笑福亭鶴瓶さんが10年ぶりに主演を務めた映画「閉鎖病棟―それぞれの朝」の完成披露上映会の司会を担当しました。

昨年の12月下旬から突如鶴瓶さんはダイエットを始め、どうしたんですかと聞くと「映画があって2週間で痩せなあかんねん」とのこと。
そして1月、レギュラー番組を8本抱える中での1か月に及ぶ撮影が始まったのでした。
真冬の長野県小諸市で、実際の精神科の専門治療施設を借りての撮影はかなり過酷だったようです。
そのような中でも、焼肉大会や東京から高級うどん店の職人さんと調理道具をそのままトラックで小諸に運び込み、温かいうどんをふるまうなど、鶴瓶さんらしい大胆なおもてなしの数々が、よりスタッフの結束を固めることになりました。
毎週そのようなエピソードを鶴瓶さんから聴いていたので、いい映画になってくれればと願っていました。
上映会の終了後、再び舞台に鶴瓶さんと上がり客席を見渡すと、多くのお客様が目頭を押さえている姿が見ることが出来ました。
鶴瓶さんは死刑が執行されたものの蘇生してしまいます。しかし脊髄の損傷で車いす生活をしている男。
綾野剛さんは幻聴に苦しみ、家族に疎んじられて病院に送り込まれた心優しい元サラリーマン。
小松菜奈さんは家庭内DVを受けて病院に居場所をやっと見つけた女子高校生。
胸が締め付けられるシーンも多いのですが、この3人が柔らかな日差しの中で語らうシーンに、平山秀幸監督のキャスティングの努力が実ったのだと思いました。

鶴瓶さんとは10年来の付き合いがある綾野剛さんとの何気ないシーンに、何度も胸が熱くなりました。
鶴瓶さんの演技なのか素なのかわからないあの雰囲気、あれはいったいどこから醸し出されるものなのだろう。
「自分に嘘がない人たちの物語です」と言う綾野剛さん。
「閉鎖病棟―それぞれの朝―」は11月1日金曜日公開です。

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