あさナビ

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 株式会社 ICHIGOの近本あゆみさんに聞く!世界に届ける日本の...
2022.11.25

株式会社 ICHIGOの近本あゆみさんに聞く!世界に届ける日本の魅力

11月21日(月)からは、

株式会社ICHIGO 代表取締役CEOの近本あゆみさんが登場。

日本のお菓子などを定期料金で海外に販売する事業を始めたきっかけ、

起業から6年間で年商40億円企業に成長を遂げた足跡

さらに世界から寄せられるニーズ、地域と密着した取り組みなど伺います。

株式会社ICHIGO 詳しくは コチラ

 

 

株式会社ICHIGOの事業と起業のきっかけ       

株式会社ICHIGOでは、6つのサービスを展開。

全て日本のものを海外の方に発信するサービス。

メインはお菓子の詰め合わせボックスのサブスクリプションサービス。

オリジナルのボックスの中に日本のお菓子やソフトドリンクを

詰め合わせにしたものを海外の方へ送っている。

申し込むと毎月ひとつ、世界中どこにいても自宅にお届けするというサービス。

180の国と地域に顧客がいる。

もともと会社員時代、国内向けの通販サービスの企画をやっていた。

2010年代の初め、急激にインバウンドが増えた時期で、

職場から銀座が近く、海外の方がどんどん増えていく、

しかも日本のものを爆買いしている姿をみて、

これからは海外に向けての通販の需要があると思い、起業した。

最初は2人で自宅で始めた。

しかし、メーカーや問屋から商品を買いたいと言っても断られたりした。

お菓子業界は昔ながらの付き合いを大事にする業界で、

新しく入っていくのが難しく、最初は苦労した。

2014年ごろ、アメリカでサブスクボックスブームが起きていた。

そこで、日本のお菓子というのも面白いと思い、

ボックスにして定期販売するということを始めた。

 

 

商品:ボックスセットについて

毎月ボックスの中身が変わる。

「SAKURAKO」は和菓子と日本茶、和雑貨が詰め合わせになっているボックス。

今年9月京都中央銀行と京都府とコラボレーションした

京都のお菓子や雑貨を詰めあわせた「SAKURAKO」をつくった。

13~14種類、20個の商品が入っている。。

カタログは毎月内容を変えている。

デザインや文章もすべて自社のスタッフ。

英語で書かれていて外国人のスタッフもいる。

お客様が海外の方ということで、グローバルスタンダードに合わせ、

キャンセルはいつでもできるようにしている。

1回だけの購入も可能。

ボックスは海外配送に耐えることができるように

強度を計算されているつくりになっていて、包装なしでそのまま送る。

ボックスのデザインを損なわないように

国際配送のラベルを底面にはり、送っている。

これからの時期はギフト需要も増える。

 

 

商品の選定とオリジナル商品の開発

サブスクで、毎月商品を変えることによって、

お客様を飽きさせない工夫をしている。

ボックスに入れる商品については、最初にテーマを決める。

たとえば、「SAKURAKO」のボックスは、テーマが京都。

テーマが決まったら、京都のお菓子屋さんやお茶屋さん、雑貨屋さんを探す。

小さいメーカーが多いので、とてもいい商品でも、

生産のキャパシティがないということで、お断りされることもある。

常に海外の方がどういうものが欲しいかを考えながら商品を選んでいる。

オリジナル商品も開発。

都道府県がテーマであれば、特産物を生かした商品を作るようにしている。

例えば、神奈川県がテーマのボックスの時は

湘南ゴールドという柑橘類の特産物の知名度を上げたいという

自治体からのリクエストがあり、湘南ゴールドを使ったゼリーを

地元のメーカーと開発し、海外の方に届けた。とても好評だった。

北海道から沖縄まで、テーマがきまったら、

その地域のメーカーにアタックする。

コロナ禍では国際配送が一度すべてストップしてしまい、

倉庫に何万箱というボックスが戻ってきてしまいった。

しかし、注文してくれるお客様がいるので「やめる」ということは考えなかった。

海外配送をしてくれるところを探し、あきらめなかった。

いろいろなトラブルをひとつひとつつぶしていった。

社員も熱意をもって対応してくれ、

社員に助けられている部分が大きい

 

 

事業を軌道に乗せる工夫と努力

海外に特化している。日本では購入できない仕組みになっている。

日本のいいところ、いい商品を海外に発信していくのが自社のミッション。

「SAKURAKO」という和菓子のサブスクボックスについては

日本でも欲しいという声が増えている。

海外向けのボックスが流行ったきっかけはYouTuber。

サービスを始めた2015年ごろは、

まだ日本では今ほどYouTuberは活躍していなかった。

アメリカではすでにYouTuberが活躍していて、

たまたま自社の商品を紹介してくれて、売り上げが伸びた。

これは効果があるということで、

いろいろなYouTuberとコラボしたりもしている。最初は偶然。

一人のYouTuberの効果でとても売れるということはあまりないが、

コツコツ続けることで注文に繋がる。

また、商品は“インスタ映え”を意識している。

海外のお客様は発信がアクティブ。

ボックスを開けたときに写真をとると、

同封したメッセージが写真に写るようにデザインしている。

海外在住の日本人の方ではなく、購入してくれるお客様のほとんどは現地の方。

日本が好きな人が多い。

最初は全然売れず、1日1個売れるかどうかだった。1つも売れない日もあった。

今では180の国や地域に顧客がいる。

 

 

今後の目標

大学時代に友人が起業し、そこに誘ってもらい

一から起業するという経験をした。

そのとき、いつか自分でも起業したいと思うようになった。

リクルートに就職。

当時リクルートは企業家排出機関といわれていて、

独立して会社を興す人が多かった。

なので、その後のことを考え、リクルートで勉強するのはいいと思い就職。

当時は起業したいなら3年で辞めて起業しなさいという企業文化があった。

自分は4年近く務めたので、早くやめて起業しないとという気持ちもあった。

怖さはあまりなかった。

起業してだめでも、また会社員をやるなど、何か仕事をしていけば大丈夫

という楽観的な気持ちもあったのかもしれない。

今後も日本の良いものや文化を海外に発信していきたい。

現在、商品はお菓子を中心だが

日本が好きな人は、アニメやフィギュアが好きな人が多いので、

そのようなものや、和雑貨など、取り扱う商品の幅を広げていきたい。

会社は成長してきているが、まだまだ知名度は低い。

「日本のものを買うならICHIGOからだよね。」と

誰もが知っている企業に成長するのが目標。

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 黒木瞳
      黒木瞳
    • ルチア