優待投資家の桐谷広人さんが登場
365日株主優待と配当で生計を立てている桐谷さんの投資人生、
そして株主優待生活について詳しく伺うとともに
投資初心者の方に向けて、桐谷さん流のオススメも伺いました。
桐谷広人・桐谷さん【公式X(旧Twitter)】コチラ
著書:
『一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの株入門 改訂版』(ダイヤモンド社)
新NISAについて
新NISAは、お金のある人はやった方がいい。
今までは株を買えば、20パーセントの税金がかかっていた。
しかし、新NISAは、株式を買うのは1年間に240万、
投資信託を買うのが1年間120万まで、永久に税金がかからない。
株はいくら配当金もらっても、 値下がりして損することがある。
しかし2年前の日経朝刊の追跡調査によると、
株式制度ができてから世界中の株が144年間で584万倍になってるという。
今800万倍ぐらいになってる。
物価の上昇とか賃金の上昇を上回り、ずっと上がっている、
一時的に下がって損することはあっても、
長い目で見れば、土地と株は大体資本主義の世界では上がってい。
なので、適切な株に投資をすれば大体儲かる。
1つだけだと下がったり、倒産することがあるかもしれないが、
5銘柄とか10銘柄ぐらい分散投資をしておけば、
どこか下がることがあっても、全体ではずっと平均的に
物価の上昇を上回って上がっていく。
適切な株を買えば、税金がかからない。新NISAは非常にいい制度。
2万円ぐらい出せば、配当もあって、いい優待もある株が20社ぐらい、
10万円出せば、500社ぐらいあるので、割と手軽にできる、
桐谷さんの優待生活
世界中に株式市場があるが。日本以外の株式市場は、
値上がりで儲けるか、配当金をもらって儲けるか2通りしかない。
しかし日本は、さらに株主優待品をもらえるという独自の制度がある。
株主優待は明治時代に、ある鉄道会社の 若者が
なかなか自社の鉄道会社の株が買ってもらえないので、
株を買えば、ただで汽車に乗れますよ、としたのが始まり。
今は いろいろな優待制度があり、広まっていった。
『会社四季報』には、全部の株主優待をおこなっている会社が載っている。
また、『ダイヤモンドZAi』や『日経マネー』という雑誌では
毎月優待株特集があり、100銘柄ぐらいづつ、いい優待を教えてくれる。
あるいはインターネットで 「優待」と入れて検索すると、
優待に関しての情報を得られ、いい優待株が調べられる。
自分は、優待で、映画を見たり、食事をしたり、QUOカードをもらったり、
お米をもらったり、ギフトカードをもらったりしている。
自分はギフトカードを100万円分ぐらい持っていて、
これで電気製品や、家具、服なども買える。
QUOカードは今500万円ぐらい貯まっているので
コンビニではいつでもタダで買い物ができる。
配当金もたくさんいただいているので
公共料金と家賃など足りないところは配当金で払い、
それ以外は全部優待で生活している。
桐谷さんの投資人生
優待生活でお金がたまり、自分の資産は今6億ぐらい。
5000万円ぐらいを優待株の分散投資をすれば、優待で生活できる。
自分は、昔は値上がりを狙った投資をやっていて、
暴落して頭を抱え、本職の将棋も負けてしまったことがある。
値上がりを狙うというのは、常に株価が気になり、緊張感がつきまとう。
しかし、優待投資で優待のある株を買えば、
定期的に、優待品がくるので、株価が上がっても下がっても
あまり気にならない。
57歳の時に将棋を引退し、将棋の勉強をしなくてよくなり、
株の勉強をして、資産3億を30億にしようと思ったら、
リーマンショックに襲われ、大損して本当に貧乏になってしまった。
それで困った!と思ったが、優待のある株をたくさん持っていたので、
株では損したが、優待品はどんどん毎日のように来るので
優待券と優待品で 3、4年貧乏暮らしを送り、
値上がりを狙うよりも、優待品をもらい人生を楽しんだ方がいいと気がついた。
そこからは、優待のある株をたくさん持ち、優待で生活している。
そうすると、楽しくなってきた。
さらに、遠くの方まで自転車で、優待券を使いに行ってたら、
結構健康になった。
また、優待品は自分で使いきれないと人にあげることで、
友達の輪も広がっていく。優待券はいいことずくめ。
桐谷さんオススメの銘柄の選び方
銘柄の選び方は、優待があって、配当もある会社というのが
千数百社あるのでそういう株を買い、
優待と配当を両方もらうというのがいい。
配当と優待をたして、4パーセント以上あるものがいいと自分は思っている。
3900社ある上場企業のうち、配当と優待を合わせて
4パーセント以上ある株が今 1000社ぐらいある。
配当金だけでも4パーセントあるというのが500社ぐらいある。
その中から選ぶとよい。
また、株は安い時に買うのがいい。「暴落はチャンス」。
株価が下がると怖くなって手放して、高くなると買ってしまうという人が多く、
高値掴みをするが、基本的に安い時に、配当利回りがいいもの、
良い優待があるものを買えばだいたい間違いない。
また、自分が関係したところ、自分の近所にお店があるところの
優待株を買うのがいい、
1年に1回か2回、優待券が来たら、それで、食事を食べに行ったり
買い物をする、あるいはカタログギフトが来て、好きなものを選んで送ってもらう。
すべてを優待で生活するのは5000万円ぐらいないとできないが、
一部を優待で生活するということは2万円、5万円、10万円からできる。
クオカードがもらえる優待や商品券がもらえる優待がある株を買い
優待を使うことによって現金を節約し、少しずつお金を貯めていくということを
若い頃から年数万円でもやっていたら、
自分ぐらいの年になると優待で生活できるようになると思う。
日本を豊かにする投資とは
株主優待をやってる会社というのは 個人株主のことを重視してる会社。
我々投資家からしても、配当金のほかに優待がもらえる。
いいことずくめの 日本独自の制度。
日本人の人で株式投資をやる人は優待株を買うのがいい。
例えばアメリカ人が 優待のある株を買っても、株主優待は送られない。
あと、今円安なので、オールカントリーとか
あるいは米国株を買う時期ではないと思う。
円の価値が 低い時に外国に投資するのは良くないと思う。
今はやはり日本株で優待のある株が1番いいと思う。
株を買うということはその会社を応援するわけで、
やはりアメリカの会社を応援するよりも、
日本人は日本の会社を応援するのがいい。
自分がその会社の株買うことによって、その会社に資金が行って、
その資金を利用して技術開発をしたり、工場を建てたたりする。
その会社にも日本経済にも良いので、
優待のある日本株を買うことは、自分も豊かになるし、日本も豊かにする。
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