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グッドニュースストーリー　ほっこりWONDER4

今週紹介した話題はこちら！

◯ 11月25日 月曜日

この季節、都内でも屈指の名所の１つとなるのが、神宮外苑のイチョウ並木。
近年は、海外からの観光客の姿も多く見られます。

３００メートルの直線道路の両側にならぶイチョウの木は、全部で１４６本。
もともとは、新宿御苑にあったイチョウの木から種を取り、育てたものです。

１９０８年生まれ。１４６本全部が、今年で樹齢１１１才となります。
１９２３（大正１２）年に植え付けがはじまり、震災、戦争をくぐりぬけて成長。
６メートル前後だった木は、最も高い木で２８メートルにもなっているそうです。

大正、昭和、平成と色づいてきた神宮外苑のイチョウ並木。
令和最初の見頃を迎えようとしていています。

◯ 11月26日 火曜日

アメリカで起きた本当のお話。

アーカンソー州に住む、２３歳のチャスティ・パターソンさんの日課は、
亡くなった父親に毎日メールで近況を報告すること。
４年前に他界してしまったものの、チャスティさんは日々の出来事を綴り続けました。

４年目の命日の前日、
パターソンさんはいつものように生前父親が使っていた電話番号にメールを送りました。

「明日でパパが亡くなって４年。実は、とてもさみしい。
だって、一人でバージンロードを歩かなきゃいけないし、
心配することは何もないよ、って言ってくれるパパがいないから」

届かないはずのこのメッセージに、返信が来たのは翌日のこと。

「こんにちは。僕はあなたのお父さんではないけれど、４年間ずっと、
あなたのメッセージを受け取っていました」

送り主は、ブラッドさんという男性。
携帯電話を変えてからずっと、送られてきたメッセージに
どう返していいか分からなかったそうです。

ただ、ブラッドさんは、娘さんを交通事故で亡くしていたことから
だんだん、自分の娘からのメッセージだと思い、救われるような思いになっていったといいます。

「あなたからのメッセージを受け取ったとき、神からの贈り物だと思いました。
あなたからのメールが僕を生かしてくれたんです。心配することは何もないよ。
あなたはあなたのままで、毎日神があなたに与えてくれた光を輝かせてください」

◯ 11月27日 水曜日

特急「ロマンスカー」で知られる小田急電鉄では、
車内や駅構内で見つけた落とし物を届けたりすると、
「THANK YOUカード」というものがもらえるんです。

もともとは「THANK YOU」の文字と小田急のロゴが記されたシンプルなものでしたが、
今月からデザインが新しくなったことで、SNSでは「ちょっと心が温かくなります」や
「粋だなぁ」などと話題になっています。

駅のホームにある「駅名標」をモチーフにしたデザイン。
前の駅にあたる部分に「小田急」、次の駅にあたる部分に「お客さま」と書いてあり、
中心には大きく「ありがとう」と記されています。

小田急電鉄によると、「THANK YOUカード」を渡すようになったのは２０１６年３月から。
遺失物の届けや急病人の看護などに対する感謝の気持ちを伝えようと始めたそうです。

こういうカードがあることで、親切な行動が増えるきっかけになればいいですね。

◯ 11月28日 木曜日

看護師や介護士さんから「ホスピタルプリンス」と呼ばれ、注目を集めている歌手がいます。
昨年、ＣＤデビューした海蔵亮太さん。

今年５月から、自身のコンサートやイベントの合間をぬって介護施設や病院を訪れ、
入所者や患者さん、そこで働く人たちによりそい、歌を届けてきました。

デビュー曲「愛のカタチ」は、自分の名前を忘れても、
決して夫の名前は忘れなかったという認知症の女性のことを歌った歌。

海蔵さんも今年４月に亡くなった認知症の祖父を重ね、想いを届けているといいます。

記憶を失っていくことは寂しく悲しいこと。
でも、誰にも止めることはできません。
それでも、「何か残せるもの」があると信じて、
海蔵亮太さんは、施設や病院にでむき、今日も歌を届けます。