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2020.11.20

鳩レースの競技者の及川茂さんに聞く鳩レースの魅力

鳩レースの競技者の及川茂さん登場。

鳩レースの魅力や優秀な鳩を育てるために必要な事や、

世界のハトレース事情など

今なおトップを目指す鳩レース歴60年のプロに伺いました。

オフィシャルブログ コチラ

インスタグラム コチラ

 

鳩レースとは

これまで多くの鳩レース大会で優勝している、

鳩レース歴60年の先駆者。

鳩レースとは鳩の帰巣本能を利用し、

ある場所から、各々の鳩が鳩舎に戻るまでのスピードを

競うというもので、飛んだ直線距離を掛かった時間で割り、

速さを算出し、もっとも速かった鳩が優勝となる。

鳩がなぜ家に戻って来られるか・・・

ということは具体的には解明されていないが

太陽が出ているときの方が、帰りが早い傾向にある。

残念ながら、鳩舎に戻って来られない鳩も多い。

レース用の鳩を育てるためには、何より血統が大切で、

多くの鳩レース競技者が自身の、系統を作る事が夢となっている。

自身は10歳から鳩を飼っていて、17歳の時に初めて1000KM

の鳩レースの大会に出場し優勝を果たした。

 

鳩レース中心の生活

街にいるような鳩は、レースの鳩とは違い

そこまで帰巣本能は強くない。競走馬と一緒で、

遺伝によるものが大きい。鳩を飼い始めたきっかけは

生き物が好きだったという事もあるが、

何より鳩の帰巣本能にとても惹かれた。

鳩レースで、ちゃんと鳩が帰ってきた時は今でも

とても感動を覚える。毎朝、日の出の前に自身の鳩舎の鳩を

空に放ち訓練させる。レースに出るような鳩は基本的に2〜3年間は

現役としてレースに出場できるが、毎年新しい鳩の育成・訓練は行なっている。

とにかく鳩が可愛い、きついレースの後はお湯でマッサージする事もある。

餌の調合など鳩の健康管理が難しいが、その苦労が

毎日とても楽しい。今はおよそ500羽、飼育している。

 

鳩レースの夢は「系統」を作ること

レースに出す鳩は、実戦を通して徐々にセレクションしていく。

17歳の時に1000KM級のレースで初優勝した時は

たった1羽の鳩で挑んだ。その時の鳩が「若大将」という名前で、

若くしてよく飛ぶからという理由で名前をつけた。

今では、自身の代表となる系統になっている。

慣れてくると、顔を見るだけでオスとメスの違いがわかり

ちゃんと個体差がある。兄弟は顔がとても似ている。

若大将の他に「シャンテリー」「コンピューター」という系統を作った。

自身の他に、しっかりとした系統を作れている競技者はとても少ない。

遺伝の法則などを深く理解しないと、自身の系統を作ることは難しい。

鳩との生活はもう生活の一部のようなものとなっている。

 

鳩レースの発祥はベルギー

60年以上続けている鳩レースはヨーロッパが盛んで、

ベルギーが発祥の地となっている。

大きいレースのチャンピオンになった鳩は、数千万円の

値段がつく事もある。日本は海外ほど流行していないため

少し寂しい思いは強い。鳩レースの認知度がとても低いが、

本当に心躍る競技で、レースの前の日はワクワクして眠れない

事もある。配合のことをいつも頭で考えているが、

今は後継者がいない状態にある。もっと広めていきたいが

少し鳩レースの市場は小さくなっていってしまっている。

鳩を育てることは誰でもできるが、

環境を整えることが難しく、広い敷地が必要となる。

今は、スカイツリーの近くに鳩舎を設けている。

 

鳩レースの舞台裏

鳩レースから学んだことは、何より規則正しい生活。

鳩の訓練やエサを軸に、自身も生活するため

自然と健康的な生活リズムになる。鳩の餌やりは

基本的に1日2回、必ず自分のご飯よりも鳩の餌を

優先している。暗くなったら鳩は寝てしまう。

どれだけ鳩がいても、顔を見ればどの鳩かすぐに識別できる。

今後はなんとか若い人にもやって欲しいと思っていて、

啓蒙活動に尽力していきたい。なるべく取材などには協力するように

しているが、なかなか厳しい現状にある。また自然の摂理という

弊害もある。特に今は猛禽類の影響が激しく、

空に飛んですぐに、鷹や隼に捕食されてしまう事もある。

多くの人に鳩レースの楽しさを知って欲しい。

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