株式会社白亞 代表取締役社長 糸井謙司

2003年、広告掲載やスポンサー集めなどの法人営業の会社を退職。
2004年、現在の株式会社白亞に入社。
2011年、株式会社白亞の代表取締役に就任。

竹内：改めて、お仕事内容を教えていただけますか？

糸井：はい、ハウスクリーニングとか害虫駆除とか、お家とか事務所とかの床をきれいにすることを一番メインの仕事としております。あと今特に前からあるメニューなんですけど、力を入れてやってるのが、蜘蛛の巣がつかなくなる「スパイダーガード」、そのサービスを中心に営業展開している会社になりますね。

竹内：蜘蛛の巣がつかなくなる「スパイダーガード」っていうのがあるんですか？

糸井：そうですね。弊社のオリジナルのサービスです。

竹内：確かに蜘蛛の巣っていろんなところにありますもんね。

糸井：どうしても玄関とか看板などにかかってたりすると、やっぱりイメージは悪くてしまう。

竹内：確かにお店だと。

糸井：蜘蛛の巣をつきにくくさせるような、そういうサービスを提供させていただいてます。

竹内：会社相手だったり、個人相手だったりあると思うんですけれども、引っ越しシーズン、新生活を送られる方もいらっしゃると思うので、忙しくなる時期だったりするんですか？

糸井：これからの時期は、ちょうど虫が出始めるので、虫の件では忙しくなってくる。「スパイダーガード」などもそうですね。

竹内：夏に向けて。

糸井：はい、5月6月くらいになってくると、今度エアコンのクリーニングの依頼が増えてくる時期なので、今度それで忙しくなってくるというサイクルになってますね。

竹内：入社されて20年になるんですね？

糸井：そうですね。娘が生まれたタイミングですので、ちょうど20年になります。

竹内：そうなんですね。振り返って、この会社に入って良かったなって思いますか？転職しようという思いも？

糸井：最初の3年くらいは、毎日思ってましたけどね。今は本当に良かったなと思いますし、やりがいを持ってやれてるなっていうのを感じていますね。

竹内：これから新社会人の方とかもいらっしゃると思うんですけれども、そういう方に向けてメッセージというか、悩んでいることとか、自分が思うような仕事に就けずに悩んでいる方も中にはいらっしゃると思うのですが。

糸井：やっぱりとにかく目の前にあることを一生懸命、嫌だったけどもその仕事に対して、もっと良くするには、もっと喜んでもらうにはどうしたらいいかなっていう…。結局、自分の為というよりも、お客さんをどうやって喜ばせてあげようかとか。

竹内：はい。

糸井：あとは、やっぱりお客さんの家族をどうやって満足させてあげようかなとか、そこを見ながら目の前のことを一生懸命、その為にはもっと技術を磨かなきゃとか、知識を付けなきゃとか思いましたし、そうやってやっていくと、またお客さんにしてあげられることがどんどん増えていって、そしてお客さんが喜んでくれてというサイクルになっていったので。

竹内：ええ。

糸井：やっぱり、これに意味があるのかないのかって考えると、やりたくないことっていっぱいあると思うんですけど、ただその意味を自分で作っていくしかないかなって思うんですよ

竹内：自分でですね。

糸井：一生懸命自分がそこで何か必要かどうか分からないけど、頑張って取り組む中で、本当に喜ばせる為にはどうしたらいいかなとか。満足させる為にはどうしたらいいかなとかいうのを考えていくと、やっぱそこに意味は生まれてくると思うので、あまり自分で必要なのか必要じゃないのかとか考えずに、必要があるから仕事として成立している訳ですから、その必要としてくれる人のために一生懸命どうしたらいいかって考えてやっていけば、色々意味が生まれてくるんじゃないかな。

竹内：確かに。こんな仕事いらないよとか、自分がやる意味とか、誰しも一回は自分じゃなくてもいいんじゃないかと思うのは通る道ですもんね。

糸井：しょっちゅう思いましたね。

竹内：一生懸命やってたら、そこに意味が生まれるっていうのは凄い名言ですね。

糸井：ありがとうございます。

竹内：では、最後にこれからの夢・目標を教えていただけますか？

糸井：これは私が勝手にそう思っているだけかもしれないんですけれども、このお掃除とか害虫駆除の仕事が価値がないというか、低く見られているような風に捉えられてることが多い気がしていてですね。ただ、物凄くキレイにすることって、物事を整える為には、最初にやらなきゃいけないことだったりすると思ってるんですよ。

竹内：はい。

糸井：めちゃくちゃ価値のあることを実はやっているんだと私は思っていて。ただ、その価値を下手すると、働いてる人とお掃除の仕事とかやってる人もそういう感じてなかったりとかとあるので、もっともっとこの業界、ハウスクリーニングにしろ、害虫駆除にしろ、キレイにすることの意味とか意義、価値をもっともっと世の中に広げていきたいなと、知らしめていきたいというのはおこがましい話ですけれど、考えていますね。

竹内：なるほど。

糸井：その為に何かできるかを一生懸命考えていけたらと思っているところですね。

竹内：いま糸井さんのお話を聞いていると、こういう風にお仕事されて、こういう思いで取り組んでいるというのが、より多くの人が分かってくれると、悪いイメージは全くないですけどね。そのお仕事に対して尊敬できるというか、働いている人の声を聞くと、よりいいですよね。

糸井：そうですね。本当にそう思います。