竹内由恵のT-Times

2024.01.18

12月28日(木)配信 Office Walk on 代表 梶純子

Office Walk on 代表 梶純子

同志社大学経済学部を卒業後、
株式会社リクルートスタッフィングに入社。
2015年に中小企業診断士に登録、
副業で経営コンサルタント業開始。
現在は中小企業診断士として活動中。


竹内:仕事内容を伺ってもいいですか。

梶:仕事の内容はいっぱいあるんですけど、今はその経営コンサルティングという形で顧問契約していただいていたりとか、中小企業さんのコンサルをしたりですとか、あと一時的に補助金の申請書類を作成したりで、コロナ禍の時が本当にバブルという感じで、凄くいっぱい書いたんで、副業でやっていたんですけど、それでいっぱい稼げるようになったので、独立しようと思いましたね。

竹内:副業でやってたのは?

梶:リクルートの時です。2015年に中小企業診断士の登録をしたので、そこから2021年まではずっと副業でやっていたんですけど、コロナ禍が2020年から始まって、いろんな補助金が出るようになって、その申請書類を書いて欲しいという依頼をいっぱいいただけたので、これだとやっていけるかなと思って独立しちゃったんですけど。そのバブルはもう過ぎちゃいました。

竹内:中小企業診断士は、どんな資格なんですか?

梶:経営コンサルタントの唯一の国家資格でしてで、経済産業省に登録をしているものになります。

竹内:取るのってかなり大変なんですか?

梶:結構難しいのかもしれないです。1次試験が7教科ありまして、受かったら2次試験、最後3次試験まであるんですけど、女性の診断士がいま4%くらいしかいないみたいなんですね。

竹内:そんなに少ない。

梶:そうなんです。合格率も、3回試験があるんで結構低いのと、実際に試験に受かってからも実務補習っていうのを受けないと、実際には中小企業診断士になれなくて、更に5年ごとにその資格を更新するための実務理論研修っていうのも5ポイントと実務ポイントっていうのを30ポイント獲得しないと更新できないので、毎年、試験に合格する人と同じくらいの人が診断士じゃなくなっちゃうっていうのも聞いて。

竹内:え~そうなんですね。今はどういう依頼が多いんですか?

梶:依頼は色々あるんですけど、今やっている中ですごくやりがいを感じているのは、奈良市の創業支援施設の「BONCHI」っていうところで、創業相談に乗ってるんですけど、それが商店街の真ん中にあるので、私と同じようなママさんがよく相談に来られるので、それはすごいやり甲斐を感じます。

竹内:ありますね、どんなところにも創業を支援する施設。

梶:女性が多く相談に来られるんですけど、奈良は、女性の労働力率っていうのが全国最下位なんですよ。

竹内:え~そうなんだ。

梶:はい。大阪と京都のベッドタウンとして奈良県があるんですけど、旦那さんが大阪とか京都で働いていてで、奥さんは奈良で子育てをするんですけど、子育てには凄くしやすい街なんですよ、奈良って。

竹内:はい。

梶:地価も安いし、家賃もすごく安いんでいいんですけど、働く場所が奈良県に少なくて。お子さんがいらっしゃるとそんなに通勤に時間をかけていられないので、やっぱり近場で仕事を探すと手軽なところ。

竹内:会社がないんですね。

梶:そうなんです。働く場所がないんだったら、起業というのも一つの提案だと思っているので、そこを支援するということをやり甲斐に思っています。

竹内:仕事をしていて嬉しいとか楽しいって思う瞬間ってどういう時ですか? 梶:やっぱり嬉しいのは、その後上手く行っています、という報告を。こんな風にオープンしましたとか、こんな風にできてます、こんなにお客さんが来てくれましたとかという報告を受けた時がやっぱり一番嬉しいですよね。

竹内:結果が見える。

梶:そうですね。

竹内:今のお仕事って、1日のスケジュールって言うんですかね、どういう風になってるんですか?

梶:そうですね、すごくホワホワ働いてますので。

竹内:内容を聞いているとホワホワ働いてるようには(笑)めちゃくちゃ難しい話だなと思って。

梶:仕事を入れる時と入れない時、自分で仕事をやってるメリットだと思うんですけど、結構メリハリをつけてやってます。

竹内:例えば、お子さんの行事に合わせてとか?

梶:そうです、そうです。

竹内:何か新しいことに挑戦したいみたいなものもあるんですか?今のお仕事していて、例えばもっとこういうことしたいなみたいな。

梶:あ~、いろいろな人を支援するっていうのは、やっぱり楽しいなと思うので、最近で言うとそのママ達もそうですし、あと、未来の若者達っていうのも支援したいなと思っていて。

竹内:はい。

梶:実際、そういった方も相談も来ていただけるので。そういうママとか若い人達っていうのをどんどん広げて、サポートしていけたらいいなっていうのは思っています。

竹内:はい。これからもっと奈良を盛り上げていくべく、色んな人の相談に。

梶:そうですね。 凄く優秀な方が、奈良は多いなって思ってるんで、その人達が働かないで家にいるというのはもったいないなって思うんで。

竹内:そうですね。

梶:特にママさんの起業っていう場合、旦那さんからの給料ってあるんで、何て言うんですかね、そこをあまり心配せずにいけるじゃないですか。だから、そういう意味では、他の方が挑戦するよりもハードルが低いはずなんですよ。

竹内:はい。

梶:そういう意味で勇気をふりしぼりないのはもったいないなって思ったんです。

竹内:ある意味、男性よりも挑戦しやすい環境にある人が多いかもしれないですね。

梶:そうなんです。

竹内:ずっと思い描いていた夢に挑戦するとか。

梶:そうなんですよね、お子さんがいることを別にハンデとか思わずに、せっかく別にお財布があるんだから(笑)そんなに心配せずにちょっとやってみたらいいのにと。

竹内:いい環境ですよね。

梶:そうなんです、全てを失ってそっちへ挑戦するとなると大変だと思うし、それなりにちゃんと貯金もしてねって言いますけど、そういう意味ではやりやすいはずなんで。

竹内:一歩踏み出す。

梶:是非、踏み出して欲しいと思います。

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