看護師であり、僧侶の玉置妙憂さん登場。
ニッポン放送では「テレフォン人生相談」の
パーソナリティとしても活躍。
看護師から僧侶への転身のわけ。
著書『死にゆく人の心に寄り添う~医療と宗教の間のケア~』
医療の現場で、医学や看護だけでは
カバー出来ない人の心の部分について伺いました。

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看護と仏教との出会い
看護師になる前は、法律事務所で働いていて、
子供が重いアレルギーを持っていたため、
子供をきちんと成人させてあげたい、
という思いから看護師になった。
そして、自身の夫が病気で亡くなった際、
考え方が変わり、出家を決意した。
現代の医学は、基本的になるべく治療をして
回復を目指すという考え方で、主人を看取った時、
延命治療をしなかったこともあり、
その姿がとても綺麗だと感じ、治療の選択の余地が
世の中には必要だと感じた。何もせず見守る側も
とても辛いが、その時に何が必要なのかを仏教に学ぼうと決心した。
生きる事とは・・・
実際の医療の現場に携わり、医学や看護だけでは
カバー出来ない部分を感じた。
何より現代医学は、生きている人に対する対応が中心である。
その生と死の境目をケアできるのは僧侶だと思った。
亡くなる事は終わりではなく、必ず先がある。
著書『死にゆく人の心に寄り添う~医療と宗教の間のケア~』は
そんな人々の心のケアのために執筆した。
著書『頑張りすぎない練習-無理せず、ほどよく、上手に休む』
では、頑張りすぎないコツを綴っている。
生きるという事は「感謝をするという事」。
生まれた時点で人は全てのギフトをもらっていて、
その人の生き方に関係なく、感謝をする事が出来れば
生きている意味が必ずあると考えている。
自分の心のコップを満たす
人の相談に乗る時は、とにかく聞いてあげる事が大切。
話を聞く事自体が、悩みを解決に導く。
何か自身がアクションを起こす必要はない。
また、努力をする事はいいが、頑張りすぎてはいけない。
力を抜くところは抜けば、何事も長続きをする。
仏教では、自分のための利益を「自利」、
他人のための利益を「利他」という。しかし、
自身が満たされていないと、誰かの利益を考えることは難しい。
自分の心のコップが満たされていれば、
他人からの評価を気にする必要はない。
そして、その時初めて誰かを喜ばせる事ができる。
自身は満たされているため見返りを求める必要は無い、
自分を満たし、相手を満たす事で人間関係はうまく循環していく。
どんな仕事でも誰かが笑顔になる
著書「頑張りすぎない練習-無理せず、ほどよく、上手に休む」
には、頑張りすぎないための考え方と、実践法を綴っている。
例えば、仕事に対しての向き合い方。
どんな仕事でも、どこかで誰かが笑顔になっている。
誰かを助ける、支えるためにやっている、
そう考えて仕事に臨むと、自身も気分が楽になる。
他には「プチリチュアル」という儀式をオススメしている。
毎朝のトイレ掃除など、些細なことでもなんでも良い。
儀式というと大げさだが、日々のルーティーンを少し
意識してあげるだけで良い。ネガティブな考え方や悩みは
無意識に起こってしまう、いわば癖のようなもの。
日々のルーティーンが自身の動きや、その時の考え方を蘇らせてくれる。
自分軸の木の育て方
縁というのはとても、大切であり不思議な物。
著書『死にゆく人の心に寄り添う~医療と宗教の間のケア~』
には、介護の仕方や、介護する側の考え方、
瞑想の仕方など、看護師・僧侶の目線が
あるからこその言葉を綴っている。
何事も、自分軸の木を育てる事が大切で、常に自分に軸を持つ必要がある。
特に今は、ネット社会で様々な情報が飛び交っている。
情報はあくまで材料で、その材料を練り上げて使うのは
自分の裁量次第。ただそれでも思い詰める必要は無く、
自身だけの柔軟なしなやかな木を作り上げて欲しい。

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