立川志ららさんから野末陳平先生の書かれた「老後ぐらい好きにさせてよ」という本を受け取りました。
表紙を開くと「上柳アナ君 野末陳平」というサインが入っています。ということは陳平先生からわざわざ私に!思わず正座をして受け取りそうになりました。
野末陳平さんは私の世代にとってまったくもって雲の上の存在の方で、放送作家から政治家まで八面六臂の活躍の中ニッポン放送でも様々な番組を担当され、私が入社したころには幹部一同お出迎えするという存在の方で、私のようなペイペイが直接お話をさせていただくなどということほとんどありませんでした。
最近では志ららさんから、月に何回か陳平先生と昼ご飯を食べに行っていますという話しを伺い、それがまたとんでもなくお元気なエピソードの数々で、たとえばパソコンなども使いこなしていて、ある時不具合が生じたので見て差し上げると、実に様々ないわゆるそういう動画をご覧にっていることがわかったということを聞くにつけ、80代半ばになられてもその好奇心旺盛なところは学ばなければと感銘を受けていた次第です。(そのあたりのことも書いていらっしゃいます)
先生から頂いた本が「老後ぐらい好きにさせてよ」というタイトルだったので、私にとってちょっと先の話かなぁと思いながら読み始めましたが、これがもう参考になることなること!
「老後の居場所は退職前からさがしておく」
「めし友を持たない老後はさびしい」
「若い人たちとうまくつきあう方法」
「妻よりも家族よりも重要な男のヘソクリ」
「親の老後とどう向き合うか」
今の私がボンヤリと将来に対し不安に思っていたり、さて困ったことだなぁと考えていたことについてご自身の体験とともにこんな風にこれからの人生を考えてみてもいいかもねと文章が綴られていました。
実は昨年、立川志ららさんの結婚披露宴でお会いしてご挨拶させていただいた際、昔のようなおいそれと近寄りがたい雰囲気が影を潜め、穏やかな笑顔で対応していただいたなぁと思っていいたら、そのあたりのこともちゃんとお考えがあってのことと本を読んで知りました。
「聞き役に徹すること。老人は話し上手である必要はなく、相手から情報や若さを吸収しなさい」
「知ったかぶりは厳禁。知っていることでも知らんぷりして相手を立て、相手の新しいネタを引き出しなさい」
「話の腰を折るな。こっちから口出しは禁止。聞かれたら話す」
「昔の自慢話はするな。相手はまたかよと心の中でせせら笑っている」
これは私より若い世代の方々にも参考になりうる話ではないでしょうか。
「若い世代にノコノコついていこう」と陳平先生は人生を達観されていますが、なかなかその境地までは行かずとも心にとどめておきたい言葉であるとしみじみ思った私でありました。
野末陳平さんに直接何かを教えていただいた経験はないのですが、やはり先輩諸氏が使われていた「先生」という言葉を私も使わせていただきます。
鶴瓶さんには師匠という言葉を基本的に使わない私ではありますが……

野末陳平著「老後ぐらい好きにさせてよ」(青春出版社 定価本体1380円+税)

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