中外製薬presents 健やかDAYS

2019.08.05

#16 足がつる…とは?

「聞くだけで元気になる情報」をお届けする”ぐっさんの健やかDAYS”

第16回目のテーマは…「足がつる」

夜中、寝ていたら、突然足がつる!
オフィスで、ちょっと足を組んだだけで、つる!
ちょっと走ったり、階段を駆け上っただけで、つる!
何の前触れもなく、急に足って…つりませんか?

「足がつる」または、「こむら返り」とも、言いますが、
これは、ふくらはぎの筋肉が、異常に収縮して起こる症状。
一般的には、足が「つる」という言い方をします。
ふくらはぎに限らず、足の指や、足の裏がつる人もいます。

一体、足がつるって…なんなのか?
普通に健康体の人でも、激しい運動や長時間の立ち仕事の後、足がつることがあります。
さらに、50歳以上ではほとんどの方が、一度は夜間のこむら返りを経験しています。

睡眠時は、汗を多くかいて、脱水傾向になりがち。
さらに、全身をほとんど動かさないため、心拍数も減り、血行は低下します。
夏場に冷房をつけっぱなしで寝たり、布団をかけずに寝ると、
足の筋肉が冷え血管も収縮し、血行はさらに悪くなります。
こういった悪い状況で、体内のバランスが崩れているときに、
たまたま寝返りをうって筋肉に刺激が加わると、筋肉の細胞が暴走して、
過剰な収縮が発生しやすくなってしまうそうです。

さらに、おとうさんたちは、
なぜ「足がつる」「こむら返り」に襲われやすいのか?
その理由として、若いときより、運動量が減っていることが挙げられます。

お父さん世代は、運動不足で筋肉量が減少しています。
すると、筋肉内の血行も低下します。
これにより、乳酸などの疲労物質が排出しづらくなると、
筋肉の細胞が暴走しやすくなり…「足がつる」「こむら返り」という
現象が現れるそうです。

また、年齢を重ねると、走るとかサッカーをするとか、
そういうハードな運動をしなくても、すぐ筋肉が疲れるそうです。
お父さんは、サッカーの夢を見ているだけで、
足が疲れて夜中に足がつるかもしれません。
そのぐらい、体は疲れやすく、かつ運動不足。
これが、足をつらせる最大の要因のようです。

ただ、この「足がつる」「こむら返り」の痛みについては、
よくわかっていないそうです。
あんなにもつっている瞬間は痛いのに、
落ち着くとまったく痛くなくなる…
非常に不思議なメカニズムなんです。

「足がつりそうだな」と悪い予感がしたり、最近つった経験がある方は、
予防をしてみましょう。まずは、「足を温めること」。
お風呂でも足湯でも結構です。足を温めて、全身の血行を良くしましょう。

同じ効果でいえば…「レッグウォーマー」も効果的です。
特に、夏場クーラーをかけながら寝るという方は、
冷え対策として足首を守ってください。

それと合わせて、足がつらないために、
「就寝前に常温のスポーツドリンクを一杯」。
人は睡眠中も発汗します。
お休み前にスポーツドリンクを飲んで、水分と栄養分を補給。
飲みすぎると、逆にカラダを冷やし、むくみや足のつりにつながります。
常温で、コップ一杯だけがオススメです。

それでも足がつってしまった!
そんな時は、ストレッチやマッサージを行うとすぐ治ります。
「あ、足がつった!!」そしたら…まず、膝を伸ばして座る。
足の指先を、手前にゆっくり引き寄せる。
そして、立ちながら足を前後にずらして、アキレス腱を伸ばす。
これで、徐々に痛みが和らぎます。

▼まとめ
お父さん世代の中高年は、日常生活の疲れが残りやすい。
また、運動不足も相まって、筋肉に疲労がたまりがち。
それらが、寝ている瞬間に、突然「こむら返り」となって発動する。
また、運動不足解消で、運動をし過ぎたら、それはそれで筋肉が疲れ「こむら返り」発動。
ということで、50歳を超えたら、
何かしらの瞬間の「足がつる」ということから逃れられません。
回復するストレッチをマスターして、備えておきましょう。

  • 中外製薬
パートナー
  • 東島衣里
    東島衣里