上ちゃんが成人式の時はどうしていましたかと言う質問のメールがありました。
そうさなぁあれは今を去ること42年前!っておいおいそんなに前なのかよという話であります。
1977年、私は浪人して潜り込んだ大学の1年生。実家から出て小田急線の参宮橋にほど近い築30~40年の家賃16000円のすきま風が身に染みるアパートに住んでいました。
前年に話題になったロッキード事件の裁判が始まった頃のことです。
小学生から中学生と転校を繰り返したために、故郷というものがなく幼馴染もほとんどいなかったために、当時の大船の実家に送られた鎌倉市からの成人式のお知らせにも「行ったところで誰も知り合いはいないものなぁ」ということで実家に帰ることすらしませんでした。
後期試験もせまっていたので四畳半のアパートで勉強のようなことをしていた記憶もありますが、せめて成人のお祝いをしようと駅前の焼き鳥屋に行き熱燗を頼むという、なかなか渋い行為に自分で酔っていました。
カウンターに座りひとり盃を傾けることで「俺も大人になったものだなぁ」という雰囲気に浸るという噴飯ものの成人式であります。
今思えばなぜあの時に実家に帰り成人になったことの報告と感謝を両親に伝えなかったと、今は反省しきりであります。
別段親との関係が悪かった訳でもないのに、とにかく出て行ったきりで一向に帰らなかったバカ息子でありました。
息子のいない成人式の日の食卓で、親はどのような会話を交わしていたのだろう思うと、ちょっと切ないものがあります。
今さら遅いよという話ですが、父と乾杯でもすれば喜んでくれたのだろうとしみじみ思う訳です。
さて我が家の娘と息子の時は……まぁ何も言う資格はありませんなぁ。

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