古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.05.05

2024年5月5日放送『ピンク・レディー カバー特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第115回目のテーマは『ピンク・レディーカバー特集』。

 

まず1曲目は、吉井和哉さんで「ウォンテッド(指名手配)」。

ピンク・レディーにとって初のミリオンセラーとなった作品で、

オリコンチャートでは12週連続1位を獲得した大ヒット曲です。

この曲はこれまでに、SPEED、YMO(インスト)、

吉井和哉さんといった方々がカバーしていますが、

ここでは、吉井さんのカバーをご紹介します。

ウォンテッドがヒットしていた77年、吉井さんは11歳。

当時、実際に好きで聴いていた曲だったそうで、

2014年に初のカバーアルバムを作る際、

自ら選曲をして歌われたそうです。

 

2曲目は、UAさんで「モンスター」。

モンスターのリリース当時、UAさんは6歳。ご本人にとっては、

【近所の友達とブランコに乗りながら大声で歌っていた。

ブランコを揺らす勢いと共に「モンスター」と歌っていた】

そんな想い出があるそうです。

また、ピンクレディーのモンスターは、

モンスターの不気味な笑い声や悲鳴から始まりますが、

こちらのカバーではUAさんらしい

アンニュイさが活かされたアレンジから始まっています。

 

3曲目は、原由子さんで「UFO〜僕らの銀河系〜

セールスは155万枚とシングルの中では最も売れた曲で、

この年の「日本レコード大賞」も受賞しました。

そんなピンク・レディーの代表曲は、

MAXやモーニング娘。土屋アンナ&夏木マリさんをはじめ、

多くのカバーがありますが、今回ご紹介したのは原由子さんです。

1991年にリリースされた原さんの3枚目のアルバム

「MOTHER」に収録されている曲で、

アレンジを小林武史さんと桑田佳祐さんが手がけた

実験的なナンバーとも言われています。

 

お別れの曲は、長万部キャッツ河原の石川五右衛門」でした。

「長万部キャッツ」とは、1967年に結成された「シンガーズ・スリー」という

3人組の女性コーラス・グループの別名で、

この曲は78年、大瀧詠一さんによって企画され、録音されました。

シンドバッドを日本の盗賊・石川五右衛門に置き換えて歌っており、

作詞は原曲同様、阿久悠さんがされていますが、

当時、音源として発表されることはなかった、という曲です。

こちらは、「渚のシンドバッド」をメインに、

途中「S・O・S」「ウォンテッド」「カルメン’77」なども出て来ます。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年5月12日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。