あなたは最近、同窓会やクラス会などの集まりに参加したことがありますか?
2年前、2022年の4月に成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。日本の成人年齢は1876年/明治9年に20歳と制定されて実に146年もの間、成人は20歳とされていました。戦後の昭和21年、敗戦で暗くなっている若者たちに、明るい希望を持ってもらおうと、現在の埼玉県蕨市の青年団が「青年の集い」を企画。小学校の校庭にテントを張って開催したら、これが大いに盛り上がって若者たちはとても励まされたのです!これが、全国に広がって「20歳の成人式」へと発展していったのです。今は成人が18歳になりましたから、成人式はほとんどの自治体が「二十歳の集い」として行われていますね。
今回はそんな「同年代のつどい」にまつわる話題!
舞台は忍者の甲賀流で知られる滋賀県甲賀市。
甲賀市(こうかし)は、滋賀県南東部の甲賀地域にある市。県の南端に位置し、南東端は三重県、南西端は京都府と接する。2004年(平成16年)に旧甲賀郡の5町(信楽町、甲南町、水口町、甲賀町、土山町)が平成の大合併で合併して発足した市であり、旧郡域の大部分を占める。
なお「甲賀」の読みには「こうか」と「こうが」の2通りあり、市町村合併後の市名決定のために決選投票が行われた結果、従来の甲賀郡(こうかぐん)の読み方を引き継ぎ、清音の「こうか」を市名の読みに採用した。wikiより引用
甲賀市信楽伝統産業会館
(信楽)駅たぬきお出迎え
自治体は甲賀(こうか)と発音するのですね。その甲賀市で来たる2月23日に「30歳のつどい」という会を実施するというので注目を集めているのです。一体、どんな集いなのでしょうか?
甲賀市役所・政策推進課の山本康さんにお話しを伺います。
晴の輔 甲賀市が企画した「30歳のつどい」はどのような集まりになりそうですか?
山本「若者が同世代とのつながりを取り戻し、ふるさと甲賀市について考える機会を創出することを目的に、今年度30歳を迎える方で、市内小学校から高等学校のいずれかに通学していた方や、現在甲賀市に在住・在勤の方が無料で参加いただけるイベントです」
晴の輔 なるほど。出身者か、現在住んでいたり勤めたりする方ですね。
山本「30歳限定になります」
晴の輔 「二十歳の集い」は今もありますか?
山本「はい、ございます」
山本「大きく分けると4点ございます。一つ目が、甲賀市10年間の変遷がわかる動画を投影いたします。二つ目が、滋賀県住みます芸人の『ノーサイン』さんの出演がございます。三つ目が、30歳の代表者による現在の取り組み発表。そして目玉である四つ目が、大抽選会を予定しております」
晴の輔 何かが当たるわけですね?
山本「何かが当たります」
山本「検討中です」
晴の輔 お楽しみっていうことですね。30歳という年齢が「今みんながどういう取り組みをしているか?」意外と同級生は気になりますよ。
山本「気になりますし、実際に分からないので『現在の取り組み発表』というものをイベントの内容に含めました」
山本「『甲賀市政策推進課』です。今年度30歳を迎える甲賀市職員を集めてプロジェクトチームを立ち上げ、企画検討を行いました。」
晴の輔 30歳パワーでこのプロジェクトが動いているわけですね。
山本「はい、そうです」
山本「私も甲賀市に生まれ育ちましたが、市内には同級生は数えるほどしかおりません。どんどん同世代とのつながりが希薄になっているなと感じ、何かイベントが出来ないかと『30歳のつどい』を企画しました」
晴の輔 同窓会的な部分もあるけど、同世代でも話していない人は多い。新しく甲賀市に住み始めた人もいますし、交流の場を作りたいって部分もあるのですね?
山本「そうですね。甲賀市に縁のある方の参加も頂きたいですが、出身が甲賀市でない方は同世代との繋がりが限定されているので、新たな横のつながりが生まれることを我々は期待しております」
晴の輔「二十歳のつどい」で一度地元に戻ります。でもその頃はまだ若いから行った先の方が楽しいしワクワクする。でも30歳だとやっぱり地元の良さを感じる年齢になります。
山本「はい、そうです」
山本「ありがとうございます」
晴の輔 この集まりをきっかけによい結び付き、新しいエネルギーが生まれそうです。
山本「そういったことを期待しております」
晴の輔 新たなやり方というか忍者ではないですけど「甲賀流」みたいな感じでね、これがさらに全国に広まっていく可能性もありそうです。
山本「そうですはい」
晴の輔 そう言えば山本さんは?
山本康さん
山本「はい、今年度30歳になります」
晴の輔 プロジェクトチームですからね。参加される?
山本「はい、スタッフとしても参加しますし(笑)、一参加者でもあります(笑)」
山本「(笑)そうですね」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、甲賀市のイベントを宣伝するなら・・・
「二十歳のつどいを宣伝する」
それとも
「30歳のつどいを宣伝する」
どっちだ!?晴の輔
宣伝…甲賀市の出身者、在住者が対象だからね。宣伝…え~、あ!決めました!
「両方宣伝する」
甲賀市の20歳も30歳も参加者が増えるように来てね!
今日は「滋賀県甲賀市で実施される『30歳のつどい』そこに込められた想いとは?」というトピックスでお届けしました。今年度30歳を迎える市の職員が企画した同世代のイベントですよ。今、全国どの自治体も高齢化が進んでいますからね。若い人が直接集まることにとても意味があると思います。このイベントをきっかけに何かが生まれるはず。
そんな「甲賀市の30歳のつどい」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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