高田文夫のおもひでコロコロ

2026.06.10

第158回『玉袋もダチョウも40周年』

いやぁ~~~もう何がなんだか分んなかった。
あんなパーティーに出会うのは生涯で一度か二度だろう。
6月6日、あの明治記念館で行われた「第1回 玉袋筋太郎 芸能生活40周年を祝う会」(秋に第2回をやるとか) 
主催者も誰も居ないんだから。すべて自分でやって企画製作して フランス料理のメニューまで自分で決めてやってんだから。
太田光曰く「明治記念館も筆で“玉袋”と書かされるのは屈辱だっただろうな」
周りではカタギの皆様が悪気もなく結婚式、披露宴をやっているのである。
そこへ反社みたいのやらスナックのママ達やらスナック玉ちゃんの常連客。
もうほとんど何がなんだか分らない。土曜の昼間だよ。

私が記念館に入ったときいて 入口にすっとんでくるのは猫ひろし、ポカスカジャンのリーダー、タブレット純、吉田豪、アマレス兄弟、ベン村さ来、春日太一、三木のり平の孫って もうほとんどガラクタ市だろ。世田谷のボロ市か。
たしか客は200人以上。着席。
テーブルについたら テリー伊藤、私の右に松本明子。そこへ太田光がやってきてテリーと私の間の席へ。「ここはGAHAHAキングの審査員席ですか」だと。うまい! 
見ればこのテーブルにはワタナベエンターテインメントの吉田正樹会長やら立川談春 そして終始ニヤニヤしている「ナイスですねぇ」の全裸監督 村西とおる。
満面の笑みで握手を求めて来て「高田センセーとは“月刊Hanada”の連載陣同志で いつも心強く思っております」だと。私もAVに出されるのかなあ。
あっちにはスチャダラパーは居る ピエール瀧は居る 宇多丸は居る そんなテーブルにギャラクシー賞とったばかりのアンジェリーナ1/3が怖くて小さくなっている。
我々のとなりテーブルには重鎮 草野仁に徳光和夫。一体どんな人脈なんだ? 
もっと凄いのはムネオちゃんのテーブルだ。鈴木宗男が居て 大関琴桜が居て 武蔵にブル中野だよ。
たしかムネオちゃんも格闘家ではある。なにしろバックにプーチンが付いているからな。
司会が徳光JrとTBSの外山さん。
ピエール瀧の開会宣言のあと 鏡開き。
右上の写真をよく見てほしい。一番左に宇多丸、右に琴桜、そして村西とおる、太田光、私、玉袋、徳光、テリー。右の樽にはピエール、赤江珠緒、武蔵やら草野氏。
よくこれだけバラバラの人間を集めたもんだ。玉の本名が「赤江」なもんで赤江珠緒なんか「苗字が一緒で下がタマ。同んなじぃ―、ア―ン」と泣いている。よく分らない。

そして衝撃の一枚がこれ。
司会者が鏡開きの説明をしている時、いきなり村西監督が叫ぶ。
明治記念館で一番言ってはいけない言葉である。
「クリ〇〇ス!」
一同一瞬にしてシーン。
全員下を向いてしまっている。
太田小さく「この写真だけはどこにも出さないで欲しい。村西監督の隣に私が居たとバレたら共犯ですから」
まあどちらにしても楽しくてにぎやかな40周年パーティーだった。
この時の模様を太田光が9日の深夜「爆笑問題カーボーイ」でタップリ面白おかしく語り切っている。
深夜に声を出して笑ってしまった。
相方も居なけりゃ、たけし軍団も居なくてよくぞこれだけの人を集めた。
やっぱり人柄、玉の人間としての40年の力なんだろうな。
私のありがたい言葉である。「鶏はトリガラ、人は人柄」。

この原稿怠ってたので少し時を戻す。
5月22日「豊臣兄弟!」の脚本家、私の日芸の後輩の八津弘幸に会う。
忙しい中、喜んで「ビバリー昼ズ」にきてくれた。
八津クンから自腹で作ったという「豊臣兄弟!」の扇子をもらう。
台本の台詞がビッシリ載っている。
藤吉郎「侍になれ、小一郎」とか
小一郎」「兄に従い 兄と共に殿にお仕えいたします!」
クゥ~~~ッ しびれる。

 

玉袋が40周年ならこちらも40周年。
5月25日 東京国際フォーラム・ホールA、5,000人の客を集め、いいライブだった。
MCは太田プロ総出で有吉、劇団ひとり、そして今こそ時の人、野呂佳代。
肥後、寺門の人柄というより 今は亡き上島の竜ちゃんの人柄でこれだけ集ったと思う。
爆笑問題、鶴瓶まで登場し超豪華。

 

5月27日赤坂で野末陳平お爺ちゃんとお寿司でランチ。
人間も何か新鮮なものを―――と考え 初対面だと言うタブレット純つれていく。
どんな話が展開するかと思ったら「プロレス談義」で大盛りあがり。
あとタブがかつて8年やっていた「介護」の話。左から私、陳平、タブレット、立川志らら。

6月3日は石和のババちゃんに誘われて白酒の会(桃月庵白酒)。
ゲストが 今 楽屋で評判の「天才説」が出かかっている瀧川鯉八。<こいはち>である。あの鯉昇師の弟子。
安定感の白酒。そこへとんでもない新作を二席。ギリギリ落語というハンチューに入るのだろうが 78歳の脳にはその角度がわからない。ただ、こいつはすごいなと思う。一席はスナックのママ、もう一席は何だかわからない遠山の金さんである。奇人が来る。

6月4日は「熱海五郎一座」。新橋演舞場。これはもう言わずもがな。
面白かったのは本当に久しぶりに恵(ホンジャマカ)と客席で会ったこと。
「いやぁ久しぶりですねぇ。若い頃、センセーのライブでよく浅草キッドとか立川ボーイズとか江頭におどかされて。
いや本当きたえられましたよ」
「今日、石塚は?」ときくと
「(無言ののち)太田さんには今でも・・・・・・」と黙った。
恵も嬉しそうなので良かった。
私からは「“ひるおび”は志らくを週一回にしたのが成功だな」
「(無言で笑う)」

さぁいよいよ自分の会だ。よろしく。
オープンハウスの荒井氏(一番えらい人)からもメッセージをもらっている。
荒井氏は「たけしのANN」「ビバリー」と私の追っかけリスナー。ありがたいネ。

 

6月12日

高田文夫

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    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。