あなたは、「地域おこし協力隊」と聞いて、どんなイメージがありますか?

地域おこし協力隊。
これまでこの番組では、それぞれの自治体で活躍する、地域おこし協力隊の方にご出演いただきました。
思い出すとね、ヨガでその地域を盛り上げている方とか、その地域の特産品、山椒を使ってパンを作っちゃった方とか。その方たちに共通しているのが、活き活きしているところですかね。
そもそも「地域おこし協力隊」ってどうやったらなれるの?
どんな制度なのか?
興味がある方、結構いると思います。
そこで今回は「地域おこし協力隊」について、総務省・地域自立応援課の課長補佐、菊地信果夫さんにお話し伺います。
晴の輔 この地域おこし協力隊とは、簡単に言うとどういう制度になるのでしょう。
菊地「三大都市圏を始めとする都市・地域から、過疎地域等の条件不利地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの『地域協力活動』を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。」


晴の輔 移住、そのまちに住むということですね。具体的にはその活動内容はどんな感じなのですか?
菊地「これがホントに様々でして、代表的でイメージし易いのは農林水産業。観光業や文化芸術があります。伝統芸能の継承、ICTの普及など様々ございます。面白いところでは『中華料理屋さん』の跡継ぎを募集している団体もあります。」
晴の輔 なるほど!地域おこし協力隊は幅広いジャンルなのですね。芸術的な地域おこしもあります?
菊地「もちろんございます。」

菊地「それ最高ですね。」
晴の輔 いけますね。
菊地「(笑)いけます、いけます!」
晴の輔 そうか。農業を手伝う、漁業を手伝うではなくて、対象が相当幅広ですね。全国でどれくらいの方が活躍されているのでしょう。
菊地「直近で私どもが公表している数字は、全国1,065の団体、5,560人の方が活躍いただいております。」
晴の輔 地域おこし協力隊は、若い方というイメージがあります。

菊地「全体の7割は20代、30代ですが、最近は40代以降の方の割合が高まっております。」

晴の輔 実際に、地域おこし協力隊の方と接する機会が多いと思うのですけど、印象に残っている方、インパクトある方いらっしゃいますか?
菊地「昨年の5月に秋篠宮殿下、同妃殿下に、宮城県・高知県の地域おこし協力隊の方々が御接見させていただく機会がございまして、皆様大変興味深い活動されていらっしゃいました。」

菊地「ただ、オンラインでした(笑)。」
晴の輔 (笑)なるほど。でもオンラインでも凄いですよ。
菊地「凄いことだと思います。大変光栄なことであると、皆さんおっしゃっていました。」
晴の輔 そうですか!地域おこし協力隊に興味がある方は、結構多いと思います。

菊地「『一般社団法人移住・交流推進機構』というものがございまして、略称『JOIN』と呼んでいるのですけど、そのホームページにアクセスしていただければ、様々な協力隊の募集情報が載っておりますので、まずはご覧いただきたいと思います。」
晴の輔 イベント的なものもあるのでしょうか?
菊地「その通りでございまして『地域おこし協力隊全国オンラインイベント』という形で1月22日(土)、2月12日(土)、3月6日(日)に行う予定です。」

晴の輔 1月22日(土)はすぐです。参加するには?
菊地「事前に申し込む必要がありますのでコチラ『地域おこし協力隊 全国オンラインイベント』から申し込みページに行ってください。」
晴の輔 参加費は?
菊地「無料となります。」
晴の輔 菊地さんが思う「地域おこし協力隊」の魅力ってどういうとこでしょう。
菊地「私はずっと申し上げておりますが『多様性』ですね。様々なバックグラウンドや思いを持って、多くの人たちが色々な活動を5,560通り行っておられます。様々な地域活性化活動が積み重なって、多様な地域が生み出されていく。それはおそらく『日本の強さ』『強靭化性』にもつながっていくと思うので『多様性』をキーワードに、今後もより良い制度としていきたいと考えています。」

晴の輔 それで地域をおこして、感動をおこすに繋がればいいですね。
菊地「はい、まさにそういうことです。『自分をおこして』『感動をおこして』『地域をおこして』そして『日本をおこす』のです。」
晴の輔 いいですね。夢が広がりますね。
菊地「個人的には、行かれた隊員の方々が『生き生きと自分らしく暮らせる』これがこの制度の『何よりの目的であり成功である』と考えております。」

晴の輔 なるほど!
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、地域おこし協力隊のイベントに協力するなら・・・
『司会で協力する』
それとも
『落語で協力する』 どっちだ!?晴の輔」
あ~、イベントだったらね、協力するなら…よし、決めました!
『落語で協力する』
本業ですからね、落語で強く盛り上げますよ!

今日は「全国で活躍する地域おこし協力隊!その魅力に迫る!』というトピックスでお届けしました。菊地さんの話を聞いてイメージが変わりました。落語家の僕でも協力できそうですね。知れば知るほど幅が広くて魅力的です。興味のある方、イベントもありますのでコチラの「地域おこし協力隊全国オンラインイベント」をご覧ください。
そんな「地域おこし協力隊」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 都会に住んでいる方は、どこか「故郷」が欲しいという欲があります。第二の故郷が欲しくなったらすぐに行動でしょうか。
菊地「そうですね。いきなり移住するのはハードルが高いので、二泊三日で顔合わせ的に、地域の方、行政の方などに会う『おためし地域おこし協力隊』があります。」
晴の輔 それは分かりやすいですね。
菊地「『二泊三日では期間が短い』との声もあり、今年度より『2週間から3か月間』に渡って、移住はしないのですが実際の協力隊と同じ活動をしてもらう『地域おこし協力隊インターン』という制度が新たに始まっております。」
晴の輔 制度がどんどん進化しています。
菊地「ここ数年でパワーアップしています。休み期間中の学生さんにはインターンが合っていると思います。」
晴の輔 なるほど!
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 受け入れている都道府県で多い所は?
菊地「ダントツで多いのは『北海道』でございまして、699人になります。」
晴の輔 北海道は自治体も多い。
菊地「そうですね。それと元々『移住先として人気が高い』ことが協力隊の受け入れも多い傾向にあります。2位は長野県で416人です。」
晴の輔 なるほど!北海道と来たので次は沖縄県かと思っていました。
菊地「(笑)長野県は首都圏からも近いですし、友だちにも気軽に会いに行ける距離感などがあり、人気があるのだと思います。」」
晴の輔 距離的にちょうどいい!
地域おこし協力隊の方にご出演いただいた回
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