古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.03.24

2024年3月24日放送『背中』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第110回目のテーマは『背中』。

「背中」という人間のパーツは、小説や歌において、意外と多く登場します。

見ることができない自分の背中に対してだったり、

誰かの背中に対する想いだったりと、使いかたや表現方法はさまざまです。

今回は、そんな「背中」をテーマにお送りしました。

 

まず1曲目は、ピートマック・ジュニアで「ルパン三世のテーマ」。

そして続けて、沢田研二さんで「サムライ」お聴きいただきました。

1977年、78年にリリースされた背中で語る男の歌です。

 

3曲目は、小泉今日子さんで「My Sweet Home」。

1994年にリリースされた35枚目のシングルで、

ドラマ「スウィート・ホーム」の主題歌としてヒットしました。

こちらは「父親の背中」が歌詞に出てきます。

当時キョンキョンはお父様を亡くされたばかりで、

その想いを歌詞に込めたそうです。

 

4曲目は、明石家さんまさんで「いくつもの夜を越えて」。

友人や恋人など、もう会えない人たちに向けられたもので、

「去っていく友人の背中にさみしさを感じた・・」、そんな1節が出てきます。

ちなみに作詞は、さんまさんご本人がされています。

さんまさんは、決して歌が上手な方ではないとは思いますが、

この曲では、さんまさん特有のしゃがれた声が、

いろんな意味で淋しさを誘っています。

 

お別れの曲は、KinKi Kidsボクの背中には羽根がある」でした。

「羽根」や「翼」というものは、

人間が遥か昔から手に入れたいと思っていたアイテムです。

コスチュームにも、翼や羽根つきは多く、神話性があり、

歌謡曲では好まれるワードではないでしょうか。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年3月31日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。