インスタント麺愛好家の大山即席斎さんが登場。
年間700食、通算2万食以上食してきたインスタント麺のスペシャリストである
大山さんに、インスタント麺の魅力や、
競争の激しいインスタント麺業界についてや
インスタント麺の流行について伺うとともに、
おススメのインスタント麺も紹介していただきました。
※ 下にスクロールしていただくと放送内容をご覧いただけます。
X(旧twitter) コチラ
ご当地インスタント麺
<オススメのインスタント麺・・マルタイの「熊本黒マー油とんこつラーメン」>
マルタイという、九州の有力な棒ラーメンのメーカーのご当地ラーメン。
マルタイは、九州7県全部のインスタント麺を出している。
これは熊本の黒い油がのっていて、ちょっとニンニクが効いてる
黒い油が浮いているのが一般的な熊本トンコツ。
後味が悪くない程度のこってりさに押さえてある
棒ラーメンは九州のラーメンの再現に適している。
縮れていなくてシャキッとした麺は棒ラーメンの得意分野。
マルタイも有名だが、他にも五木食品や日の出製粉、
サンポー食品など、九州は地場のインスタント麺の王国。
自分は、明星中華三昧がきっかけで、インスタント麺の生活に加速がついた。
1995年、TVチャンピオンの「第1回インスタント麺通選手権」で優勝。
毎日インスタント麺を食べている。
自分にとっては、毎日食べるインスタント麺というのは、
ご飯と味噌汁のようなもの。
ご飯は炭水化物なので、麺がご飯に相当し、
ラーメンのスープが味噌汁に相当する、
ご飯と味噌汁を毎日食べて飽きたという人がいないのと同じ。
競争の激しいインスタント麺業界
<オススメのインスタント麺・・・明星『中華三昧タテ型 榮林 酸辣湯麺』>
有名な中国料理店の榮林が監修しており、非常に本格的な味わい。
同じ商品がカップと袋麺で出ていて、どちらでも楽しむことができる。
辛さと酸っぱさが魅力。
昔は結構激辛で激酸っぱいものが多かったが、
最近は割とマイルドになっている。
メーカーもやはり健康に配慮した商品を色々と出している
今、インスタント麺はすごい過当競争になっている。
数年前のデータだが、年間1500種類ぐらい新商品が出るらしい。
しかし、インスタント麺は定番が圧倒的に強い業界。
「サッポロ一番」や「チャルメラ」など、昔からあるものが
みんなに愛されて、圧倒的に長く生き残ってる。
令和の技術で作られている新製品は、昔のものより
圧倒的においしいはずなのになかなか生き残れない
やはり一旦定着した味は、安心できる味で、
みんなが追い求めてるのではないかという気がする。
ラーメン業界で有名な「春木屋理論」というのがある。
荻窪の老舗の人気のラーメン店の春木屋のご主人が言われたという理論
人間は成長していって、どんどん美味しいものを食べていって口が肥えていく。
また時代によってもいいものが食べられるようになってきて、口が肥えてくる。
だから、昔と同じ味に作ってると、前より味が落ちたと言われてしまう。
なので、時代に合わせてどんどん味も向上させるという理論。
昔からのものも味は同じようでも実は向上している
インスタント麺業界の挑戦
<オススメのインスタントメシ・・・日清『完全メシ カレーメシ 欧風カレー』>
日清食品はご飯も結構長いこと手掛けてきた。
しかし、ご飯はカップで出しても、家でご飯を炊けばいいじゃないか
といういうことを言われてしまい、なかなか売れなかった。
出しては消え、出しては消えという状況だったが、
ようやく定着したのがこのカレーメシ。
作り方は熱湯を内側の線のところまでいれるだけ。
あとはカレーパウダーなどを入れるだけ。
初期の頃は、お湯かけて、一旦お湯を取り除いてから食べる
パターンだったが、これはお湯をかけてご飯が全部お湯を吸ってできてしまう。
そこまで簡単にしたことで、今成功したとも言える。
「完全メシ」という名前は創業者の安藤百福氏の理想が込められてる
1番最初に売られてたチキンラーメンも、パッケージに
「完全食」という言葉が書いてあった。
「完全食」はそれさえ食べとけば、健康が維持できるという商品。
当時はまだそれほど完全ではなかったが、今の「完全メシ」は、
「完全食」の理想を追い求めて作ったコンセプトの商品になっている。
最近のインスタント麺は減塩商品やカロリーが少ないもの、
食物繊維が練り込んであるものなど、
様々な形で健康維持に配慮したような商品も出ている。
実在する店のインスタント麺
<オススメのインスタント麺・・・『一蘭 とんこつ』>
これは、2年ほど前に出た、値段がおよそ500円するカップ麺。
しかも具なし。麺とスープのみ。
その思い切った戦略が話題になった
今はインスタント麺の値段が上がり、300円を超える商品も増えたが、
これが出た当時は、インスタント麺は300円を超えると売れないと
言われていた。 ところが、大ヒット。
やはり思い切りの良さ、具を省いて麺とスープだけを味わってほしいという
本気さが伝わる。
実際に営業しているお店とのコラボレーション商品は
2000年頃に出たと言われてる。
スミレと一風堂が売り出したのが最初ではないかと言われている。
最初からとてもお店の味に似ていてとても出来が良かった。
再現度が高かったので、皆が飛びつき、
ライバルの他社もお店の名前を冠したラーメンを出すという流れになった。
どのラーメンがおいしいのかと聞かれることが結構多いが、
自分がインスタント麺を紹介するとき心がけていることは
自分としてはこれが1番ということを言うのではなく、
まず相手の好みを聞いて、その中で あなたにとってはこれが1番ですよ
というおすすめの仕方をしている。
インスタント麺を毎日食べているが、袋麺の方は具がないので。
毎日どんな具をのせるかを工夫している。
そのとき、ただ1つ大事なことは。味を変えてしまうような具は乗せないということ。
海外のインスタント麺
<オススメのインスタント麺・・・『カムジャ麺』>
韓国のラーメンで、ジャガイモのでんぷんを使ったラーメン。
冷麺文化である韓国らしいラーメン。もちもち感が強烈。
今、韓国の袋麺をはじめ、海外のインスタント麺は日本で人気。
東京の場合はとても手に入れやすくなっている。
新大久保の東口側はコリアタウンだが、
西口側に行くと 東南アジアやインド、アラビア方面の食材が
たくさん売っていて、アジアのラーメンがたくさん手に入る。
日本人に合うものもあれば合わないのもあるが、
意外と全然知らないような国のラーメンも美味しかったする。
カップ麺グルメ漫画『3分待って むぎ先輩』の監修もやっている。
インスタント麺は「自分にとっての主食」。
空腹を満たしてくれる幸せの素みたいなもの。

2026.05.08
5月18日(月)からは、社会学者のトーマス・ブラックウッドさんが登場。
5月18日(月)からは、 東京国際大学教授で社会学者の トーマス・ブラックウッドさんが登場。 専門は「教育社会学」。 日本の部活動の教育的役割の研究から見えたこと...

2026.05.01
5月11日(月)からは、冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんが登場。
5月11日(月)からは、 冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんが登場。 今や食卓に欠かせない存在となった冷凍食品。 需要拡大の背景や冷凍食品の魅力、現在のトレンドや...

2026.04.24
くりーむパンが看板商品「八天堂」社長の森光孝雅さんに聞く、経営危機からの脱却と大ヒット商品の誕生秘話
スイーツパンなどを手掛ける 「八天堂」代表取締役社長の森光孝雅さんが登場。 看板商品の冷やして食べる「くりーむパン」は、 1日に約3~6万個を製造。 経営危機から...

2026.04.17
造園家・グリーンディレクターの齊藤太一さんに聞く、“植物との関わり”ある暮らしの大切さ
造園家・グリーンディレクターの齊藤太一さんが登場。 植物のある暮らしの空間や商業施設の景観のデザイン、 グリーンコーディネートというお仕事、 さらに、造園における「...

2026.04.10
ジャーナリスト須田慎一郎さんが語る最恐取材話
ジャーナリストの須田慎一郎さん登場。 政界、官界、財界での豊富な人脈をもとに、数々のスクープを連発。 数々のメディアに出演のほか、“取材するYouTuber”としても...