スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2021.04.30

2021年4月26日(月)

どなたでも何かしらやっていたのでは?

『子どもの頃の習い事』についてです。

 

■今週(4/26~4/30)のテーマ:『子どもの頃の習い事』

 

4/26(月)  『習い事の現状』

 

学研ホールディングスが小学1年生から6年生の男子・女子合わせて

1200人を対象に調査した『小学生白書2020』によりますと、

習い事で最も多かったのは『水泳』で26.7%でした。

 

2位以下は『受験のための塾、または学校の補習のための塾』、

『英語塾や英会話教室』、『通信教室』、『音楽教室』の順に続きますが、

いずれも10%台後半でした。

逆に『習い事はしていません』というお子さんは21.3%でした。

 

私は3歳からピアノを習い始めましたが、それは母の夢でもありました。

母が子どもの頃は戦時中で、ピアノを弾きたくても

ピアノを持っている家庭はなかったので、

ずっとオルガンで我慢していたそうです。

 

そんな母は“いつか自分に子どもが生まれたら、

絶対にピアノを習わせよう”と心に決めていましたが、

1人目も2人目も男の子でした。

その後、3番目の子どもを妊娠してすぐピアノを買うために

500円札貯金を始めたそうです。

そして生まれたのが私でしたので、

必然的にピアノ教室に通うことになりました。

 

ピアノは中学生までやっていましたが、

それは芸能界に入ってから役立ちました。

ところが以前、実家に帰った時、久しぶりにピアノを弾こうとしたら、

指がすっかり忘れていました(汗)

いつかまた習って、前みたいに弾けるようになりたいです。

 

習っていた頃は“何で私だけピアノに行かないといけないのかなぁ”って

兄を恨めしく思っていましたが、今は感謝しかありません。

“50の手習い”、また私も始めたいな。

 

 

4/27(火)  『ピアノ』

 

“ピアノが習い事に良い”と言われる理由の1つに

“毎日コツコツ練習した結果、上達し、積み上げていくことの大切さを

音楽を通して得られるから“というのがあります。

 

ピアノを始め音楽系の習い事の場合、上達するためには

日々の練習が大切です。

そうやって毎日コツコツ練習した結果、上達することで

“積み上げていく大切さ”を知ることができます。

また練習の時間によって、遊ぶ時間や自由な時間を

我慢しなければならないですが、それによって忍耐力もつきます。

こうしたことは運動系の習い事にも言えますネ。

 

そんな中、ピアノは右手と左手、さらに足を使って

自分の音を聴きながら弾くため、

脳が刺激されて集中力がつきます。

 

また、手や指は『第二の脳』ともいわれています。

手や指を動かすことで、脳に影響を与えて活性化させることは

研究でも分かっています。

 

他にも、これはピアノに限らず音楽系の習い事全般に

言えることですが、音感やリズム感が身につくことが期待できます。

さらに子どもの頃から音楽を学んでおくと、将来、

外国語を習う時にも役に立つといわれています。

例えば英語の『L』と『R』、『B』と『V』の発音の違いなど、

聞き取りやすくなるそうですよ。

 

ピアノのおけいこに行って練習曲を渡されるのに、

全然練習しないで次のおけいこに行くと、

さすがにバレて叱られる・・・という記憶がよみがえってきました。

 

コツコツやらないといけないんですよネ。本当に。

子どもの頃の自分にそう言って聞かせたいです。

 

 

4/28(水)  『そろばん①』

 

そろばんは、計算の方法やスムーズな暗算を行うのに役立つ

習い事です。

 

日本珠算連盟によりますと、

そろばんを習うことで様々な6つの力が身につくそうです。

1つめは『注意深く観察する力』。

そろばんをやることで、集中力と同時に

“数字を注意深く読みとる能力”が高まってくるそうです。

 

2つめは『イメージやヒラメキの力』。

そろばんの上級者の方は“頭の中にそろばんをイメージして計算する“と

いわれているそうですが、研究の結果、その際に

右脳を使っていることが分かったそうです。

 

問題解決や発明といった“ヒラメキ”は、右脳から発生すると

言われていますが、そういった“脳力”が

そろばんによって開発されるそうです。 

また、そろばんの指先のトレーニングも脳力を養うのに良いそうです。

 

3つめは『記憶する力・記憶力』です。

勉強の時、暗記が必要ですが、その際、一般的には脳の中でも

左脳が使われるとされています。

但し、左脳の記憶は“覚えにくく、忘れやすい”そうです。

 

それに対して、右脳の記憶は画像で見て覚えるため、

“長期間失われない”といわれています。

そろばんは右脳を鍛えてくれるため、記憶力のアップに役立つと

考えられています。

 

私はそろばんも長いこと、習っていまして・・・

あの頃何であんなに暗算ができていたのか、不思議に思いましたけど。

確かに脳の中にそろばんが出てきて、指がパチパチはじくんですよネ。

確かにその中で計算していましたよネ。

今の子もそろばん、習うんでしょうかネ。

 

 

4/29(木)  『そろばん②』

 

そろばんを習うことで6つの力が身につきますが、

『観察力』、『イメージやヒラメキの力』、『記憶力』に続いて、

4つめは『集中力』です。

 

そろばんの場合、問題の答えを導き出すために、書かれた数字や

読み上げられた数字を見たり聞いたりして、記憶しながら正確に

指を動かすことが必要とされます。

しかも、決められた時間内にいくつもの問題を正確に解くためには

集中力が必要です。

 

5つめは『情報を処理する力』です。

早口で読み上げられる数字を瞬時に記憶して計算することで、

情報を処理する能力が育つそうです。

こうした能力が身につくと、パソコンに入力したデータに

誤りがあってもパッと目を通した瞬間、すぐに気づくと

いわれているそうです。

 

6つめは『速く聴いたり、読んだりする力』です。

“願いましては429円なり、924円なり、1242円では”といったように、

読み上げる数字を聞いて計算する

『読み上げ算』というのがありますよネ。

これによって『速く聴き取る力』が養えるとしています。

 

また、数字をブロックごとに素早く読み取って処理することによって、

『速く読む力』が身につくともいわれています。

 

今、“そろばんの授業がある学校”と“ない学校”があるって聞きましたが、

これならばやったほうがイイですよネ。

私が子どもの頃は、そろばんを入れる袋にみんなこだわって

持ち歩いていましたネ。

 

また私の実家には、時代劇に出てくるような

『下五玉』のそろばんがありました。

そろばんの良さ、今一度見直したいですよネ。

 

 

4/30(金)  『習字』  

 

お習字をやる最大のメリットは、

キレイな字を書けるようになることです。

今はパソコンやスマホが主流の時代ですが、

手書きが必要なケースは意外とあります。

そんな時、キレイな字が書けると印象が大きく違ってきます。

 

また冠婚葬祭のように、筆ペンを使う機会も結構ありますよネ。

そんな時、“ちゃんとお習字をやっておけば良かったな・・・”と思われたこと、

あるんじゃないでしょうか。私はあります。

 

さらにお習字を学ぶことで、文字の正しい書き方や書き順を

知ることができます。

 

そして、お習字をやることで姿勢が良くなります。

書道教室でも最初に習うのは正しい姿勢からです。

姿勢が良くないと上手に書くことはできません。

 

他にも、集中力や忍耐力が養われます。

お習字は真っ白な半紙に一気に文字を書いていきますが、

とても集中力が必要です。

また、納得できる文字が書けるまで何度も何度も書き直しますが、

こちらは忍耐力が必要です。

 

子どもの頃に身についてしまった字のクセは、

大人になると直すのが難しいそうなので、

そういった点でも子どもの頃に

お習字を学ぶのは良いことだそうです。

 

私、お習字も習っていました。

あのシーンとした空間で、墨の香りをかぎながら

半紙に筆を入れる。

子どもの頃は苦手な時間でしたけど、

やはり何かが身に付いていますよネ。

 

女優の仕事はいろいろ必要なので、

子どもの頃に戻ってあれもこれも習いたい心境です。

 

 

■今週の感想 

 

今回は習い事の中から、ピアノ・そろばん・お習字について

お話させていただきましたが、どれも私、習ってました。

 

子どもの頃は習い事に行く時、

毎回楽しい気持ちだったわけではありませんが、

今から思えば習わせてくれた親に感謝です。

その分、もっと真剣にやっておけば良かったかな・・・と

後悔もしています。

 

私の場合、ピアノを習っていたおかげで、

ドラマで役を頂いたこともあります。

子どもの頃は“これを習って何のタメになるんだろう?”と思うことでも、

大人になると何かしら役に立つものですネ。

 

 

【お知らせ② 次週(5/3~)からのテーマ】

 

暑くなってくると食べたくなりますネ。

『アイスクリーム』についてです。

 

 

【お知らせ③ 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

 

 

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/