社用車・公用車のリースやEV(電気自動車)の普及・推進など、
「移動」に関するさまざまな事業をグローバルに展開する
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)・
代表取締役社長の佐藤計さんが登場。
本業の車両リースの話はもちろん、
サステナビリティ対応・脱炭素といった
社会課題対応としてのEV普及・推進、
さらには企業トップの心構えについても伺いました。
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)公式サイト コチラ
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)の事業
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)は、
主に企業や自治体の社用車、公用車向けに様々な車両をリースする
オートリース業界のリーディングカンパニー。
オートリースは、企業あるいは自治体に一定期間、一定の料金で車を提供。
メンテナンスや事故サポート、車両管理の業務に関わるサービス、
ドライバーに関わる管理など周辺のサービスもおこなっている。
車を全てデータベース化して、一元管理している。
現在、国内外で今10社ほどグループ会社があり、業種別に分け、。
トラック、バス、タクシーなど様々な100万台の車両の保有と管理をしている。
昨今、非常に人手不足が問題。
企業においては本業に特化したいというところがあり、
その中で車の管理は結構細かいため、
その総務の部分を代行するところまでやっている。
巨大なシステムインフラが必要で、
そのシステムをベースにしながら、各担当が企業総務の代行をしたり、
データベースを使って車検の連絡をする。、
あるいは、ドライバーの方々に利便性を提供するために、
アプリを提供し、そのアプリで社用車の予約から日報管理、
アルコールチェックなど様々なものを一元管理し
車両側とドライバーの両側からサポートしている。
いま、EV(電気自動車)がアツイ!
最近、電気自動車への注目が高まっている。
環境問題への意識の高まりを受け、
自動車の脱炭素化が待ったなしの状況となってきている。
世界的にはすでにEVの本格的な普及が始まっており、
日本でも、顧客の企業からのEVの問い合わせが急増している。
すべての自動車メーカーからEVを提供いただき、
「SMAS e-PARK」という試乗会を今年は全国9会場で展開。
EVは乗る前と乗った後で反応が全然違い、乗った方は大変感動する。
大変静かで、非常に安定した走り、加速の反応も良い。
また、バッテリーが床面についてることもあり、室内がたっぷり取れる。
EVの普及に向けた取り組みもおこなっている。
EVは、現在ガソリン車に比べてCO2の排出量が6割。
エネルギーがこれからどんどん再生可能エネルギーになっていき、
EVの製造過程でCO2を排出するが、
長く使ってリサイクルに回すような流れがだんだん出てきており、
こういったものが進むと、もっと脱炭素の展開が進みやすくなる。
ハイブリットと並行して、EVはこれから徐々に、
特に企業向けは増えてくると思う。
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)の事業展開
サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマーとして、
車両管理業務のデジタル化、
そして海外事業にも積極的に取り組んでいる。
元々は車両のリースから始まっているが、
車両の管理に広がり、ドライバー側の管理に入ってきている。
社用車や公用車の管理業務のデジタル化の中に、
モビリティパスポートという、モビリティのアプリを提供。
これは日報の管理やアルコールチェックはもちろん、
レンタカーやタクシーの手配など、オールインでアプリにしている。
海外でのグループ会社は現在、タイ、オーストラリア、
インド、インドネシアで事業展開しており、
これをどんどんASEANを中心に拡大していきたい。
SMAS(住友三井オートサービス)のロゴは
地球をバックにしていて、環境意識している。
青いラインが信頼、緑が環境、黄色が希望を表している。
サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマー
というものを意識してこのロゴにした。
企業トップとしての心構え
元々は住友商事に入社。
入社以来、一貫して自動車ビジネスに携わってきたが
実は社長に就任する前の8年間だけ自動車を離れ、
スーパーマーケットやドラッグストア、ヘルスケアや食品など、
生活関連の仕事をしていた。
それにより、顧客目線でビジネスを展開することの重要性を
学ばせてもらった。
社内のイントラネットに、掲載する社長メッセージが
どうしても、社員へのお知らせや伝達など固い話が多い。
もう少し柔らかい話で、ちょっとインスパイアするというか
気づいてもらって、腹落ちしてもらうような軽い話を
「ちょこっと話」と称して、社長メッセージと別に出している。
EVがはじまったり。海外展開、
あるいはモビリティのサービスもDXがだいぶ進んできているなど。
今、会社として、取り巻く事業環境が大きく変わってきている中
企業のトップとしては、「不易流行」というものを心がけている。
守るべきビジネスは守るが、変えるものは変えなくてはいけない。
これを社内で口を酸っぱくして言っている。
さらに、変化のスピードが本当に速いので、
それに飲み込まれてしまうと結局変われないので
スピード感を持って変わらなくてはいけない。
これからの夢・目標
人口動態や環境問題など市場環境が大きく変わってきているので
自分たちとしては、とにかく社会課題を
しっかり解決していきたいと思っている。
例えば、それが脱炭素の問題であれば、EVの促進、
自治体の皆様に向けては車両の稼働率の向上をおこなっている。
そのような形でサステナブルな社会を作っていきたいと考えている。
また、天災、震災が起こった時に、
EVは、給電、動く電池として、電気を提供する側に回るので、
そういったことのためにも、例えば台数の最適化をおこない、
財政をこう立て直し、
その上で例えばEVを入れていただくなどの話を
よくさせていただいている。
そういったことを重ねていった結果として、社会に貢献し、
自分たちもビジネスがこう大きくなればいいと思っている。
その他の目標としては
今アジア大洋州5カ国で展開しているが、
とにかく早く、全市場で旗を立てたい。
今世界第6位ですがその結果としてトップ3に入りたい。
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