竹内由恵のT-Times

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 4月20日(木)配信 医療法人東洋会 岩倉中央歯科医院 理事長 ...
2023.04.27

4月20日(木)配信 医療法人東洋会 岩倉中央歯科医院 理事長 小山憲一

医療法人東洋会 岩倉中央歯科医院 理事長 小山憲一

1989年、歯科医師国家試験に合格、
歯科医院に勤務され、研鑽を積んだ後、
1993年、現在の岩倉中央歯科医院を開業。
2004年には、医療法人東洋会理事長に就任。


竹内:「医療法人」というのを、よく耳にするのですが、全国にはどれくらい「医療法人」があるのでしょう?

小山:はい、普通の医療法人もあるのですが、県をまたいで診療を行う、広域医療法人というものがあります。うちは広域医療法人で、現在、愛知県をメインで診療を行いながら、三重県にも分院がございます。更には、私の生まれ故郷、兵庫県姫路市にも新たに分院を考えております。

竹内:では、医療法人東洋会には現在、何院の歯科医院が所属しているのですか?

小山:いまは三院ですね。

竹内:そうなんですね。岩倉中央歯科医院、どんなクリニックなんでしょうか?何にこだわっていらっしゃいますか?

小山:こだわっているのは、女性のスタッフが多いので、女性が働きやすい環境づくりです。

竹内:何人くらいいらっしゃるんですか?

小山:35人くらいです。

竹内:確かに、歯医者さんって女性が多いですもんね。女性の皆さんは、どういう肩書の方々なんですか?

小山:歯科衛生士や、歯科技工士です。スタッフとは、家族だと思って付き合っております。

竹内:歯科衛生士さんや、歯科技工士さんの待遇は、一般的にはどうなんですか?

小山:昔はあまりよろしくなかったのですが、、、。実は海外では歯科衛生士、歯科技工士の地位が高いんですよ!それを見て、これは日本も改革をしなくては、と思ったんです。歯科理工学・歯科材料学という医局に在籍をしていたのですが、当時の教授から、日本でも業界内の地位を高めなくてはいけないよと、教わっておりましたので、スタッフの給料や、休暇の取りやすさを考え、女性が働きやすい環境づくりに努めるようになりました。

竹内:どういう課題が具体的にあったんですか?

小山:女性が出産後に、仕事を辞めてしまうことです。

竹内:はい。

小山:一度仕事をやめ、お子さんが大きくなられてから、復帰をされる方もいるのですが、医療は日々進歩しているので、ブランク期間で治療が大きく変わってしまう、ということがよくあるんです。子供を抱きながらでも仕事ができる環境を作ってあげたいなと思ったんですね。

竹内:これまでは、幼いお子さんがいながら仕事をするのは難しかったんですか?

小山:そうですね。

竹内:育児休暇などを設けることが難しかったのでしょうか?

小山:そうですね。以前は難しかったのですが、お子さんを抱っこしながらでも、できる仕事をやってもらいたいなと思うようになりました。例えば、歯石を取ることですとか。

竹内:実際に、子連れで働く方もいらっしゃるんですか?

小山:はい!勿論、患者さんが、お子さんを抱っこされながらの対応でも、問題ないと仰っていただける場合のみですが。

竹内:でもいいですね。やっぱり時間帯によっては保育園に預けられないとかありますから。

小山:そうですね。

竹内:病気、風邪引いちゃったら預けられないとか色々ありますもんね。

小山:そうそう。お子さんの病気などで休みになっても、なるべく有給を使えるようにしたり、育児休暇も取りやすくしました。現代では、男性の方も育児休暇を取る時代になってきましたしね。

竹内:理事長のように、男性の方がこのように女性の働き方改革に、努めてくださるのは本当にありがたいことです。女性がどんなに、こうなって欲しいと思っても、社会が変わらないと難しいこともありますからね、、、。

小山:実は、私自身、歯科医をやりながら政治の世界に挑戦したことがありまして。そこで、法律を変えていかないとうまくいかないんじゃないかなと思ったことがあり、勉強をしたことで、今に繋がっています。

竹内:これからの夢・目標ってありますか?

小山:将来的には、海外へのボランティア活動に取り組んでいきたいです。以前、青年会議所にいた時代にボランティアで海外に行ったんですよ。韓国では臍帯血バンクの推進をしたり、ネパールでは治療が行き届いていない方々へ診療を行いました。やはり後進国ということもあり、治療ができていない方々が多くやってくるんです。中には、日本からボランティアで医者が来ると聞きつけ、三日三晩、歩いて家族みんなで治療に来た方もいました。本来、朝9時~夕方5時までの診療だったのですが、そんな家族を見ると、放ってはおけず、夜10時ぐらいまで治療を続けました。

竹内:そこまでして来てくれたなら、答えてあげたいですもんね。。。

小山:そう思っちゃうんですよね。。。日本とは全く異なる状況を見て、少しでも貢献できるのであれば、海外ボランティアに力を入れたいなと思ったんです。私の仲間にも、同じ想いで、海外に診療室を作った人がいます!同じように私も、世界に貢献したいです。小さな夢ですが、、、。

竹内:いや、小さく無いですよ!だいぶ大きいですよ。しかも歯医者の枠に全然留まっていないというか。

小山:歯科医だけでなく、医科の先生とも協力して、世界の人に貢献したいなというのがありますね。

竹内:そういう夢をお持ちなんですね。

小山:そうですね。

竹内:素晴らしい。本当に夢・目標を持ち続ける少年の心を、小山さんは今も持ってらっしゃるんだなと。

小山:家内にも子供みたいだねって言われます(笑)

竹内:あながち今の私の言ってることは間違ってないんですかね(笑)貴重なお話を伺いました!!

最新番組ブログ
パーソナリティ
  • 竹内由恵
    竹内由恵