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2025.10.06

#392 「子どもたちの『サンマ』の解決に向けて!三重県津市で月一回実施されているプレーパークの魅力に迫る!」

あなたは「サンマ」と聞いて、何をイメージしますか?

10月に入って、やっと暑さも和らいで過ごしやすい季節になりましたね。今、子どもたちが「外遊びをするケースがかなり減っている」と言われています。

考えられる理由は

・ゲームやスマートフォンなど、デジタル端末の普及。

・塾や習い事で遊ぶ時間が減っている事。

・また最近の公園は、ボールを使って遊んじゃダメ!

・大声を出して遊んじゃダメ!と禁止事項が多くて…

そもそも夏は、暑すぎて外遊びが危険だったりと…

子どもたちに「サンマがない。サンマが足りない」と言われているのです。これ「魚のサンマ」じゃないのです。

「3つの間」で「三間」。

1つ目が、子どもが自由に遊べる「時間がない」、時間の「間」。

2つ目は、子どもたちが安全にのびのびと身体を動かせる「空間がない」、空間の「間」。

そして3つ目、一緒に遊ぶ「仲間が少ない」、仲間の「間」。

この「時間、空間、仲間」3つの「間」が子どもたちに足りないから、日常的な外遊びが難しくなっていると考えられているのだそうです。そんな中、三重県津市で活動する「榊原未来会議」という市民団体がありまして、そこが月に一回実施している「さかきばらのプレーパーク」という子どもたちの外遊びに関する取り組みが、話題になっているのです。

津市(つし)は、三重県の県庁所在地であり、中勢地域に位置する市。
津市は伊勢平野のほぼ中心部にあり、海沿いに市街地がある臨海都市でもある。人口は四日市市に次いで県内第2位で、面積は県内最大である。都市雇用圏の人口は約50万人。
江戸時代には、藤堂家が治める津藩の城下町として栄えた。旧津市は日本で最初(1889年〈明治22年〉4月1日)に市制施行した31市の1つで、この時点で市制施行をしたのは東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)では津市のみであり、これは名古屋市より早い。wikiより引用

具体的にどんな取り組みなのでしょうか?

榊原未来会議」の代表、越野健司さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 越野さんのところで毎月実施されている「さかきばらのプレーパーク」ですが、これはどんな取り組みなのですか。

 

越野「『冒険遊び場』とも呼ばれているのですけれども、モットーは『自分の責任で自由に遊ぶ』という遊び場なのです。自然が豊かにあるので、それを生かした遊び場になっています」

越野「公園によくある備え付けの遊具で遊ぶのではなく、自然の木や土、草花や水、昆虫など…そういった自然のものを使って遊ぶのです 子どもたちが自分で工夫して遊びを見つけるのがポイントになっています」

晴の輔 なるほど。

 

越野「先ほども仰っていただいていましたが、最近の公園には禁止事項が多すぎて本当に自由に遊ぶことができません。また大人が遊びを決めてしまったり、遊ぶ前から汚れるからやっちゃダメ、危ないからダメと言われて子どもが自分で遊びを考えることができなくなっています。さかきばらのプレーパークに初めてくる子たちは、だいたい「何で遊んだらいいの?」とよく聞かれます。『やりたいと思うことをチャレンジしてみようよ』『何もしなくてもいいんだよ』と話したりしています。自分で決めたことをとにかくやってみて失敗もたくさんして体験していって欲しいです。」

晴の輔 そうですね。確かに、公園は子どもが自分で自由に遊びを決める場ですね。そういう意味で「自分の責任で遊ぶ」というのは、厳密な責任感というより「自分で遊びを見つける」という意味なのですね。

 

越野「はい、そういうことです」

越野「2021年4月からです」

 

晴の輔 利用者の感想はいかがですか。

越野「印象的なのは子どもの笑顔です『楽しんでいるのだな』と感じますね。大人の方からは『決められた体験や遊びに縛られないのがいい』『自然にコミュニケーションが生まれる』『人目を気にせず遊べるのが良い』といった感想をいただきます」

晴の輔 むしろ大人の方が気づくことが多いのかもしれませんね。

 

越野「そうですね」

越野「子どもたちが『やってみたい』を実現できることですね。小さい子は大きい子の遊びに刺激を受けたり、大きい子は小さい子に見せながら挑戦してみたりと、そうした自然な関わりが生まれます」

 

晴の輔 「さかきばらのプレーパーク」は真っ白なキャンバスのような場所なのですね。

※画像は全て「榊原未来会議のインスタグラム」から

越野「ええ、まさしくそうです。子どもにとって『遊ぶ』ということは生きる力につながっています。だからこそ大人もその価値を理解して見守ってほしいですね。子どもたちは地域で育っていくのが一番だと思っています」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、さかきばらのプレーパークで遊ぶなら・・・

・思いっきり木登りがしたい

それとも

・思いっきり泥遊びがしたい

どっちだ!?晴の輔

 

おーン、遊ぶなら木登りか?泥遊びか?どっちにするか…えーっとね、どうしよう…ん!えーとね…、じゃあ、決めました!

 

「思いっきりドッジボールがしたい」

 

 

選ばなくてすいません。ドッジボールで遊びたいです。理由はこのコーナーのタイトルが「どっちだ!?晴の輔」だから

今日は「子どもたちの『サンマ』の解決に向けて!三重県津市で月一回実施されているプレーパークの魅力に迫る!」というトピックスでお届けしました。プレーパークは自然を生かした自由に遊べる場でしたね。印象的だったのが子どもの方から「何で遊んだらいいの?」と言われたということ。今の子どもたちは、何もないゼロから遊びを作り出す機会が少なくなったかもしれませんね。このプレーパーク子どもも親御さんもいろんな発見新しい発想が生まれる場かもしれません。今月は19日(日)に実施予定だそうです。

そんな「さかきばらのプレーパーク」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。