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2021.10.28

10月21日(木)放送 株式会社マザーグースホールディングス 代表取締役 柴崎方惠

株式会社マザーグースホールディングス 代表取締役 柴崎方惠

大学卒業後、ソニー株式会社に入社。
結婚・出産を機に退職。
1994年、神奈川県茅ヶ崎市でベビーシッター業を起業。
現在は、保育事業やそのフランチャイズ事業も展開。
女性の活躍を支援する事業を手掛けている。


竹内: この番組初めての女性の起業家さんになります。

柴崎: そうですか。それはそれは(笑)

竹内: 私、いまフリーで活動している身としては、聞きたいことも沢山あります。現在は保育事業に携わられていらっしゃいますが、元々はソニー勤務、全く違う仕事をされていたんですね?

柴崎: そうですね、ソニーは7年くらいいました。社内結婚をして、私・バツイチなんですが、元主人が起業してソフトウェアの会社を始めたんです。それで、子供が出来て、預け先をどうしようかと。

竹内: はい。

柴崎: ベビーシッターさんが、都内にはいっぱいいたんですが、私の住んでいた茅ケ崎にベビーシッターさんが無かったんです。じゃあ、無いなら作っちゃおうというのがきっかけだったんです。

竹内: なるほど。退職された時は、専業主婦になろうと思ったんですか?

柴崎: いえいえ、結婚してすぐに辞めたわけではなくて、結婚して妊娠して、産休明けに一度ソニーに復帰したんです。でも、主人から手伝って欲しいと言われて辞めたんです。

竹内: そうなんですね。

柴崎: 産休中は、会社の立ち上げを手伝っていたので、ほとんど休まず、ここまで来てますね。

竹内: 旦那さんの事業を手伝いながら、ご自身で新たに別の事業を立ち上げられたんですね。よくそんな時間がありましたね、子育てもあったでしょうし。

柴崎: そうですね、ベビーシッターさんに子供を預けることによって自分の仕事もできるじゃないですか。

竹内: でも、その枠組みを作るわけですよね。その準備って膨大な時間がかかると思うのですが。

柴崎: はい、1993年の11月に思いつきまして、下の子はまだ、1歳になってない頃。1歳になる翌年の2月からスタートしました。

竹内: まだお子さんも小さい頃ですね。どのように立ち上げられたんですか?

柴崎: はい。まず、ベビーシッターって厚労省なのか労働省なのか、分からないじゃないですか。それで厚労省に電話したんです。

竹内: すごい、電話したんですね?

柴崎: したんですよ、こういう事をやりたんだけど、どうしたらいいかと。そしたらベビーシッターの協会があるから、そこに問い合わせてみてくださいと。そそれで、電話をしたら、じゃあ、会員になる為の審査をするというところから始まりました。

竹内: なるほど。その後はどうされたんですか?

柴崎: 最初は、あらゆるベビーシッター会社の資料を取り寄せて、見よう見まねでやるしかないじゃないですか。あと肝心なのは、保育士さんがいい方じゃないと、というのがあって、ハローワークで募集したら、凄くいい保育士さんがいらっしゃって、そこから始まりました。

竹内: 最初は一人の保育士さんからスタートだったんですね。柴崎さん自身は、資格が必要じゃなかったんですか?

柴崎: 私は経営者ですから、資格は要らないですね。

竹内: 保育士さん雇う、ということですね。

柴崎: そうです、私の子供を見てもらいたい、ところからスタートですから。

竹内: 実際に見てもらったんですか?

柴崎: もちろん見てもらいました。子供って、ママだけじゃなくて、時々刺激のあるお姉さんとかに遊んでもらうと、相乗効果があって、いい関係を作れますので。

竹内: そうなんですね。まさに私、いま、悩んでいるところがあって。

柴崎: いまお幾つですか?

竹内: 8カ月なんですけど。

柴崎: そうですか。いま可愛いんじゃないですか?

竹内: 凄く可愛いです。今日も仕事場に連れてきていて、楽屋でベビーシッターさんに見てもらっているんですけど。離れる時間が長いのは、子供にとって良くないんじゃないか、とにかくお母さんと一緒の時間が長い方がいいと思いまして。でも、何が一番子供にとって良いんだろうって。

柴崎: 一番いいのはお母さんですよ。0歳~3歳は一番愛情を受ける時期なので、本来愛情をかけるのであれば、一番ママがいいとは思うんですが、ただお母さんもやっぱり息抜きとか必要なので、ベビーシッターを利用されたり、もし保育園に入れるのであれば、うちは認可で小規模保育園というのをやってるんです。

竹内: 小規模保育園というのは?

柴崎: はい、きめ細かく保育士さんとお子さんが1対1とか、1対2とかで見て頂けるので、お母様の代わりに愛情込めてお世話ができるという特徴があるんですよ。もし、保育園に入れるのであれば3歳までは小規模保育園とか小さい保育園を選ばれると良いかと思います。

竹内: そうですよね。しっかりと見てもらえる。

柴崎: お子さんもずっと家でママといるよりは、保育園などの施設にいた方が、色んな事を覚えるのが早いんです。刺激があるので。子供にとっても楽しいと思うんですけどね。

竹内: そうですよね。他の子たちとも接する機会は必要ですもんね。

柴崎: いま、うちの会社がやっているFC事業で企業主導型というのがあるんです。

竹内: FC事業というのは?

柴崎: 内閣府主導の「企業主導型保育園」といいまして、地域貢献と言う意味で、半分は社員の方、半分は地域の方に開放しましょうという事業なんです。助成金を使ってやるものです。

竹内: 社員の方だけでなく、地域の方も利用できるんですね。いつ頃から始められたんですか?

柴崎: 3年くらい前ですね。

竹内: こうしたFC事業、認可とか認可外など、ニーズも多様化しているから、それにこたえて色んな形態があるんですね。

柴崎: そうですね。子供に関すること全て、ニーズがあるからやるって感じですね。

竹内: 結婚・出産を機にベビーシッターの事業を始められて、柴崎さんの人生のターニングポイントになったんですね?

柴崎: はい、子供を授かっていなかったらこの事業はやっていなかったと思います。

竹内: ベビーシッター事業でどのような事を大切にしていますか?

柴崎: 基本、仕事も遊びも楽しくないと嫌なんです。全ては明るく楽しくやることですね。スタッフにも特に何をやっちゃいけないということは無くて、好きなことがあれば自由にやっていいし、子供にいい事、率先してやれることがあればやっていいよと。うちの会社は、皆さん割と自由に生き生きとやっていると思います。

竹内: 最後に、柴崎さんが今後チャレンジしたいことを教えて下さい。

柴崎: 老人ホームと子供の融合をリゾートに作りたいという思いがあります。

竹内: 老人ホームと子供ですか。

柴崎: お年寄りも元気になるし、小さいお子さんも最近、おじいちゃんおばあちゃんと接する機会ってないじゃないですか。世代の違いで色んな知恵を貰ったりして、良いんじゃないかなと思いますので。

竹内: そういった施設はまだ無いんですか?

柴崎: あるようで無いんです。老人ホームは高級なところが沢山ありますが、ソフト面が充実していないんです。おばあちゃんを綺麗にしてあげるとか。ワクワク楽しく居られるような場所にしたいですね。

竹内: いいですね~。預けられているお子さんもおじいちゃんおばあちゃんと楽しく過ごせますしね。

柴崎: あと、去年フィリピンに人材紹介の会社を作りました。保育園で英語教育って大事じゃないですか。フィリピンのネイティブな方凄く綺麗ですし。そういった方を英語教育の為に入れようかなと考えています。

竹内: これからも色々と展開されていくんですね。

柴崎: はい!

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