラを回すのも、編集も、お父さんの心の中を語るナレーションも本当の娘さん。
これだけたくさんの瞬間、瞬間、冷静にカメラを回していたことにも驚き
家族の絆、いっぱいの愛情に触れ
お父さんの使う綺麗な日本語も印象的でした。
こんな風に旅立てたら、本当に幸せ。
見終わった後、自分の隣にいる人たちがとても愛おしく、
改めて大切さを考えさせられるとっても素敵な作品でした。
お父さんの段取り不足で心配の種になってしまったと、ナレーションで言っていた
30過ぎてもまだ嫁に行かず映像の世界にハマっている末娘に残した姿がこの作品に。
最期の最後まで子供への愛を感じます。
おとうさんの段取りがこの映画の公開から評判まで、いまでも続いているようで。
知らないおじさんですが、
見終わった後はとっても身近に感じられ愛着が湧いてしまうほど。
帰りにでも街中ですれ違い、微笑みかけてくれそうです。
担当番組:
他
東京都生まれ。2000年ニッポン放送入社。
学生時代にはチアリーダーに所属。
さらに元ミス東京・元きものの女王・日本けん玉検定1級というバラエティ豊かな経歴の持ち主。