株式会社 大都 代表取締役の山田岳人さんが登場。
DIYに使う工具や材料などのネット販売をおこない、
DIYブームの牽引役として手腕を発揮している山田さんに
卸売り業者からネット販売へ切り替えた経緯や、
DIYに対する思いなどを伺う、DIYの魅力がわかる1週間。
株式会社 大都 コチラ
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「DIYを文化に」
DIYは、日本では“知ってはいるが、やったことはない”
という人が圧倒的に多い。
住まいに手を入れることがDIYの本流。
自分の好きな場所にするために、
例えば壁紙を貼ったり、棚をつけたりする。
海外ではそのようなことをするのが主流。
日本にもっと広めていけば、もっと暮らしが豊かになると思う。
失敗するのが怖いからやらないという人が多いが、
最近は、貼ってもはがせる壁紙があるなど、
ハードルは下がってきている。
コロナ禍で、家から出られない状況で、
家の中に目がいくようになり、
今までは寝に帰る場所だったのが暮らす場所に変わってきた。
自分の会社だけでなく、ホームセンターの業績もよくなった。
今、DIYをやる人は増えているが、
海外に比べれば日本はまだ浸透していない。
ブームのようになっているが、ブームではなくて、文化にしたい。
自分でやることが当たり前になるということが、文化になるということ、
卸売り業者からEC事業へ
大学をでて、リクルートに入社。
起業したいと思っていたところ、
妻の親の会社の事業をついでほしいといわれ、大都に入社。
自分が入社した当初、大都は、卸売業者だったが
時代の流れと共にこのようなビジネスは必要ではなくなってきた。
このままでは会社を継続するのは難しいと考え、
新しい事業をやらなければと思った。、
せっかく工具の卸をしているので、それを生かした新しい事業をと考えた時に、
ホームセンターに卸すのではなく、そこにきているお客様に
インターネットを通じて販売しようと思い、切り替えた。
それが2002年頃。
知識があったわけではなく、見よう見まねで
昼間はトラックで配達、
夜はホームページの作成やお客様とのやりとりをした。
会社が変わっていく中、会社の中には組織文化があり、
長年いた社員は急に変わることが難しい。
解雇するという苦渋の決断をした。それをやらなければ今会社はない。
先代は会社は残してほしいという思いがあったので。
3代目として、やるといったからにはやらなければならないと思った。
以前二子玉川にお店があり、そこに全国のホームセンターから視察にきて
そっくりなお店が各地にできた。
そういう意味では、少しは日本にDIYを広める役に立ったと思う。
日本のDIY現状と欧米との違い
日本の賃貸物件は原状回復というルールがあり、
手をいれることができないという人が多い。
このルールを変えるのは難しい。
変わらないのであれば、そこに対応する商品をと
各メーカーが頑張って工夫した商品をだしている。
そういうもので賃貸物件を自分らしくしている人が増えている。
DIYは若い人の方がやりたいが、若い人はほとんど賃貸。
日本はやりたい人ができないという現状がある。
初めて家を買う人は38歳くらい。
家に手を入れたことがない人が家を買うことになる。
また、日本では初めて家を買う人は8割の人が新築を買う。
欧米は8割が中古。中古を買って自分で手をいれる。
新築を手に入れることで支出が大きくなり、
欧米のようにバケーションを楽しむ予算がない。
30代にいかに自分の家に触れるかということが
文化にするための大きなキーワード。
ここを変えることができれば、みんなもっと幸せになると思っている。
DIY「DO IT YOURSELF」の語源は、
ロンドンの第2次世界大戦後の復興のスローガン。
自分たちの暮らしを自分たちで手に入れようという活動だった。
日本では何故か「日曜大工」となってしまっているが
本来は自分の暮らしを自分で作るという思想。
DIYの楽しさ
初心者はとにかくやってみる。
失敗してもいいので一歩踏み出してみる。
あとは、誰かと始める。友人、家族、プロの方と一緒にやる。
1回やると続いていく。
壁紙を変えるだけで部屋の雰囲気がとても変わるので、
壁紙を変えることをお勧めしている。
ヨーロッパでは季節によって壁紙を変える人もいる。
壁紙は柄も、値段も種類が豊富。
失敗したら剥がせばいい。一回貼ってみること。
家をさわるというのは、考えている段階から楽しい。
家族や友人など、誰かと一緒にやると、
イベントのようになり楽しみが増えていく。
プロの人向けのサイトも、今年の2月にオープン。
工具などを一番使うのはプロの方。
プロの方とのネットワークを作ることができれば、
一般の方にとってちょっとハードルが高いものは
プロの人に頼めるプラットフォームを作れるのではないかと思い、
この方面も注力している。
リーダーの条件
会社は人。コミュニケーションをどうとっていくのかが
組織をどう変えるかに影響する。
フラットな組織を作ろう、お互いが意見を言い合える場を作ろう
と意識している。
自分のことを社員は「JACK」と呼ぶ。
日本は「社長」など役職で呼ぶ世界でもまれな国
これが階層を作っているのではないかと思い、
これを取り払うためにも、課長や部長など役職はない。
風通しのいい組織は生産性が高くなり、業績が上がる。
新入社員はまず、
自分のイングリッシュネームを決めるところからスタートする。
日本では「衣食住」のうち、着るものや食べるものは自由。
「住」だけが自由ではない。
「住」を自由にしていくことが自分たちのテーマ。
そうすれば暮らしが豊かになる。家に帰るのが楽しくなる。
そして、友人を家に呼びたくなる。
日本はお客様を家に呼ぶという文化があまりないが
そこも変わってくると思う。

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