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2025.01.03

防犯アドバイザーの京師美佳さんに聞く!被害にあわないための防犯対策。

防犯アドバイザーの京師美佳さんが登場。

強盗に狙われやすい家とはどのような家なのか、

女性の被害が多い痴漢などの犯罪への対策、

盗聴、盗撮対策、さらには闇バイトの実態など、

被害にあわないための様々な防犯対策を伺いました。

 

※ 下にスクロールしていただくと放送内容をご覧いただけます。

 

防犯チャンネル (YouTube)    コチラ

X(旧twitter) コチラ

 

防犯アドバイザーになったきっかけ

会社員の時に 痴漢や泥棒など犯罪被害にたくさんあった。

相談するところもなくすごく困ったので

自分が相談できる場所になりたいと思った。

それで、2001年に鍵の資格取得。2002年に防犯設備士取得。

渡辺謙さん主演のドラマ「鍵師」に憧れて、鍵のスクールに行った。

そこでとても興味を持ち、もっと勉強しようと。

セキュリティのメーカーに行き、防犯ガラスのメーカーに行き、

トータルでわかるようになったので、

防犯のプロデューサーという仕事を自分で立ち上げた。

空き巣、強盗の犯罪者が嫌がる4原則というものがある。

「音」、「光」、「時間」、「人の目」。

これを頭の中に入れておくと狙われない家になる。

逆に、これがない家というのは犯罪者からするとすごく狙いたい家。

例えば、今よく狙われるというのが、地方の郊外の古い戸建て。

セキュリティも低く、周辺にカメラもないということで、犯行が行いやすい。

また、管理されてない家、例えば、庭の草木が生え放題とか。

郵便物が放置されている家は狙われやすくなる。

高齢者の1人暮らしということも、犯罪者は下見をしているのでわかる。、

何人家族なのかとか、 何時に在宅してるのかなどを

下見をしてから、この日に入ろうというのを決める。

自分が気が付かないうちに下見されてると思った方がいい。

 

 

闇バイトの実態

犯罪者の募集をSNSなどでしている。

以前は「闇バイト募集」とか、強盗の実行犯募集を

「叩き募集」というように隠語を使ってSNSで募集されていた。

しかし、皆に周知されたことで、

今は普通の求人サイトなどで、普通のバイトのふりをして募集している。

最初は、例えばコールセンターや配送などのバイトに応募する。

相場より高い報酬になっているので、

少しでも多くもらいたいという気持ちで行ってしまうと、

そこで、免許証など、個人情報のコピーを取られ、

そのあとで、実はこれからやるのは強盗だと打ち明けられる。

できないというと、「家族を脅す」などと脅され、

家族に迷惑かけたくなくて、強盗をしてしまう。

普通のバイトだと思っても、少しでも報酬が高ければ、

これは違うと思わないといけない。

一度犯罪をおこなってしまうと、今度はそれをネタに脅され、抜けられない、

また、そういった犯罪者の集団は、証拠を残したくないので、

24時間で会話が消えてしまうというような、

特殊なアプリを使って会話をしようとするので、

それをダウンロードするように言われたら犯罪だと思った方がいい。

ちょっとだけ、世の中の常識と違うなと思うことがあれば、

怪しんで、慎重になっていただく必要があると思う。

 

 

盗聴・盗撮対策

知らない間に盗聴、盗撮されてることは意外と多い。

スマートフォンを悪用した盗撮や盗聴も増えている。

また、賃貸の家で前の住んでいた方が 盗聴器つけられ、

そのまま残していってしまい、自分も盗聴されるということもある。

あらゆるところに盗聴、盗撮の可能性があると思ってほしい。

盗聴器は、ほぼコンセントタップの中に入っている。

これは自分で見つけることができる。

四角いカバーを外すと、中は何にもないはずなのに、

黒い小さな箱が入っている。それがマイク。

たこ足コンセントは全く見た目では区別つかない。

ただ、裏を見て、A、B、Cとか、シールが貼られていれば

これは盗聴の電波の周波数を表すもので盗聴器なのですぐ外す。

女性は様々に狙われる機会があり、

外であれば公衆トイレとか、フィットネスとかの更衣室、銭湯、

大型ショッピングセンターとか遊園地のトイレなど

様々なところに盗撮のカメラが仕掛けられている可能性がある。

家の中とかでも、エアコンの吹き出し口や、カーテンレールのところ、

植木や芳香剤など、今、本当に様々な疑似化したカメラがある。

パソコンのマウス型とか見分けがつかないものがあるので、

家の中で、自分が買ったものではないものが混じってる時は、

気を付けてる必要がある。

疑いの目で生活するぐらいの方が嫌な思いをせずに済む。

 

 

女性視点の防犯対策

痴漢は、狙われるタイミング、狙われる場所というのがある。

例えば電車などは、 同じ時間、同じ車両というように、

毎日同じ生活をしていると、待ち伏せされやすくなる。

そして、出入り口付近のポールがある三角コーナーは

スリや痴漢に1番狙われやすい場所なので、

そこにはあまり女性は立たない方がいい。

エレベーターはできるだけ知らない異性とは同乗しない方がいい。

同乗してしまったときは、エレベーターのボタンをおすところに垂直に立つ。

「見ているよ」と主張できるし、非常ボタンもすぐに押せる。

電車などで痴漢に遭われた場合に、声を出せないというのがある。

そういった時に便利な 「デジポリス」という警視庁の防犯のアプリがある。

その中に「痴漢撃退」というものがあり、そこをタップすると

「痴漢です。助けてください」っていう文字が表示される。

さらにタップすると声まで出してくれるので、自分が声を出せなくても、

画面見せるだけとか、もしくは音声出して周りに助けを求めることができる。

防犯ブザーの機能もあり、タップしたら音を鳴らすことができる。

そういうものを女性はダウンロードしておくとよい。

夜道、特に女性の方は遠回りでも広くて明るい道を通っていただいて、

“ながら歩き”をしないということはすごく大切。

また、買い物では、1人暮らしだとわからないように、

エコバックなどで、買い物の中身が見えないようにすることも大切。

 

 

被害に遭わないための生活~今後の活動

今、SNSなどで、「〇〇に行ってます」とか、 自分の家の中の様子が

わかるようなものを載せている人が多いがこれはとても危険。

犯罪者も見ている。

実際にリアルタイム投稿してる間に空き巣に入られたという方もいる。

全て事後報告にすることが必要。。

できるだけ個人情報は晒さない方がいい。

こういうもの買ったとか、こんなところに旅行に行ってます

というのは、資産状況を発表してるようなもの。

犯罪者はそれまでにアップしてた情報から、

住所を調べて強盗に入る。

危険だと思って、それを覚悟でSNSも使っていただきたい。

被害に遭わないためには、まずは自分だけは大丈夫と思わないということ。

泥棒かもしれない、詐欺かもしれないと、

全てにおいて“かもしれない”で考えてもらうと1番いい。

少し疑う気持ちが出るので騙されにくくなる。

自分のこれからの活動としては、防犯意識を高めるということも1つだが、

防犯対策というものを知っていただくだけで守れるということがあるので。

犯罪者が嫌がる4原則なども、当たり前のことだが、どんどん発信していく。

地域で守っていくことも大切。

犯罪者は自分が声をかけられたら絶対覚えられたと思い、

不安になり犯行をやめる。

知らない人でも挨拶をするということを地域でやると、

とても防犯効果であり、犯罪者が近づかない街になる。

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