古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2023.05.01

2023年4月30日放送『ハーモニカが印象的な曲』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第68回目のテーマは『ハーモニカが印象的な曲』。

かつてハーモニカは、音楽教育の主役と言われたそうですが、

習ったか、習っていないかは、ある時代を境に分かれるといいます。

1970年代後半、ハーモニカに替わって

「鍵盤ハーモニカ」が授業で使われるようになったとのこと。

つまりそれ以来、ハーモニカの姿は学校から消えたということです。

今回は、そんなハーモニカが印象的な曲をご紹介していきました。

 

まず1曲目は、ザ・テンプターズで「忘れ得ぬ君」。

1967年リリースのデビュー曲。

ザ・テンプターズといえば

ショーケンこと萩原健一さんが有名ですが、

この曲ではボーカルではなくハーモニカを担当。

作詞作曲に加えボーカルは、リーダーの松崎由治さん。

当時まだ18歳ぐらいのショーケンのハーモニカをご堪能下さい。

 

続いて2曲目は、長渕剛さんで「巡恋歌」。

日本のミュージシャンの中でも

ハーモニカといえば欠かせない、長渕剛さん。

「巡恋歌」は1978年リリース。

長渕さんには、ハーモニカを使用する曲が90曲ぐらいあるんです!

ライブでのハーモニカ演奏は、これまたすごい・・・。

 

3曲目のハーモニカ楽曲は、ザ・ブルーハーツで「TOO MUCH PAIN」。

80年代のアマチュア時代から演奏されていた曲で、

リリースは1992年。12枚目のシングルでした。

ハーモニカ演奏はボーカルの甲本ヒロトさん!

ブルーハーツの曲の中にもハーモニカが使われた曲が多く、

中でもこの曲は人気。「吹いてみたい」という人も多いんだそう。

too much pain = 痛すぎる、という意味。その感じが伝わってきます。

 

お別れの曲は、中島みゆき&スティービー・ワンダーで「つめたい別れ」でした。

ジャズやクラシック、ポピュラー音楽に向いている

「クロマチックハーモニカ」の名手、

スティービー・ワンダーが演奏をしている楽曲。

コラボは、みゆきさんがアルバム制作のレコーディングやミキシングを、

スティービー・ワンダーのエンジニアチームに

依頼したことがきっかけで叶いました。

スティービー・ワンダーが来日する際、

みゆきさんに会いたいと言ってくれたそう。

ライブ前の国立代々木競技場の楽屋でご対面し、後日一緒にレコーディング。

みゆきさんは、スティービーのハーモニカの音を大切にしたいと考え、

当時、高音質といわれた12インチシングルでリリースしました。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2023年5月7日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。