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2024.03.07

2月29日(木)配信 税理士法人ラポール会計事務所 代表社員 今野真輔

税理士法人ラポール会計事務所 代表社員 今野真輔

    

大学を卒業後、仙台国税局に入局。
法人税や所得税の調査官として経験を積む。
仕事を通じて経営者と税理士の関係に疑問を持ったことから、
税理士として独立することを決意。
2015年、47歳のときにラポール会計事務所を設立。
税務顧問、創業融資を中心とした各種コンサルティング、
セミナーなど、さまざまな活動を続けている。


竹内:税理士さんでらっしゃる。主にどんなことをされていますか?

今野:クライアント様の税務申告、会計の入力、会計を自分でやってる方は自計と言うんですけど、そのチェックですね。あと、税務相談、あと、よろず悩みごと、相談を受けています。

竹内:私もフリーになってからは、確定申告を自分でやるようになったので、今の時期は、やらなければと焦っているところなんですけれども。

今野:そうですね、ラジオ・テレビでも国税庁が確定申告を煽られてるのがあるのかもしれませんけれども。

竹内:しかも今回はインボイスが始まって、今年の確定申告はより不安なんですけれども、税理士さんとしても負担は増えていますか?

竹内:はい、おっしゃる通り、入力担当のお客さんが多いので、どうしてもいちいち領収書を見て番号記載になってるのを拾って、それを会計ソフトの方に入れていくので、手間暇は凄くかかってはいるんですよね。

竹内:国税局の時に培った知識が活きるところもあると思うんですけど、どういうところが特に強みになりますか?

今野:一番は税務調査だと思います。その現場を知ってると知らないのだと納税者の方が有利・不利というのはすごくありますので。

竹内:税務調査っていうのは、脱税してないですかといきなり抜き打ちで個人に来るやつですけ?

今野:そうですね、マルサって強制捜査、裁判官から令状を貰ってやるやつ。あれは特殊な例なんですけども、税務署さんだと任意調査なので、基本的には予告の電話が来ますね。

竹内:はい。

今野:稀に無予告の任意調査もあります。ミニマルサみたいな感じでしょうかね。アポなしで、朝「ピンポン」と来て奥さんがビックリしちゃって困って、そういうのもあります。

竹内:へ~そっか。

今野:そこは現場を知ってるか知らないかで有利不利がありますよね。無予告だったらちょっと今日は止めて明日にしない?とか、その辺の交渉ですよね。そこが多分、売りなんでしょうかね。

竹内:コネクションがあるっていう。

今野:そうですね。

 

竹内:プロフィールに仕事を通じて経営者と税理士の関係に疑問を持ったことから、独立することを決意と書いてあるんですけど、疑問を持ったというのはどんな関係ですか?

今野:これも国税局にいた時の経験なんですけど、税務調査に行って夕方4時頃になると大体終わりになるんですけど、その時にある社長さんの税理士がなぜか帰っちゃったんですね。で、社長さんと私になった時に、色々相談されたことがあったんです。

竹内:へぇ。

今野:なんで税理士さんがいるのに税理士さんにお金払ってるし、相談したらいいんじゃないのという話をした時に、気を遣って相談しにくいと遠慮されていたんですね。そうすると、先ほどお話ししましたけど、税務以外よろず悩みごとを相談しやすいというのは税理士さんなのかと思っていたんですけど、実際にそういう社長さんがいらっしゃったんですよね。それがまさに辞めるきっかけというか。

竹内:はい。

今野:周りに税理士の先輩いますけれども、人の話というぐらいは聞けるのかなという。そういう税理士でありたいなと、勝手に税理士像を作ったんですね。

竹内:今野さんとしては、自分だったらもう少し寄り添えるような税理士になれるなって感じたと。

今野:そうですね。社長様らが相談しやすいようにしないといけないなと。

竹内:最後に、これからの夢・目標を教えていただけますか?

今野:今の仕事の他に、いわゆる事業承継という言葉聞いたことありますか?

竹内:はい、聞いたことあります。

今野:会社が潰れたり、廃業しちゃったり、継手がいなければ廃業になってくるので、これからますます…ところもあるので、実質的に資産承継っていうんですけど、帳簿上でこれを承継する・しないをやっている業者さんって結構多いんですけど、実質的な経営のあり方とかですね。

竹内:はい。

今野:実際、そういう事業承継の相談をもうちょっと踏み込んで受けられるようになるといいなと。銀行とか商工会議所も結構やってるんですけど、これからまだまだ人口も減ってきて、継手がいなくなると、会社もなくなってくる、会社がなくなれば、当然景気も悪くなるというところですよね。そういうところも微力ながら携われればいいなと思ってます。

竹内:どちらかというとコンサルタントの仕事。

今野:そうですね。会社を売るのか、誰かに継がせるのか、会社の中に継ぐ人がいればいいんでしょうけど。そういうコンサルとかにも今後手を広げていければなと思っています。

竹内:あがとうございました。確定申告が迫っているこのタイミングで税理士さんのお話を伺うことができて良かったです。確定申告頑張ります。

今野:頑張ってください。

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