ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが登場。
8月18日にリリースされた
ニューアルバム『SONGBOOK』について、
ソロデビューから25周年を迎え、今振り返る音楽との出会い。
そして、最近の出会いでまだまだ大きな発見をしていることなど
音楽への情熱に溢れるお話を伺いました。
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アルバム『SONGBOOK』について コチラ
アルバム『SONBOOK』制作のきっかけ
自身の代表曲、「情熱大陸」は同名テレビ番組のテーマ曲として
20数年オンエアされ続いている。
ソロデビュー25周年の今年、
8月18日にリリースされたアルバム『SONGBOOK』は、
今まで発表した曲や、ソロで発表してきたアルバムから選んだ曲を、
新たに録音。
去年のツアー時のバンドメンバーがすばらしく、
ツアー中にアルバム制作を決意。
平均年齢57歳のベテランのミュージシャンということで、
ツアーでは、これまでと違うことを気が付かせてくれ、
毎日レッスンを受けているような感覚だった。
音楽との出会いと東京藝大での音楽革命
テレビ番組「情熱大陸」のエンディングテーマ、「エトピリカ」。
番組の収録をしているときに作った曲で、
プロデューサーからの急な依頼で、1週間で完成させた。
そもそも、クラシック音楽との出会いは、
10歳の時にサンタクロースから音楽辞典をプレゼントされたことだった。
2000ページある辞典を「あ」から読んでいった。
また、音楽家の人生にも興味をもち、
ブラームスには15歳の時に恋をし、以来浮気をしていない。
東京藝大に進学してたことが、人生におけるターニングポイントで
そこでの出会いは刺激的だった。
新入生歓迎会でセックスピストルズのコピーバンドを彫刻家たちがやっていて、
これに打ちのめされた。音楽に関する価値観が変わり、
18歳からはポップス、ロック、ジャズなど自分が体験してこなかった音楽に没頭した。
葉加瀬流の曲作り
急にメロディーが浮かんでくることがある。
アルバムの中の「Message in a bottle」という曲は、
パチュリのアロマの香りがするデニムを履いてピアノを弾いていたときに
10分という短時間でできた曲。
「Another Sky」は打ち合わせ中にメロディーがおりてきた曲。
打ち合わせ中に曲ができることはよくある。
どんな番組の曲であれ、どんな会社の曲であれ、人のために曲を書く。
この人がもっとかっこよくなる曲を書いてみたいと思う。
だから曲を書いてほしいと思った人に会いに行く。そうすると簡単に曲ができる。
会議をしているときや、その人がプレゼンしている時、
映画をみているようみえ、こんなサウンドトラックがあると
かっこいいなあと思えてくる。
そして、だんだんと音色が聞こえてきてくる。
作曲は、こうした、“ひらめき”があったら、あとは組立てていくだけ。
アルバム収録曲「ボスポラス」の制作エピソード
アルバムに収められている、「Bosporus」という曲は、
1995年くらいの作品。
沢木耕太郎さんの紀行小説「深夜特急」が大好きで
この本の中でとても印象的に描かれているのが「ボスポラス海峡」
そのイメージからつけたタイトル。
「ボスポラス」という響きが好きでたまらなかった。
作ってから四半世紀経ち、こんな曲、今の自分でかけるかなあ、
面白い才能だなあと、自分の昔の曲をきいて思うことがある。
音楽家を目指していなかったら、
ウイスキーのブレンダーか香水の調香師になりたかった。
いまだに香水は普段から3つくらいもっており、家には100~200くらいある。
シーズン、装い、時間に合わせて香水を変える。
葉加瀬太郎 コンサートツアー2021 SONGBOOK
この秋から年末までの全国ツアーの予定で、
アルバム『SONGBOOK』に収められた曲は全部演奏しようと考えている。
そして、これは毎年のことだが、
ツアー真っ最中に、すでに翌年のコンサートの企画を考えている。
こういうサイクルを20年、30年続けている。
アルバム『SONGBOOK』のアートワークは、
現役の美大の学生によるもの。
若い人の手でジャケットを書いてもらったら面白いと思い
Twitterでのやりとりが、きかっけで書いてもらった。
ジャケットに描かれている葉加瀬太郎には、
普段しているアクセサリーがデザインされていたり、
髪の毛は大好きなラーメン屋さんの麺のイラストだったりと、
パーソナルな情報が隠し絵のように盛り込まれている。
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