古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.04.14

2024年4月14日放送『バラドル特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第113回目のテーマは『バラドル特集』。

 

まず1曲目は、井森美幸さんで「瞳の誓い」。

「元祖バラドル」のひとりと呼ばれる井森さんですが、

井森さん自身は、バラドルにかなり貪欲だったといわれています。

鳴り物入りでデビューしたにも関わらず、アイドルとしては芽が出ず、

くすぶっているところに、後輩の山瀬まみさんがバラドルという新ジャンルを開拓。

井森さんもそれを追うようにバラエティ入りをしていきます。

オーディションでのひどいダンスをさらしたり、アイドルらしからぬケチな暮らしを見せたり、

出身地である群馬の下仁田いじりなど、すべてを見せて愛されるようになりました。

 

2曲目は、松本明子さんで「♂×♀×Kiss」。

そして、続けてお送りしたのは、島崎和歌子さんで「弱っちゃうんだ」。

さて、80年代後半当時、

バラドルの活躍によって、人気がさらにあがった番組があります。

フジテレビの「オールスターものまね王座決定戦」です。

バラドルにとって「モノマネ」は非常に重要な武器でした。

当時の常連が、松本明子さんと森口博子さん。

この番組での活躍も手伝ってか、

90年代に入ると、ふたりはレギュラー番組でさらに人気を得ました。

松本明子さんは日本テレビで「電波少年」、

森口博子さんはフジテレビで「夢がモリモリ」。

どちらも92年にスタートしています。

さらにこの時期、ある番組を通じて、バラドルとして注目を集めた人物が、

島崎和歌子さんでした。

91年にTBSでスタートした「オールスター感謝祭」で

司会に抜擢され、相手役の島田紳助さんの扱いや

見事な生放送回しで、その名を広めました。

 

4曲目は、鈴木蘭々さんで「泣かないぞェ」。

「90年代の元気系バラドル」と呼ばれた鈴木蘭々さん。

中学一年生の時に原宿でスカウトされ芸能界に入り、

コマーシャル出演、雑誌モデル、女優としてデビューしたのち、

94年に子供番組「ポンキッキーズ」に

安室ちゃんと一緒にレギュラー出演したことでブレイクしました。

ブレイクを機に、バラドルとしても人気となり、

95年に、筒美京平プロデュースのもと、

こちらの「泣かないぞェ」という曲で歌手デビューを果たしました。

 

お別れの曲は、星屑スキャットで「青い珊瑚礁」でした。

星屑スキャットTOUR 2024「BEAUTIES ON DUTY」東京追加公演が決定!

チケットの一般発売が、4月28日(日)からスタートとなっています。

詳しくは、星屑スキャット公式ホームページをご覧ください。

https://www.hoshikuzu-scat.com/

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年4月28日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。