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2024.08.15

8月8日(木)配信 建象設計株式会社 代表取締役 原 賢造

建象設計株式会社 代表取締役 原 賢造

1973年生まれ。
専門学校の建築学科を卒業後、建築事務所に入社。
その後、別の設計事務所に転職し2023年までの22年間勤務。
2024年4月、現在の「建象設計株式会社」を設立。


竹内:会社を設立されて間もないですね。今年の4月に設立したばかりなので、3ヶ月ちょっとですがまずはお仕事内容から教えていただけますか?

原:建象設計株式会社は、基本的に注文住宅とか個人向けの住宅の設計を行っていく事務所として立ち上げました。家を建てるにあたって、不動産業界とか金融業界とか、建設業界以外の業界とも携わっていかないと家は建てられないので、そこをお手伝いしています。例えば、住宅ローンのアドバイスとか、土地探しとか、そういったアドバイスまでできます。

竹内:なかなか、土地探しからお手伝いしてくれる設計事務所ってないですよね?

原:そうですね、あまりやってないと思います。土地も持ち込みで設計するっていうのが普通のパターンです。ただ、土地を選ぶにあたって、どうしても設計上の問題点とか基準の問題とか、お客様がどうしても判断できないと思うんです。

竹内:あると思います。

原:そういうところをお手伝いする形で。

竹内:例えば、1階にキッチンを置きたいって思っていても、この土地だと日当たりの関係で2階にした方がいい!みたいなこともありますよね。

原:そうですね。建てた家の高さとか、そういうものも基準で決まっていたりしますので、どのくらいの土地が必要なのかっていう判断もなかなか難しいと思うんです。

竹内:正直、素人だと分からないです。

原:3LDKの建物が欲しいけど、それに合った土地ってどのぐらいの平米数が必要なんだろって。

竹内:分からないですね。逆に今までそれがないのが不思議なくらい、土地探しって難しいですよね。

原:どの不動産屋さんでもある程度の説明をされてると思うんですけど、そこを「きちんとご説明しますよ」っていう形で皆さんの目の届かないところまでやっていきたいと思うんですね。

竹内:その後の住宅ローンのサポートとかもしてくれるんですか?

原:そうですね。ライフプランとか、そういったものを考えて、どういったタイプの住宅ローンが適してるとか、そういうアドバイスになります。けど、実際に、住宅ローンを私の会社で組めるわけではないので、あくまでもアドバイスになっちゃうんですけどね。

竹内:どうしてこのようなサービスを提供しようと思われたんですか?

原:私が単にデザインを売る設計事務所という形ではなくて、あくまでも「お客様の伴走者」になりたいというところがありまして、そのためには何をするべきかって考えた時に、いま周りの設計事務所でしてないこととして、細かいところのサポートまでしていこうとなりました。

竹内:22年間別の設計事務所で働いていらっしゃったので、相当この業界の経験はおありですもんね。

原:そうですね。働いていた期間で一番私が教えてもらったことで、今でも大事にしているのは、「お客様のことを考えて設計しなさい」ということをこんこんと言われまして。要は、お客様の一生を背負う覚悟で設計しなきゃ、お客さんの望むものって提供できないっていう会社の信念があったので、そこに共感して一生懸命働いていました。

竹内:大手のハウスメーカーさんだと、設計からやってくれますよね。そういうところに頼まないで、原さんに頼むメリットってどういうところにあるんですか?

原:例えば、大手のハウスメーカーに頼むと、直接打ち合わせするのは図面を描く人じゃなくて営業の方とかが多いはずなんです。そうするといくらお客さんが理想を言っても、実際に図面を描く方や作る方に伝わらない。

竹内:なるほど。

原:それが一番ギャップが出てくるパターンですよね。

竹内:原さんに直接伝えられるという良さがあるんですかね。

原:そうですね。私の考えとして、あくまでも「お客様の伴走者になる」っていう考えがあるんで、出来上がった家に対して私が設計したんじゃなくて、お客様が自分で設計したって言えるような形の設計スタイルでやっていきたいんですね。

竹内:はい。

原:そうすれば、お客様も家に対して、自分の理想、自分の想いが伝わって建てた、設計した建物っていう想いになるんで。

竹内:一つ一つに思い入れが出来るということですね。

原:家に対してもすごい愛着が出てくると思います。

竹内:確かに。

原:うちの会社の名前じゃなくて、あくまでもお客様が自分で建てたって言ってもらえるような形の設計の進め方をしていきたいと思ってます。

竹内:これからの夢、目標を教えていただけますか?

原:先ほどから何度かお客様の伴走者になるって話をさせてもらっているんですけど、うちの会社の社是としてるのがジョン・レノンの言葉なんですけど、「ひとりで見る夢はただの夢、一緒に見る夢は現実だ」っていう言葉があるんですね。それを信念にして、お客様のため、お客様の伴走者として、お客様が満足できるような家を建てていくということを第一に、これから会社を続けていきたいなと思っています。

竹内:お客様が求めているのはすごく寄り添って、自分の家のことを考えてくれる人の存在だとおもいます。お客様もそれを求めて原さんのところにいらっしゃるんだろうなと思うので、夢を具現化するお仕事は素敵だと思いました。頑張ってください。ありがとうございました。

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