いつの番組を担当している時だったでしょうか。飛行機のイラストともに番組を聴いていますという内容とともに一枚のハガキが届きました。
そのイラストはなんとも暖かく丸っこい飛行機が描かれていて「あっ!このイラストのタッチは見たことがある!」と思って返事を出したのか電話をしたのか、とにかくそのようなことで飛行機専門のイラストレーターの下田信夫さんと出会いました。
新しい作品集が出ると送って頂いたり、交通会館で飛行機のイラストや模型を愛する方々との展示会から中継をさせて頂いたり様々お世話になりました。
また公開生放送やラジオパーク・イン・日比谷などにわざわざ奥様とお越しいただき長時間立ったままでご覧いただいたこともありました。
飛行機が大好きな石坂浩二さんが本を出版された時には、挿絵が下田さんだったので驚きました。
石坂さんがゲストの際に「ノブさんの描くヒコーキの絵が好きでねぇ。それでお願いしたんですよ。」とおっしゃっていてなんだか私の方が嬉しくなってしまいました。
奥様から「実は主人が急に亡くなりまして」と電話を頂いたのは今年の5月の事でした。
ちょっと体調を崩してからあっという間に逝ってしまわれたそうです。
あまりに急なことだったので奥様もまだ信じられないとおっしゃっていました。
ですから私もイベントなどにご夫婦でひょっこり顔を出してくださるのではないかと思ってるのです。
年末に奥様から分厚い画集が届きました。下田さんの仕事場には膨大な量の作品が山積みになっていてその中から選び抜いた「球形の音速機」という下田信夫さんの作品集でした。
そこには複葉機の時代から最新の飛行機までが、人間的な表情を持って丸く丸く描かれていました。

解説によれば丸みを帯びてはいるものの、すべてにおいて正確に描かれているということでした。
ページをめくりながらヒコーキの絵を眺めていると、口髭に丸いメガネの下田さんが穏やかな笑顔でラジオを聴きながらイラストを描いている姿が思い浮かんでなりません。
いつも私のラジオをお聴きいただいたこと、心より感謝申し上げます。
さて年末は31日の夜18時からクミコさんとの生放送で仕事納めです。
「あさぼらけ」、新年は1月2日から営業していますのでよろしければ!

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