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2022.06.03

落語家の三遊亭とむさんに聞くピン芸人から落語家を目指したわけ

昨年落語家デビュー10周年を迎えた

落語家の三遊亭とむさんが登場。

ピン芸人から落語家に転身したきっかけや、二つ目昇進までの修業期間の話、

独演会でのイリュージョンの披露についての話など

日本一となったダジャレを交えながら伺いました。

 

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落語家デビュー10周年

2011年三遊亭行楽師匠に弟子入り、2014年二つ目昇進。

昨年落語家デビュー10周年を迎えた。

今年1月、ダジャレの日本一を決める「D1だじゃれグランプリ」で優勝。

大会は、何十人も挑戦者がいた。

お題がだされ、30秒間のシンキングタイムがあり、お互いにダジャレを言う。

主審、副審もいて、判定。いいダジャレがでると会場が盛り上がる。

決勝は、自分と、市議会議員の方との対決となり、

自分が優勝して表彰状をいただいた。

落語家デビュー10周年の昨年、東京有楽町朝日ホールで『大独演会』を開催。

落語と落語の合間にイリュージョンもおこなった。

早着替えをし、箱の中にはいり、イリュージョンのプロの人と一緒に登場。

ダジャレを入れ込んだ「ダジャレイリュージョン」。

イリュージョンは好きだったこともあり、

またもともと落語家ではなかったので、

落語家の方がやらないことをなるべく入れ込んだ。

 

 

ピン芸人から落語家への転身                

もともとピンのお笑い芸人として活躍。

学生時代、目立ちたくて、学校でお笑いをやっていた。

テレビに出れば、もっとちやほやしてもらえるのではと思いお笑い芸人に。

いろいろな方を笑わせたいという思いが根本にあった。

ピン芸人としてやっていたが、落語に興味を持つようになった。

自分は小道具を使ってお笑いをやってきたが、扇子と手ぬぐいだけで、

これだけの時間、笑って泣く、落語はすごいエンタテインメントだと思った。

小朝師匠と縁があり、「落語やりたかったらいいなさい」と。

言っていただき、課題をもらったが、その難しさに1年半投げ出していた。

小朝師匠にも会わないようにしていた。

東日本大震災から2か月後、気仙沼にいき、ダジャレの芸を披露したところ、

微妙な空気に。その時、中学2年生の男の子が「がんばれー」と声を上げ、

みんなも頑張れと声援をくれた。励ましにきたのに、励まされた。

自分がお笑いでやってきたことは何だったのかと思い落ち込んだ。

そのとき、話芸を極めないと、先が見えないと思い、「落語だ」と思い、

投げ出していた落語に取り組んだ。

1年半覚えられなかった課題を4日で覚えることができた。

そして、小朝師匠に会いにいき、自分でVTRに録ったものを見ていただき、

その1週間後、どうだった聴きに行った。

小朝師匠からは「落語家になっちゃえば」といっていただいたが、

「私の弟子は絶対無理。落語一席に1年半もかかるような弟子は無理」。

と言われ、自分にぴったり合いそうな人がいるということで行楽師匠を紹介された。

 

 

落語家の前座修業 

小朝師匠に紹介していただき、行楽師匠の弟子になった。

師匠に出会えたことに感謝している。本当にやさしく、みんなに愛されている師匠。

確実に破門になるようなことも師匠が守ってくれた。

例えば、行楽師匠の家の隣公園で花見をやるロケをやることになり、

自分は司会をまかされたが、お酒を飲んで、記憶をなくし、

芸を披露するどころが、師匠の家の寄席の座布団で寝てしまった。

普通は破門になるところを、師匠が

「今日はお酒を飲む企画なのだから一番飲んだ とむ が一等賞」と守ってくれた。

二つ目になり、次は、真打を目指す。

真打昇進の際は、日本武道館で大独演会をやりたい。

これは修行中から言ってきたこと。

師匠からは不祥事がなければ、そろそろと言われている。

前座修業中は、師匠のかばん持ちはもちろん、楽屋での お茶出し、

師匠の着物を畳んだり、すべてのお世話をする。

包む風呂敷の順番やお茶の熱さなど覚えることがたくさんあった。

お笑いと落語の世界は全然違った。

楽屋ですべての師匠に気を遣えないような人間が、

高座でお客様を喜ばせることはできないという教え。

自分は3年修業した。昔は住み込みということで、

通いの自分より、修業がもっと大変だったと思う。

 

 

6月2日(木)  二つ目昇進~真打を目指して

前座修業中でも前座として高座にあげていただいた。

修業を終え、二つ目になると、羽織をきたり、

好きな色の着物が着ることができたりする。

自分はラッキーカラーの赤い着物を多く着ているが、

古典落語のときはちょっと抑えた色にするなど、

話の内容によって着物の色も変える。

真打になると、師匠と呼ばれ、弟子をとることができる。

真打になって初めて本物の噺家のスタートになる

寄席でトリをとるようになるので、大きな噺もできなければいけないので、

今は真打をめざし、ネタ数をふやし、自分の腕を磨き、精進する日々。

古典もやるが、創作落語も好きで、月に1本ぐらい作っている。

覚えるのは1日1ページ。

耳で覚える人もいるが自分は書かないと覚えられない。

昔は三遍稽古といって、3回師匠がやってくださり、それで覚えるシステムだった。

口が覚えるまで稽古をおこなうが、日々繰り返し稽古をしていないと、

ふとセリフがでてこないことがあったり、忘れてしまう。

しかし、落語は同じものをやり続けるので忘れにくいということはある。

 

これからの目標。

今年10月15日に東京「大手町三井ホール」で

独演会を開催予定。

今回は落語の合間に忍者ショーをやる予定。

京都太秦映画村にいった際、忍者ショーを見て、

これだと思った。

殺陣をできる方にオファーをだしており、

本格的なダジャレ忍者ショーをやる予定。

真打にむけて自分なりのオリジナリティで勝負していきたい。

落語は、見たことがない人だと、敷居が高いと思われるが、

そんなことはない。笑いに来てもらえばいい。

まずは来ていただき、肌で感じてもらいたい。

その入り口が忍者ショーでもいい。

「D1だじゃれグランプリ」は今年もオファーをいただいたが、

チャンピオンになったので、次は審査員にしてほしい。

 

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