東京ガスでは男性にもガス器具に親しんでいただこうと「男だけの厨房」という料理教室を開いています。
上柳さんも体験してみませんかと声をかけられたので、取材をかねて都心に54年ぶりの11月の初雪が降った日に、調布にある東京キッチンランドに伺いました。
京王線のダイヤがこの雪のため乱れ、到着したのは教室開始時間ギリギリの10時半。コートとジャケットを脱ぎ棄てエプロンを身につけて席に着きました。
10人ほどの生徒さんは平日の午前中ということもあり私の先輩の年齢の方々ばかりです。つまり仕事をリタイヤした方々。
まず先生が実際に料理を作りながら説明をして下さいます。
皆さんは熱心にメモを取っています。
そしていざ実習。二人ひと組でキッチンを使います。私のペアはなんだか若い人だと思ったらIT関係の仕事をしている30代半ばの韓国の男性でした。日本人の奥様から行ってきなさいと言われたとのこと。
作る料理は「トマトクリームポットパイ」と「網焼きステーキのサラダ」です。
実は、女性と違って男性は世間話が苦手だったり、なんで私がエプロン着けて料理なんだという人がいるのではなど、楽しく料理を作る雰囲気になるのであろうかと若干心配していたのです。
しかし実習が始まった瞬間、私の心配は杞憂であることがわかりました。
初めて会った方々がほとんどにも関わらず、皆楽しそうにそして自然に役割分担をしてどんどん作業を進めるのです。
「こっちは私が切りますから、じゃあそれはお願いしますね」
「使い終わったものから洗っちゃいましょう」「あぁいい感じに出来ましたねぇ」「じゃあ味見をしましょう」「うーん、もうちょっと塩かなぁ」など和気あいあいです。
皆さんが積極的に動いて、あっという間に料理は完成しました。

私も料理はやらないわけではないのですが、段取りが悪かったり調味料を勘でササっと使うことが出来なかったり、またどうしても飲みながら作るので、最後には酔っ払ってしまい盛り付けが雑になったりと、なかなかやっかいなことになるのです。
しかし東京キッチンランドは広々としたキッチン、すでに用意された調味料、まさか飲むわけにもいかない健全な環境、そしてなによりもスタッフの皆さんの適切なアドバイスなどで、本当に楽しく料理を作ることができました。
最後は皆さんで缶ビールを飲みながら試食をしてお開きです。
来月は七福雑煮、合鴨のロース煮、柚子大根、栗きんとんなどおせち料理を作るそうです。
これまた実際に作ってみたい魅力的なラインナップではありませんか。こういう取材なら毎月でもいいよなぁと思いながらおいしくただきました。
参加の皆さんは、やはりリタイヤしたことをきっかけに料理を覚えたいという方ばかりで、中にはもう4年も「男の厨房」に通っている人もいました。この雰囲気が気に入ったのでしょう。
ギリギリに到着したラジオ局の人間を、皆さん暖かくむかえて下さり、本当にありがとうございました!

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