「聞くだけで元気になる情報」をお届けする”ぐっさんの健やかDAYS”
第21回目のテーマは…「自分らしく最後まで生きる」

大きなテーマですが、これは一体どういうことなのか？
今回は、神戸大学医学部附属病院緩和支持治療科特命教授の
木澤義之先生にお話を伺いました。

▼最後まで自分らしく生きる
老後はどうやって過ごす？と考えている人も多いと思いますが、
７割の人は、最後は自分のことが分からなくってしまったり、
話すことができなくってなってしまいます。
そうなった時、自分は一体どうするのか？
どんな治療や処置を受けることを希望するのか？
それを事前に考えたり、家族と話し合うことが重要なのです。

▼アドバンス・ケア・プランニング
自分は今後どうしていきたいのか、
事前に大切な人と話し合っておくことを
「アドバンス・ケア・プランニング」と言います。

これには大きなポイントが２つありまして、
１つは、もし自分が、自分のことを伝えられなくなったり、
意識を失ってしまったとき、自分がどうしたいのか、
それを伝えてくれる人を決めておくこと。

もう１つは、
病院の先生と、自分の将来についてしっかりと話しておく。

いつ、どんな病気になってしまうのか、
それは誰しもがわかりません。
なので、そうなる前にしっかりと自分はどうしたいのか、
意思を他人に伝えておくこと。
もしくは、何か書面に残しておくことが大事なのです。

これをすることによって、
いま生きることに、何かプラスが働くこともあるかもしれません。