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2022.06.24

ラジオDJの秀島史香さんに聞く『なぜか聴きたくなる人の話し方』

数多くのラジオ番組を担当しているラジオDJの秀島史香さんが登場。

ラジオとの出会いや、今年5月に出版された、25年のラジオDJとしての経験から

生まれた著書『なぜか聴きたくなる人の話し方』(朝日新聞出版)

についての話など、相手に伝わる話し方のヒントなど伺いました。

プロフィール コチラ

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著書『なぜか聴きたくなる人の話し方』(朝日新聞出版)

詳しくは、コチラ

 

ラジオとの出会い 

小学校6年生のときに父の仕事の関係で渡米。

現地の公立中学校に入るも英語が全く分からずどうしようかと思った時に、

耳を英語に慣らそうとラジオを聴き始めたのがラジオとの出会い。

最初は右から左にながれる状態。

1~2か月も経つと言葉が拾えるようになってきたが、

アメリカの学校の生徒は化粧をしておしゃれをしていて、

自分には異文化過ぎた。

当時小学生だった弟は、サッカーが得意だったので、

それを軸にして友人をつくっていった。

一方、自分は12歳という多感な時期で、

さらに、中学校の生徒たちは、3つの地域の小学校から集まっていることもあり、

みんな自分のポジションづくり、友達づくりに必死で

日本からやってきた一言も話さない女子を気にかけてくれる余裕もなく、

友達ができず最初は苦労した。

深夜にきいていたラジオが友達で自分に語りかけてくれる存在だった。

人の声はあたたかいと感じた。

自分と同じ時間に起きている人がいて、

その人が話しかけてくれているという存在であり、

そこに返事をすることから始めてみようと思った。

 

 

相手を引き込む話し方

2016年からおよそ1年間ベルギーに滞在。

この間もベルギーと日本を行き来しながら仕事を続けた。

今年5月、朝日新聞出版から『なぜか聴きたくなる人の話し方』を出版。

これは、話し方、聴き方について書いた本。

話すとき、まず、相手を引き込むために、何かをたずねると良い。

一方的に情報をなげるよりも、何かを問うことで、

相手との間に橋が架かる。

見出しを付けるようなもの。

話し始めは、相手に聞く耳をもってもらわないと、

こちらが何をいってもながれてしまう。

まず、なんだろうと思ってもらうことから初めてみるとよい。

 

著書『なぜか聴きたくなる人の話し方』 

今年5月、朝日新聞出版から『なぜか聴きたくなる人の話し方』を出版。

会話が続かない、雑談がうまくできないなど、

話し方に関する相談を受けることが多い。

特に、コロナ禍では、普通に人と会って話すことが難しくなり、

コミュニケーションの悩みが増えてきていると感じた。

そこで、今回、今思っていること、自分がこれまでラジオで感じて

こうすればよかったという小さなヒントを 本にしてみようと思った。

ラジオの仕事を25年間する中で、様々な人と話す機会に恵まれてきた。

その中で、「この人はなぜこんなに気持ちずっと話せるのだろう」という

ラジオDJとして好奇心があり、それをつきつめて言葉できないかと思い本を書いた。

相手のことを考えずに自分のボールを好きなように投げ続ける人は、

ずっと聞いていると疲れてしまう。

では、一緒にいて疲れない人はどのような人だろうと、問いをたててみると、

さまざまなヒントが生まれてきた。

ラジオDJは声だけで表現する仕事。

新人時代は自分がどれだけものを知っているか、言葉を知っているか、

どれだけきれいな言葉を巧みに使えるか など、自分中心で、

相手のことを置き去りにしてしまっていた。

声は不思議なもので、テクニックなど口先だけで、きれいな言葉で話そうとしても

心構えがないと、いいことを言おうしているという思いなどが全部透けてしまう。

 

人と話すときに役立つ話し方~好意は先出しで伝える

著書『なぜか聴きたくなる人の話し方』(朝日新聞出版)の

「ずっと話していたくなる人って?」の章に書かれているひとつに、

“好意は先出しで伝える”というのがある。

初対面の場合、英語は「NICE TO MEET YOU~あなたに会えてうれしい」

から始めるが、日本語では「初めまして」からで若干奥ゆかしさを発動する。

初対面で「すごく好きです」というのは直球過ぎるが

好意を伝えて悪いことはない。

ラジオDJとして初対面でインタビューする際、その人のことを事前に勉強し、

その人の素敵と思ったところを最初に伝えるようにしてきた。

ゲストを招く側の最低限のマナーとして楽しんでいただきたいと思う。

そのために、まず、ゲストにリラックスしていただくためにも

好意を伝えるようにしている。

最初に言えなかったときも、言わないままにするのではなく、

別れ際でもよいので伝える。

本当に感情が動いたのであれば、

言葉がたどたどしくても相手に伝わる。

きれいでなくてもいい。

テクニックではない やり取りがそこに生まれる。

ラジオを通じての人と人との絆を大切にしている。

 

相手に伝わる話し方           

著書の中で「自分だけの新しい言葉、新語・流行語を作ろう」と書いている。

新語は、名詞を動詞化してみると作りやすい。

たとえばスタジオの中に置かれているコロナ対策のアクリル板。

このアクリル板を設置することを「アクリる」と言っている。

また、たとえ話がうまくなる方法という点では、

固有名詞を積極的に使ってみるというのがある。

ほのぼのと平和な雰囲気を表すのに、

みんなの知っている固有名詞をつかって

「“あつまれ動物の森”のような雰囲気」と表現したり、

熱い上司を例えるのに「“半沢直樹”みたいだね」と言ってみる。

すると、聴き手と話し手との間に共通のイメージを生まれる。

例えるものは、年代、職業などを考え、相手がわかりやすいものを使う。

自分自身新人時代に話し方に悩み、先輩にアドバイスを求めると、

「思ったまま話せばいい」と言われたが、

それはテクニックがあるから言えることで、

ゼロからできない自分には解決にならなかった。

今回、具体的に何をどうしているのかというのを言葉にしたかった。

たとえば一文一文を短くすると相手に伝わりやすいなど、

会話における小さな工夫を言語化して出版した。

 

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