週刊なるほど!ニッポン

2018.07.30

#17 「沖縄のソウルフード!?てんぷらの秘密」

まずは、私からの問いかけです。あなたの好きな天ぷらの具材は何ですか?

今回のトピックスは、「沖縄のソウルフード!?てんぷらの秘密」の巻

沖縄のソウルフードと言われて、天ぷらをイメージする方は、ほぼいないと思います。
天ぷらと沖縄…
沖縄というと何を思い浮かべます?ゴーヤーチャンプルーとかソーミンチャンプルー、ソーキそば…うーん、泡盛、オリオンビール、シーサー、安室奈美恵さん… 激しい成人式…。


実はワタクシ先日、東京銀座にあります、沖縄県のアンテナショップ、「銀座わしたショップ本店」へ行ってきました!沖縄の食材や商品が4千種類以上ズラーっと並んでいるのですよ。沖縄産マンゴーだとかハブ酒とか、冷やし沖縄そばなんてのもありました。

一番驚いたのは日本一収穫の早い新米「石垣島ひとめぼれ」です。【入荷しました!】と書いてありましたよ!奥に行くとイートインスペースもあって、「ソーキそば」や、「ブルーシールアイスクリーム」が食べられるのですが、そこで初めて「沖縄の天ぷら」をいただきました。
沖縄独特というか具材も衣も初めての体験でした。そこで「銀座わしたショップ本店」の渡嘉敷賢一さんにお話しを伺いました。

 

-もずくの天ぷらを頂きまして、初めてだったのですけど。沖縄ではもずくって当たり前なのですか?

渡嘉敷「当たり前に食べますね。他にもイカとか魚とかありますし」

-魚はどのような種類があるのですか?

渡嘉敷「白身魚であるシイラですね」

-シイラってどんな魚でしょう?

渡嘉敷「緑と黄色でちょっとトロピカルな大きい魚です」

-ほお!もずくって海藻の香りがありますし、食感はまるで糸こんにゃくを食べているような感じだったのですけど。

渡嘉敷「そうした食感が残ったままの天ぷらになります」

-沖縄の天ぷらって衣の味が違いますよね?

渡嘉敷「本土と違うのは太くしていますね。衣を厚めにして、中にある食材の味を包み込んでいます」

-見た目は天ぷらというよりは洋食のフリッターのようで、衣がモチモチ。

渡嘉敷「沖縄ではウスターソースを衣に馴染ませて食べるのが一番の食べ方ですね」

-えっ、僕はそのままいただいたのですけど沖縄の天ぷらってソースかけるのですか?

渡嘉敷「普通にスーパーで売っているウスターソースをかけてパクッて食べていただければ」

-へえ~、沖縄の人ってどんな時に天ぷら食べるのですか?

渡嘉敷「おやつ感覚でしょうね。テーブルの真ん中においてTVで高校野球観ながらいただくイメージです(笑)天ぷらかじりながら」

-種類も豊富なのですか?

渡嘉敷「フーチバ(よもぎ)を天ぷらにしたり何でも天ぷらにします」

-なるほど!ところで沖縄の天ぷらで作った天丼はあるのですか?

渡嘉敷「めんつゆとかでは食べたことは無いのですけど、ウスターソースですのでご飯と合いますよ」

-えっ?それではご飯の上に沖縄の天ぷらが乗っていて、ウスターソースかけるのですか?

渡嘉敷「ハイ、天ぷらをめんつゆで食べることは本土に出てきてから知ったことなので」

-東京の天ぷらを初めて食べた時、衣の食感とか違うと思うのですけど、どう思いました?

渡嘉敷「食材そのものの味が口の中に広がる感じがして美味しかったです。」

-でも、心のどこかでウスターソースかけたいな!と思いました?

渡嘉敷「(笑)でも沖縄の衣が太い(厚い)からウスターソースが美味しいのですよ」

-衣がちょっと甘めなニュアンスもあるので、食感としてドーナッツ的なものも感じました。食事でも、おやつでも、つまみでも好きな時に食べられるという感覚ですね。どこで買えるのですか?

渡嘉敷「私の自宅だと近所に3軒ぐらいあるのですけど」

-スーパーですか?

渡嘉敷「いえ、『天ぷらや』があるのですよ」

-へええええええ、総菜のように天ぷらだけ扱っている。いくらぐらいなのですか?

渡嘉敷「沖縄では100円以下で食べられたりします。ですからおやつ感覚で学校帰りに歩きながら食べます」

-おお、部活の帰りにコロッケ買ってつまみながら…それと同じイメージなのでしょうね。

渡嘉敷「コンビニのように『天ぷらや』はありますから」

「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー

お題は…「落語の舞台前に食べたいのは? 「もずくの天ぷら」「ソーキそば」どっちだ!?晴の輔」

…決めました。

「ソーキそば」

いやだってね (笑) 本番前に天ぷらはねえ、それこそ本番前はあがってしまうでしょ。でもまあそんなこと言ったら、ソーキそばも本番前にのびちゃいますか…
前座の頃、師匠について那覇市のパレット市民劇場によく行ったのですよ…ああ、沖縄行きたいなあ。その こ ろ も 懐かしい!

 

今日は、「沖縄のソウルフード!?てんぷらの秘密」というトピックスでお届けしました。

この夏休み沖縄に行きたいですね~。
取材の日、沖縄の最高気温を調べたら31度だったのですよ、東京は36度。沖縄の方が涼しいのですね、沖縄を避暑地と呼ぶ日も近いのでは…。暑いから沖縄に涼みに行こうぜ~なんて会話が出そうですけど… でも沖縄に行けない方は、東京銀座にあります、沖縄県のアンテナショップ、「銀座わしたショップ本店」に行ってみてください。

天ぷらが食べられますから、ぷらっと寄ってみてください!

それでは次回もお会いしましょう!

週刊なるほど!ニッポン 編集長・立川晴の輔でした!

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
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      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。