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2022.09.16

World Roadの平原依文さんに聞く、「地球をひとつの学校にする」ミッション。

9月12日(月)からは、

「地球をひとつの学校にする」をミッションに掲げる

World Road株式会社 共同代表の平原依文さんが登場。

8歳の時、ひとりで中国に留学。さらにカナダ、メキシコへ留学し帰国した経験や

世界中の人々がお互いから学び合える教育事業を立ち上げたきっかけや原動力、

これからの活動について伺いました。

 

World Road 株式会社  コチラ

twitter コチラ 

 

「WE HAVE A DREAM 201カ国202⼈の夢 × SDGs」

「あなたの夢はなんですか?」
世界201の国と地域でSDGsに取り組む若者たち202人が描く夢

 

「WE HAVE A DREAM」のドキュメンタリー動画

特設ページ コチラ

 

World Road について

World Road株式会社は「地球をひとつの学校にする」

ということを軸に活動をしている。

主に3つの領域で活動

そのひとつが、エデュケーションとエンタテイメントをあわせた「エデュテイメント事業」

ここでは、昨年、世界中の若者の夢を1冊にした

『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』(いろは出版)を出版。

この本の子供たちをオンラインで日本の若者とつなぎ、

SDGsのそれぞれのテーマとマッチングさせ、授業を展開している。

参加した学生からは、夢は何かと聞かれたときに、

具体的な職業を答えないといけないと思っていたが、もっとビジョンをもち、

それを軸にいろいろなことをやっていくことが大事だと感じるようになった

というコメントをよくもらう。

自分の軸とする夢があったうえで、大学に行く、就職する、ボランティアにいくなど

選択肢は自由に選んでいいと伝えている。

本の中でも「夢」と「目標」の違いを明確に定義している。

例えると、山を登った時に頂上に登った時に見える景色が「夢」。

どんな景色をみたいかというところから逆算して道のとり方を決める。

どの道も不正解ではなく、正しい。これが「目標」。

この本は英語と日本語で出版した。

読んだ方から、あなたの夢に国を越えて共感した。というメッセージが

多く届いている。これこそ境界線を溶かすポイントと思った。

 

 

『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』 

共同代表の市川太一氏と4年前に出会い、

「地球をひとつにする」には、お互いから学び合える環境作りをする必要があり、

そのためには、人の生きた物語を表現した1冊を作る必要があるということで、

彼から読んでほしい本があると渡されたのが『高校生の夢』。

47都道府県、様々な高校生の夢が書かれていて、

この世界版を作ればいいんだということ思いついた。

これが 『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』

出版のきっかけ。

市川氏と自分は二人とも毎年2000人くらいの18歳~35歳くらいの

世界中の人が集まるサミットに参加していたので、

このコミュニティに呼びかければ、すぐにみんなの夢が集まるだろうと思ったが

甘かった。半年で出版しようと言っていたが半年で集まったのは40か国。

決まった40か国の子に集まらないので出版が遅れると伝えたところ、

みんなの本なのだから、みんなで探そうと言ってくれた。

その2か月後には800人の方の応募があった。

みんなの力が発揮されるのはとても大きい。WEのチカラを感じたプロセス。

みんないろいろな環境下に住んでいるが共通しているのは

「課題はあるが課題を愛する」ということ。だからこそ表情が明るい。

課題を変えていこう、課題を愛して一歩ずつ前に進もうという思いを

持っていることが共通していることであり、美しいところだと思う。

SDGsは大切だが、SDGsのために何かをするのではなく、

ひとりひとりの変えたい景色や困ったことをどうにかして変えたいという思いが

何より大事。その思いを突き進んでいくとSDGsは自然に解決していく。

まず、人があって、SDGsがあるということを伝えたかった。

 

 

海外留学の経験           

8歳の時、ひとりで中国に留学。さらにカナダ、メキシコへ留学し帰国。

もともと自分は内気で弱い人間だったが、

初めて親にお願いしたのが中国への留学だった。

約3か月毎日行きたいと言い続けた。

そして、上海に家族旅行に行き、学校を探した。

現地に着いた瞬間、中国の方々の言葉はわからないが、

喜怒哀楽が表情一つでわかるその姿にひかれた。

幼少期は自分の心を出すのが怖かった

中国にいって表現していいのだ、と直感で感じた。

母から現地校を見つけられたら留学してもいいと難題をいわれ

20校以上ある中、1校だけ全寮制の学校から許可をもらい、

そのまま日本の学校を退学し、留学。

日本を立つ成田空港で、母からは

「これからは全部自己責任。自分の人生に責任を持つことが自己責任」と言われた、

この言葉は自分の中で今でも生きている。

何かチャレンジをする時に、リスクは必ずあるが、責任を最終的に追いたいかを考え

それでもやりたいのであればやる。

 

 

平原さんの考えるSDGs          

SDGs、持続可能な開発目標というのは、

地球をひとつの一軒家に例えると、

この一軒家の中に残したい遺産は何か、残したくない負の遺産は何か、

この残したくない負の遺産をどのようにみんなで解決していこうかということが

自分にとってもSDGsととらえている。

海のプラスチックごみの問題などの環境問題以外にも、

教育、障害、ジェンダーなどたくさんの問題がある。

ひとりひとりの日常の生活でできることがある。

そして、道など、インフラをどのように変えていくのかがポイント。

個人の単位でできること、企業単位でできること、政府単位でできることがある。

企業単位でできることという点で、コンサルタント事業もおこなっている。

企業それぞれの企業が思いを持って取り組んでいる。

JTとは“ライトアップギャラリー”という活動を一緒におこなった。

街中の喫煙所の壁をもっとその地に根付いたものに変えられないかと思い、

障害者の方に絵を描いてもらい、街のひとつのアートにする。

また、描いてくれた方にお金も払い、新たな雇用を創出。

その地域の魅力をもっと伝えるということをおこなった。

個人、企業、政府それぞれでできることがある。

分けて考え、それぞれ今踏み出せる一歩を考えるのが大事。

 

 

これからの夢・目標         

いろいろな取り組みをする中で、

若い世代と、企業や大人はどちらもそれぞれ持っていないものを持っていて、

合わせると化学反応が生まれる。

インターンの方は、発想力はある一方、

リスクやプロセスなど経験が不足している。

そこを企業がプロフェッショナルとして知っている。

そのような世代間の境界線を溶かしていきたいと思い、

自分はそこに力をいれている。

SDGsは、これまでなかったことをみんなで向き合うので、

世代を超えてゼロから学べるもの。

日々の働き甲斐もすべてSDGsに繋がっている。

やっているひとつひとつのことが、どのように社会とながっているのか

これを知ることができれば、自分のやっていることをタスクと思うのか、

社会貢献と思えるのか違ってくる。

このことを自分は大切にしている。

 

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