ニッポン放送の新番組「ラジオ情熱ラボ〜ビジネスの先に〜」

毎週木曜日の21時からお送りします。

パーソナリティは、花王株式会社 DX戦略推進センター ECビジネス推進部 生井秀一とアナウンサーの八木ひとみです！

スタートアップ企業や注目の新規事業、未来に向けて情熱を注ぐ人、企業を代表する方をゲストにお招きし、事業を起こす際の進め方、成功へのマインドセットなど、ビジネスの実用的なお話を伺います。

今回のテーマは「意志を持って突き進む」！

石黒さんの経歴

生井：大学卒業後、ブラザー工業に就職されたのですね。
海外営業をご担当されていたのですが、海外志望だったんでしょうか？

石黒：はい、小学校一年生の時の作文に「世界を股にかける青年実業家になる」と書いていましたね（笑）。
実は英語はあまり得意ではなかったんですが、履歴書には英語が得意と書きました。

八木：結婚を機に退職されて、その後外資系のスワロフスキー・ジャパンを経て、スタンフォード大学の大学院でMBA（経営学修士）を取得されていますね。
どんな思いがあったのでしょうか？

石黒：就職や転職の過程で、MBAはキャリアにとって有利だと思いました。
また、子供ができたタイミングでもあり、日本には遅くまで預けられる保育所がなく、アメリカならあるだろうと思いました。
ところが、州によるのですが、シリコンバレーのあるカリフォルニア州には18時以降も開いている保育所がなかったんです。
どんな立派な経歴の方でも男女を問わず子供を迎えに行く、家族の時間を大切にする。

日本では保育所を延長し、長時間仕事をするという文化ですが、良くないと思っています。
皆が子供・家族の方を見て仕事をするという文化に変わっていってほしいですね。

生井：卒業後にシリコンバレーで起業されました。なぜ起業しようと思ったんでしょうか。

石黒：シリコンバレーは起業が盛んで、起業する人が一番偉いという概念があります。
そんな中、大企業への就職ではなく「起業がしたい！」と肌で感じました。

ネットイヤーグループの創業に参画

生井：その後日本でネットイヤーグループを創業されたのですね。

石黒：最初は自分で起業したコンサルティング会社でビジネスをして成長していたんですが、ちょうどアメリカのネットイヤーとも接点があり、日本でのビジネスモデルを聞いて参画しようと決めました。

八木：ネットイヤーグループの事業はどのような内容でしょうか？

石黒：基本的にはデジタルマーケティングやDXを支援する会社です。
ウェブやアプリの制作、データを収集・分析し、施策をします。
デジタルを作り企業を変革するお手伝いをしていますね。

乗り越えてきた壁は？

生井：輝かしい経歴ですが、壁を乗り越えた秘訣などあれば教えていただきたいのですが。

石黒：壁というのは、振り返るとなかったんですが（笑）。
選択する悩みはあったのだと思うのですが、
自分の強み・成功体験・価値観、相手が求めていることなどを総合的に考える時間を多く持ち、決定してきました。
そこまで考えて出した決定であれば、自分に責任がありますので、たとえ失敗しても仕方がないと思えます。
なので振り返ると壁はなかったな、と！

次回も石黒不二代さんにお話を引き続きお伺いします！

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