音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第115回目のテーマは『ピンク・レディーカバー特集』。
まず1曲目は、吉井和哉さんで「ウォンテッド(指名手配)」。
ピンク・レディーにとって初のミリオンセラーとなった作品で、
オリコンチャートでは12週連続1位を獲得した大ヒット曲です。
この曲はこれまでに、SPEED、YMO(インスト)、
吉井和哉さんといった方々がカバーしていますが、
ここでは、吉井さんのカバーをご紹介します。
ウォンテッドがヒットしていた77年、吉井さんは11歳。
当時、実際に好きで聴いていた曲だったそうで、
2014年に初のカバーアルバムを作る際、
自ら選曲をして歌われたそうです。
2曲目は、UAさんで「モンスター」。
モンスターのリリース当時、UAさんは6歳。ご本人にとっては、
【近所の友達とブランコに乗りながら大声で歌っていた。
ブランコを揺らす勢いと共に「モンスター」と歌っていた】
そんな想い出があるそうです。
また、ピンクレディーのモンスターは、
モンスターの不気味な笑い声や悲鳴から始まりますが、
こちらのカバーではUAさんらしい
アンニュイさが活かされたアレンジから始まっています。
3曲目は、原由子さんで「UFO〜僕らの銀河系〜」
セールスは155万枚とシングルの中では最も売れた曲で、
この年の「日本レコード大賞」も受賞しました。
そんなピンク・レディーの代表曲は、
MAXやモーニング娘。土屋アンナ&夏木マリさんをはじめ、
多くのカバーがありますが、今回ご紹介したのは原由子さんです。
1991年にリリースされた原さんの3枚目のアルバム
「MOTHER」に収録されている曲で、
アレンジを小林武史さんと桑田佳祐さんが手がけた
実験的なナンバーとも言われています。
お別れの曲は、長万部キャッツで「河原の石川五右衛門」でした。
「長万部キャッツ」とは、1967年に結成された「シンガーズ・スリー」という
3人組の女性コーラス・グループの別名で、
この曲は78年、大瀧詠一さんによって企画され、録音されました。
シンドバッドを日本の盗賊・石川五右衛門に置き換えて歌っており、
作詞は原曲同様、阿久悠さんがされていますが、
当時、音源として発表されることはなかった、という曲です。
こちらは、「渚のシンドバッド」をメインに、
途中「S・O・S」「ウォンテッド」「カルメン’77」なども出て来ます。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2024年5月12日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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