あさナビ

2019.02.15

「スパイラル」館長 小林裕幸語る青山カルチャー

東京・青山にある複合文化施設「スパイラル」館長の、

小林裕幸さん登場。

青山通りカルチャーストリート化計画や、芸術の素晴らしさなど、

存在自体がアートとも言える「スパイラル」の秘密に迫ります。

 

スパイラルについて コチラ

 

 

2月11日(月) 複合文化施設「スパイラル」とは

「スパイラル」はライブレストランや、カフェギャラリーなど、
地下1階から9階で構成される複合文化施設。
生活とアートの融合をコンセプトとし、

1985年に東京・青山に誕生した。

今年で34年を迎えるが、ここ数年では、

毎年10万人程度、来館者が増えている。

自社の展開するアートや雑貨など、

様々なジャンルのイベントだけでなく、

スペースの貸し出しも行っていて、

ドラマの制作発表や展覧会など、

年間700本から1000本程度の

多岐にわたる、イベントが行われている。

 

 

2月12日(火) アートフェスティバルSICF

2000年よりスタートした、若手クリエイターの

発掘・支援・育成を目的としたアートフェスティバル。

「SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL」通称SICF

ジャンル問わず、様々なクリエイターの登竜門的イベントで、

「スパイラル」を代表する企画の一つになっている。

毎年、ゴールデンウィークに開催され、

今年で20回目を迎える。

100から150ものアーティストが毎年参加し、

グランプリの作品は特設スペースにて展示される。

次代を担う、クリエイター達の作品は、

クオリティの向上だけでなく、考え方など

本質的に変わってきている。

絵画・彫刻・インスタレーションなど、

様々なアート要素が含まれていて、

一言にカテゴライズする事が難しくなってきている。

 

 

2月13日(水) 「スパイラル」という作品

建物そのものがアート、と名高い「スパイラル」は

巨匠・槇文彦さんが設計を担当している。

ワコール創業者である、塚本幸一さんの

思いを汲んだ、世界にも類を見ないユニークな作りになっている。

また青山通りに面していて、

アート、そして芸術を大切にする感性が

広まって欲しいという思いが込められている。

多くの人に愛され続けている理由は

アートを発信する場所でありながらも、

目的なくフラっと訪れる事ができる空間づくりを

大切にしているからだ、と考えている。

 

 

2月14日(木) 青山通りをカルチャーストリートに

スパイラルを拠点に、青山通りを

カルチャーストリートにする計画を進めている。

2020年の東京オリンピックでは、

東京の中心・渋谷と国立競技場をつなぐ

メインストリートが青山通りなる可能性が高い。

スポーツの祭典を見に行く過程で、

日本の文化を感じられる場所を、

作りたいという思いが強い。

感性を磨く事が経営者や、

経済に関わる方々にも、重要視されている中、

もっと多くの人々の生活の中に、

アートや文化を身近なものにしていきたい。

 

 

2月15日(金) 今後の活動

実家が映画館だったため、

幼少期より、アートに触れる機会が多かった。

アートは平和の象徴だと考えていて、

価値は関係なく、自分の好きな作品と

生活するだけで心が豊かになる。

また、アートを通して、様々なクリエイターの

完成を共有することで、物事を柔軟に多面的に

見る事が出来るようにもなる。

現代は、まさに企業が社会性を持つべき時代で、

物作りの考え方には、共通して豊かな感性が求められる。

今後もアートを発信する場の提供、

環境作りを続けていきたい。

 

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