ニッポン放送の新番組「ラジオ情熱ラボ〜ビジネスの先に〜」

毎週木曜日の21時からお送りします。

パーソナリティは、花王株式会社 DX戦略推進センター ECビジネス推進部 生井秀一とアナウンサーの八木ひとみです！

スタートアップ企業や注目の新規事業、未来に向けて情熱を注ぐ人、企業を代表する方をゲストにお招きし、事業を起こす際の進め方、成功へのマインドセットなど、ビジネスの実用的なお話を伺います。

今回のテーマは「はじめての起業」！

生井：最近は働き方が多様化してきて、独立して起業する人や副業をする人などが増えていますね。

八木：そうですね。

生井：大企業から起業された長谷川さんに色々とお伺いしようと思います。

ゲストは MOON-X株式会社 CEO 長谷川 晋さん！

長谷川さんの経歴

八木：新卒で東京海上火災に入社後に、P＆Gで10年間お仕事されていますね。
その後楽天に行かれるきっかけなどあったのでしょうか。

長谷川：P＆Gはものすごくよくできた会社ではあるのですが、
自分がP＆Gという傘の下なのでやれているのか、あるいは本当にゼロから価値の作れる、バリュー・クリエイションのできる人間なのか、課題感を持っていました。
そこで、楽天に入らせていただいて、シンガポールオフィスの立ち上げやグローバルなマーケティング組織の立ち上げなど、ゼロから価値を作っていくようなことにチャレンジさせていただきました。

生井：その後Facebookに入られたんですね。

長谷川：そうですね、もともと自分で会社を立ち上げようと思っていたので、Facebookに声をかけていただいた時は、一度はお断りしました。
ですが、Facebookのカリフォルニアにある本社にお邪魔した時に、
みなさんが、優秀・性格もいい・自分の人生も楽しんでいる、という異様に高い三拍子がそろっていて、焦りました。
自分が焦るほどすごい人がたくさんいる環境で自分を磨けるのであれば、自分が事業をやるのは先延ばしでも良いのではと思いました。

「おっさん起業」！？

八木：その後2019年に満を持してMOON-Xを創業されたんですね。
全てを経験したからこその起業だったんでしょうか。

長谷川：26歳くらいから自分で事業をやるとは決めていたのですが、何をやるかは決まっていませんでした。
言葉を選ばずに言うと「おっさん起業」なので、（笑）、若い頃に思いついた事をやる起業とは違い、
自分が積み上げた経験や身につけた強み・ネットワークをフルに活用し、規模感や成功確率を上げた形でビジネスにチャレンジしたいなと思いました。

生井：「おっさん起業」って良い言葉だと思います！
経験をちゃんとバックキャスティングされていますよね。

変化を楽しむ

生井：長谷川さんにとってのターニングポイントなどはありますか。

長谷川：3つ4つありますね。
9歳でアメリカから日本の小学校に転校した時は人生最大のピンチでしたね。
あとは大学時代にハンドボール部のキャプテンをやったんですが、全然ダメだった時。
P＆Gに転職した時もうまく回らなくて悩んだり、シンガポールでも円形脱毛症になったり。
特に変化がある時に同時にピンチも訪れていて、必死で何とか生き延びる中で、あの時が一番成長したな、痺れるような楽しさがあったなと思います。

生井：変化に立ち向かって楽しみながら成長しているんでしょうね。

長谷川：僕の中での変化って甘くないんですよね。
そういうものだと覚悟を決めて、乗り越えたら成長する・痺れるようなワクワク感があると思って、変化を無理やりにでも歓迎します。
変化のスピードがどんどん速くなっている世の中なので、今後は変化に流されるのではなく乗りこなす人や、自ら変化を起こす人が強いのではないかと思います。

次回も長谷川晋さんにお話を引き続きお伺いします！

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