古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.04.07

2024年4月7日放送『双子特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第112回目のテーマは『双子特集』。

芸能界においては、いつの時代にも双子という枠・席があります。

今回は「双子特集」と題して、

顔や背格好だけでなく、歌声にも注目してお届けします。

 

まず1曲目は、ザ・リリーズで「好きよキャプテン」。

そして続けてお送りしたのは、FLIP-FLAPで「ふたりの浜辺で」。

ザ・リリーズは、75年にデビューをしますが、

これはこの年にザ・ピーナッツが引退するため、

ザ・ピーナッツが所属する渡辺プロダクションが、

ふたりの後継者としてザ・リリーズをデビューさせたそうです。

双子枠には大きな価値があったことがうかがえます。

 

3曲目は、工藤兄弟で「もっと俺のそばにおいでよ」。

工藤兄弟は、ホリプロタレントスカウトキャラバンに合格し、

92年から「笑っていいとも」でいいとも青年隊を務めました。                   

2008年に芸能界を引退されていますが、引退間際には、

「双子というセットで見られることが嫌だった」そうです。

今回お聴きいただいた曲は92年リリースのデビュー曲でした。

 

4曲目は、おすぎとピーコザ・パーティー」より一部お聴きいただきました。

この「ザ・パーティー」とは、おすピーさんがリリースしたLP。

このレコードは、79年、

実際に帝国ホテルであった35歳の誕生パーティーをベースに、

その後、新たにつくられた、実況中継風の録音盤です。

司会は久米宏さんで、ゲストに大島渚さんや大屋政子さん、

小森和子さん、西田敏行さんなどが登場し、

おすぎさん、ピーコさんがひたすら喋る・・という内容です。

 

お別れの曲は、ツインキーで「君の瞳に恋してる」でした。

80年代にデビューした双子ユニットの多くは、

爆発的な人気・・とまでには至りませんでしたが、

のちに再評価されたのが、ツインキーのこの曲です。

原曲はフランキー・ヴァリで、

日本では86年に少女隊が日本語でカバーしましたが、

翌年それをさらにツインキーがカバーしました。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年4月14日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

最新番組ブログ
パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ

    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。