古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.03.10

2024年3月10日放送『俺たちツッパリ特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第107回目のテーマは『俺たちツッパリ特集』。

80年代の若者達が夢中になったツッパリソングをお届けしました。

 

まず1曲目は、嶋大輔さんで「男の勲章」。

1982年に横浜銀蝿の弟分としてデビューした嶋大輔さん2枚目のシングル。

37万枚のヒットを記録しました。

ツッパリがいかに純粋であることがわかる歌です。

 

2曲目は、杉本哲太 & RONELY-RIDERSで「On the Machine(翔と桃子のロックンロール)」。

そして、続けてお送りしたのは、近藤真彦さんで「ハイティーン・ブギ」。

こちらも横浜銀蝿の弟分グループ

「紅麗威甦(グリース)」のボーカルとしてデビューした杉本哲太さん。

この2曲は、牧野和子さんによる少女漫画「ハイティーン・ブギ」にちなんだ楽曲です。

暴走族のリーダー「翔」と女子高生「桃子」の恋と青春をテーマに1977年に連載がスタート。

82年には、当時のトップアイドル、

近藤真彦さん武田久美子さんで映画化されました。

主人公のふたりを真似て、男子はバイクに乗りたがり、

女子はこぞってポニーテールにするなど、この作品をきっかけに

ツッパリカルチャーがティーンの憧れとなっていったそうです。

 

4曲目は、又吉&なめんなよで「なめんなよ」。

ツッパリブームを牽引した「なめ猫」。

子猫を擬人化させたキャラクターもので、メインキャラは、

暴走族風の学ランを着た「又吉(またきち)」と恋人の「ミケ子」です。

「なめんなよ」のセリフが大流行し、

運転免許証風のブロマイドは1200万枚を売り上げました。

そんななめ猫も、ブーム真っただ中の81年にシングルをリリースし、

48万枚を売り上げています。

 

5曲目は、チェッカーズで「ギザギザハートの子守唄」。

80年代のツッパリブームの中で忘れられがちの存在でもあるグループ、チェッカーズです

デビュー前は、故郷・福岡の久留米で、

革ジャンにリーゼントというスタイルで活動していましたが、

83年9月に、ツッパリソングでありながら、

アイドルのようなチェックの衣装でデビューを果たしました。

抑圧された中高生には、思い切り心に刺さったようです。

 

お別れの曲は、氣志團で「One Night Carnival」でした。

ツッパリ文化に長く貢献してきたのは、彼ら・氣志團ではないでしょうか。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年3月17日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。