株式会社PRONAL 代表取締役 白石 開
埼玉大学教育学部を卒業後、さいたま市の小学校教員として勤務。
その後、中学校勤務を経て、2023年に起業。
現在は、“「先生ってかっこいい」を取り戻す”というミッションのもと、
各地で中高生へのキャリア教育の講演活動や
学校教育関連の事業を行っている。
竹内:もともと先生でいらっしゃったんですね。
白石:はい。
竹内:今この収録の時点で、起業されてからおよそ半年経つということですが、ここまでどうですか?
白石:竹内さんがおっしゃる通り、もともと教員だったんですけども、やっぱり学校って子どもたちと毎日出会って、刺激的でとても充実してるんですけども、会社を作ってみて、出会う人も変わってきたりする中で非常に刺激的な毎日で、とても充実した日々になっています。
竹内:具体的にどのようなサービスを提供されているのか、教えていただけますか?
白石:はい。私たちは中学生向けのキャリア教育というところで、自分たちの夢とか将来の職業への入口から、中学校3年生の高校進学とか次の進路に向けたステップのところまでの3年間の進路の学びっていうものを1つのパッケージとして提供させていただいてます。
竹内:3年間の進路の学び?
白石:やはり子どもたちって中学生ぐらいになると、自分の将来の夢や仕事ってどういうところを目指していこうかなって少しずつ考えていく段階に行くんですけども、そこの入口で、今の子どもたちってなかなか、将来どういう道に進みたいとか、何をやってみたいっていうところに明確な思いを持っていない子どもたちも多いんです。まずそういう将来の夢とか職業について色々考えたり調べたりするサービスを、まず提供させていただいてます。
竹内:高校受験に向けてとかではなくて、その先のキャリア形成を指導していくってことなんですか?
白石:はい、おっしゃる通りです。やはり最初に将来のところから始まって、そこからだんだんと今の自分たちの年齢とか次の高校進学とか、次のステップに、だんだんだんだん落とし込んでいく。私のビジョンとしては、将来の夢とか目標があるから、じゃあ次はこういう道に進みたいな、高校行ってみたいな、大学行ってみたいな、こういう職業についてみたいな、ってところが出てくるのかなってところで、先に将来の夢とか職業について考えていくっていう学びを提供させていただいています。
竹内:高校時代の仲間と経営されているんですよね。何人ぐらいでこのお仕事されてるんですか?
白石:今現在、副代表の田畑という者と2人でやっております。
竹内:あ、2人で!どうですか?昔からの仲間と一緒に仕事すると、なかなか難しいところも出てくるみたいなことをね、聞いたりしますけど。
白石:ほんとに竹内さんがおっしゃる通りで、私たちの知り合いの経営者の方とか、出会った先輩方、ほぼ9割以上の方に、友達同士の経営は絶対にやめた方がいいという風に、アドバイスをこれまでももらってきました。でも私たち自身としては、友達っていう定義をもう少し深掘っていくと、みなさんが思っているような友達とはまたちょっと違うのかなと思っています。
竹内:そうなんですね。
白石:どういうことかというと、友達っていうと、仲良い関係が長い間続いていて、楽しい仲間みたいなのが友達なのかなという風に思ってるですけども、私たちも非常にこう、アホな関係もあったりするんですけど、でもそれ以上に、高校時代に私が剣道部でキャプテンで、彼が副キャプテンっていうポジションで、高校時代は日本一を目指してやってたんですね。ある意味、日本一っていう1つの目標に向かうビジネスパートナーでもあり、日本一になるためにはどういうプロセスを踏んでいけばいいかなっていうので3年間共にやっていって、最後2位にしかなれなかったんですけど。
竹内:いや、すごいです。
白石:でも、それが今回ビジネスに置き換わって、学校教育、日本の教育をもっと良くしたいってまた1つの目標に向かって、田畑という仲間とともに協力しながら今やっているっていうとこにおいては、高校時代と変わらずにいい関係を築きながら、ただの友達というよりは、戦友みたいな形でやれているので、そういう意味では2人でやれていて良かったなという風に思っています。
竹内:そうですよね。部活で、しかも3年間一緒にやっていたから、相手のこともよく知ってるし、今一緒に仕事していて、突然「え、こんなやつだったの?ガーン!」みたいなことはなさそうですもんね。1回もう苦楽を共にしているからこそ、いいですね、その関係。楽しそう。このサービス自体が、たしかに自分の学生時代を振り返ってみると、キャリアについてお話する機会なかったなって思うので、こういうものを先生が提供してくれたら嬉しいなって。やってくれる先生がいたらいいなっていう風に思います。
白石:ありがとうございます。逆に竹内さんはアナウンサーになりたいなって思ったのはいつぐらいとか、きっかけがあったりするんですか?
竹内:いや、それこそほんと、キャリアについて考えることがなかったので、就職活動の時に周りがだんだんざわざわし始めて「えー。あ、なるほどな」みたいな。大学2年生、3年生ぐらいの時に、アナウンサーセミナーみたいなものに友達が興味本位で行ってるところに、私も乗っかって行ってみたら、すごい面白そうだなこの仕事、って思ってそっちに向かっていったんですけれども。それこそもっと早くから目標にしてたら、もうちょっと国語がんばれたなとか(笑)。もう少し意識変わってたかもなっていうのはありますね。
白石:竹内さんも今おっしゃられたように、きっかけ1つなのかなと思っていて。今、お話いただいたように、その段階をですね、ちょっとずつ早く持っておくことで、将来に向けて自分のやるべきこととかがんばりたいことっていうのが明確になっていく。だからこそ、国語も数学も英語もがんばってみようかなっていう原動力になるのかなと思うんで。
竹内:原動力になりますよね。なんで勉強してるんだろうとか思うことありましたもんね(笑)。それが将来役立つためにっていうかね。そのために勉強してるから、ちゃんとそれが自分でもやる気に繋がるといいですよね。 最後に、これからの夢、目標を教えていただけますか?
白石:私たちの企業としての理念にもあるんですけども、教育が良くなるってことはより良い国とか世界が形成されるっていうことを、学校教育って国の根幹だっていうことを心から思ってます。ここまで、ありがたいことに、私たちのこういう思いとかサービスに共感していただいて、学校の先生方にたくさん受け入れていただくような段階に来ているんですけども、この後それがどんどんどんどん広がっていって、それが先生のためでもあり、そして、目の前にいる子供たちのためでもあり、そして、その後ろに控えてる保護者の方たちにも力になれればなと思っているので、これからこういうサービスを通して、私たちがやってることが最終的に社会の貢献に繋がっていければな、という風に思ってます。
竹内:そうですね。学校教育って割と決められた教科書に沿って行われていくって感じですけれども、それよりももっと個人に寄り添った授業とか話し合いの場みたいなものがあるといいなって私も思うので、広まっていけばいいなって思いますね。がんばってください。
白石:ありがとうございました。
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