古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.04.28

2024年4月28日放送『スローモーションSP』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第114回目のテーマは『スローモーションSP』。

5月1日に、デビュー42年を迎える明菜さん。

ということで、今回のミッツ・ザ・コレクションは、

中森明菜デビュー曲「スローモーション」づくしでお送りしました。

 

まず最初にお聴き頂いた「スローモーション」は、1989年4月29日と30日に、

よみうりランドEASTにおける「デビュー8周年記念ライブ」で歌唱され、

後に「AKINA EAST LIVE インデックス23」としてリリースされた「ライブバージョン」です。

近年、このライブ映像がテレビ放映されたことで、

「中森明菜待望論」がさらに強まるきっかけになったと言われているコンサートでもあります。

 

続いては、90年代、2000年代の明菜さんがセルフカバーした

「スローモーション」をお聴き頂きました。

方向性としてはどちらもボサノバ風のアレンジで再構築されていますが、

いずれもこの曲を大事にしている明菜さんの気持ちが溢れる歌唱です。

まずは2002年にユニバーサルからリリースされたセルフカバーベストアルバム

「Akina Nakamori~歌姫ダブル・ディケイド」より。

編曲は武部聡さん。この頃から、現在のボーカルスタイルが確立していった、そんな時期の歌唱です。

さらに続けてお聴き頂いたのは、1995年にMCAビクターからリリースされた

「true album akina 95 best」より、初めてのセルフカバーバージョンです。

古巣のレーベルから次々とベストアルバムが非公式にリリースされ続ける中、

「これが公式かつ最新の明菜の歌声」というメッセージを込めてリリースされた、

気合の3枚組アルバムです。明菜さんのボーカルも、円熟味と細やかさが溢れています。

編曲は藤原いくろうさん。

2000年代と90年代の「スローモーション」2曲続けてお送りしました。

 

お別れの曲ももちろん、中森明菜さんで「スローモーション」でした。

デビュー1年目・1982年のクリスマスにリリースされたミニアルバム

「Seventeen」に収録されている「スローモーション」です。

こちらは、シングル盤と同じバージョンではありますが、なんと曲の冒頭に、

明菜さんのモノローグメッセージが収録されています。

17歳当時の明菜さんからの曲紹介とともに、お別れでした。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年5月5日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。