昭和の時代から拝読してきた作家の方々の訃報が相次ぎました。
小林信彦さんの「日本の喜劇人」は再構成された版が何冊かあるようですが、80年代の文庫本でまさに笑いの基礎知識を学ぶような気持ちで読みました。
また82年の冬に出たビートたけしさんのANNについても記述がある「笑学百科」は当時のLFの編成局長から「こういったものを読まなければだめだ」と会議で言われ「もう読んだもんねぇ」と心の中で思った作品。
また開局30周年特番の「マイケル・ジャクソン出世太閤記」は片岡鶴太郎さんがマイケル役で大瀧詠一さんが演出、そして原案が小林信彦さんでした。
確か午後10時から始まった番組で、なんと番組が始まってもまだ大瀧さんが最後のシーンなどを編集していて、2時間で終わるはずが収まりきらず、その後の番組がその分押し込み私が担当する午前3時からのその年の夏の新曲をすべて紹介するという特番がどんどん短くなって行ったことを覚えています。
今考えるとネット局への対応などはどうしていたのだろうとい疑問もあるのですが、編集する大瀧さんの姿と短縮になって新曲が収まりきらないとなり大慌てになったことはよく覚えています。
また小林さんの週刊文春の連載「本音を申せば」では90年代から2000年代にかけてラジオの事を結構取り上げていました。
有名な番組からそんなマイナーなという番組までお聴きになっておて、いつかは私の番組もと思ったものです。
しかし一回だけ「上柳昌彦の〇〇」という番組を聴いたとの記載があったのですが!小林さんの感想や論評は一切ありませんでしたぁ。
村上龍さんは若者の社会現象を巧みに取り入れた作品だったので代表作はそれなりに読んでいます。
中でも私のお勧めは(今さら私ごときが言うのもなんですが)出版された2005年当時にとっては近未来、2011年の日本並びに世界を舞台にした「半島を出よ」という作品です。
日米関係に亀裂が生まれそのさなか北朝鮮が特殊部隊員を日本の離島に送り込みそして福岡ドーム観客もろとも制圧、そして!という内容。
これは映像化してほしいと思ったものですが実在する国が国だけに難しいとも思いました。
今回調べてみると2006年に韓国の監督が日韓共同で映画化をという記事が韓国の新聞に載ったとの記載を見つけたのですが、その後その企画はどうなったのでしょう。ご存じの方がいたらお教え下さい。
なお本は幻冬舎で上下巻の文庫本になっています。
最後は漫画家のちばてつやさん。
61年から「少年マガジン」で連載が始まった野球漫画「ちかいの魔球」は覚えています。もしかしたら後追いで読んだのかもしれません。
「マガジン」連載「紫電改のタカ」(63年~65年)はリアルタイムで読んでいました。
戦後20年ほどの時代、少年雑誌のグラビヤ連載漫画は戦争を題材にした号が多くケネディ大統領が米海軍魚雷艇の艦長で日本の駆逐艦と衝突し海に投げ出され島に泳ぎ着き苦労の末救われたという話は巻頭グラビアのイラストとともによく覚えています。
ちばてつやさんは幼き頃満州で終戦を迎え遺体を乗り越えながらロシヤ軍や中国人の襲撃を逃れ日本に帰ってきた話や、複雑な気持ちで戦争漫画を描いていたことを知るのは後の事でありました。
後にアニメになる「ハリスの旋風」(65年~67年少年マガジン)はむさぼるように読んでいた。
TVでは「ハリスガム」がスポンサーで父が系列の会社の社員だったので箱でハリスガムをもらったことを覚えています。
ちなみに「鉄人28号」のアニメソングも最後に「グリコ♪グリコ♪グ~リ~コォ~♪」とメーカー名が入っていました。
そして68年からは「あしたのジョー」が少年マガジンで始まります。
私は今まで当時は週刊「少年サンデー」派だと思っていたのですが「マガジン」も読んでいたことに気づかされます。
また望月三起也さんの「秘密探偵JA」から「ワイルドセブン」もしっかり読んでいたので「週刊少年キング」もチェックしていたことになります。
一冊が50円から60円だった時代とは言え、毎週3冊も買うほどのお小遣いはもらっていませんでしたから回し読みや立ち読みをしていたのでしょうか。
「少年ジャンプ」や「少年チャンピオン」が創刊になった60年代後半頃のお話でした。
あぁ、お三方のお話を書いていたら次々と記憶の扉が開いてしまいました。すいません!
小林信彦さん、村上龍さん、ちばてつやさんには本当に様々な事を教えていただきまた多大なる影響を受けてまいりました。
心からの感謝とお悔やみを申し上げます。
ありがとうございました。
お知らせです
11月1日㈰午後4時からの「笑福亭鶴瓶日曜日のそれ」ですが、
鶴瓶さんの喉の状態が不調だったため曲を多めにかけておしゃべりも抑えめとなっています。
寒暖差、季節の変わり目、皆様もお体お大事に・・・

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