上柳昌彦 ラジオの人

2026.10.16

音の職人

37年ぶりのライブ・アルバム「JOY2」のリリースに先駆けて山下達郎さんが精力的にプロモーション活動をされている姿に頭が下がります。

テレビでは久しぶりに「エイト・ジャム」に音声のみで出演し、スポーツ紙2紙のインタビューにヤマザキマリさんのNHKラジオ、そしてYouTubeでもご自身でアルバムの解説をされています。

その仕事ぶりは1991年に職人という意味の「ARTISAN』(アルチザン)というタイトルをアルバムに名付けた達郎さんらしく、自身の作品に対して最後まで責任を負うという気概を感じます。

「JOY2」の冒頭はライブオープニングのアカペラから長年愛用するギター、フェンダー・テレキャスターのカッティングで始まる「スパークル」であっという間に身も心もライブ会場に誘われます。

初回限定版のみに付属するDisc4の最後には大瀧詠一さんへのオマージュも聴くことができ、まさに「音の職人」の真骨頂を堪能。

さてもう一人の「音の職人」と言えば「あさぼらけ」に登場の清水ミチコさんではないでしょうか。

モノマネの枠を超えたその華麗なピアノの演奏テクニックとアーティストになりきって作詞作曲し、なおかつモノマネで歌う「〇〇作曲法」シリーズは清水ミチコワールド全開の音の世界。

もちろん「山下達郎作曲法」の作品もあります。

そしてミッチャンはモノマネをした多くの方々とその後交流を深め信頼し合いステージ等も共にすることがあるという、もはや演芸の世界を超えた唯一の存在になっています。

これはおそらく音に取り組む職人としての姿勢が、モノマネの対象になった方々の共感を得ているのからでしょう。

また自身のエッセイは自分で自分に突っ込むという独特の文体が魅力的で、なおかつ家庭科の教育実習の経験もあり、またアルバイト先のケーキ屋さんでは10人分の昼のまかない料理を限られた時間と予算の中で完成させることに喜びを感じるという多彩な人でもあります。

そんなこだわりの一端を様々な角度から今回はお聴きしています。

最後にはこれはもうレギュラー番組にしてほしいと思えるほどの楽しくも貴重な時間になりました。

祝・デビュー40周年!清水ミチコが『あさぼらけ』に登場 – ニッポン放送 NEWS ONLINE

「JOY2」とともにミッチャン登場の「あさぼらけ」も是非お聴きくださいませ!

 

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