FAロボットマネジメント株式会社 代表取締役 三輪洋介
FAロボットマネジメント株式会社は、
自動化・ロボット化を企画構想段階から導入後の運用まで
トータルでプロジェクト管理を行う会社。
国内中小製造業の企業様のものづくりを革新し、
労働生産性と競争力を高める現場改善を全力で支援している。
竹内:会社の名前がすごく興味をそそる名前で。「FAロボットマネジメント株式会社」という。FAというのは何ですか?
三輪:FAはですね「ファクトリーオートメーション」の略語です。工場の自動化ですね。
竹内:なるほどなるほど。工場の自動化。じゃあ、まさに事業内容を。
三輪:会社名にしました。
竹内:自動化するロボットを導入していくっていう。それを、仲介している感じなんですか?イメージとしては。
三輪:そうですね。イメージとしては、こういうところを自動化して、こういうところを改善していきましょうっていうのを企画したり提案したりして。それを形にして、実現するための設備の設計だったり構想だったり、それから現場に設置して運用するまでの一連を全部管理していく、プロマネですね。よく言うプロジェクトマネジメントです。
竹内:ロボット自体を作っていく会社っていうのはまた別にあるんですね。そういう会社さんとイメージを共有しながら作っていくんですね。例えばどんな会社の依頼があるんですか?
三輪:特に多いのはですね、金属加工業の会社さんが非常に多いです。その中でも、溶接とか、金属を溶かして接合する加工とか。あと研磨ですね。表面を綺麗に磨く加工だったり。3K作業って言われるんですけど。「きつい、危険、汚い」みたいな作業があるんですけど、それを自動化していきたいという依頼が非常に多いですね
竹内:金属加工のところだと、どんなロボットがあるんですか?
三輪:ロボットと言ってもたくさん種類があって。よく使われるのは、産業用ロボットと言われる、関節が6個ぐらいある、見たことあるかもしれないですけど。
竹内:はい、まさにこう、右から左に行く、手の動きみたいな感じで。
三輪:はい。歩行するロボットとかではなくて、ほんとに手だけを、モーターで構成されているようなロボットを使うことが多いですね。
竹内:そういうのを導入していくっていうことですね。けっこう今でも、まだ自動化していない会社っていうのは多いんですか?
三輪:まだやっぱり、たくさんあります。
竹内:やっぱり昔ながらの。人間の手じゃないといけない部分もあるんですかね、そういうところは?
三輪:ありますね。やっぱり日本のものづくりのレベルは非常に高くて、小さい会社さんでも、その道30年とか40年の職人さんがたくさんいらっしゃるわけなんです。そういう方が、今後どんどん高齢化して、いなくなって。若い人がなかなか入ってこないよ、という時代になってきていて。職人さんの経験値とか勘でやっているようなところを自動化するのは、非常に難しいんですけど。それでもロボットとか自動機を使って、少しでも再現していく。で、本当に難しい、人間じゃないとできないところだけ若い人に教えていったりだとか、人の作業として残していく。全部が全部を自動化するわけではなくて、自動化できるものは自動化していきましょう、と。逆に、人じゃないとできないところは、人がそこに集中していただきたいという風に考えてます。
竹内:取って代わるというよりは、共存していくためのロボットってことですね。今、開業されて6か月ですよね。
三輪:はい、そうですね。
竹内:なので、本当に開業したてという。ほやほやで。どうですか?まだ6か月の段階ですけれども、手応えというか。
三輪:何度かいろんな企業様からお問い合わせもいただいてですね、けっこう忙しくやらせていただいてます。
竹内:6か月の段階でそんなに来るものなんですね。
三輪:そうですね。3社、4社ぐらいご支援させていただいてます。
竹内:もともと繋がりがあったところですか?それともPRして、来た方々なんですか?
三輪:どちらもいらっしゃいますね。もともとお付き合いさせていただいていた企業様もいらっしゃいますし、新しくお問い合わせいただいて。
竹内:こういうお仕事されている会社ってあるんですか?
三輪:あまりないですね、正直申し上げて。
竹内:そうなんですね。普通は自分たちで、自動化してくれる会社、作ってくれる会社に直接問い合わせるみたいなのが。
三輪:多いですね。
竹内:多いんですね。じゃあ、そういう相談できる場所っていうのが、意外と少ないってことなんですね。
三輪:少ないんです。
竹内:そうなんですね。
仕事へのこだわりとか企業理念というのはおありですか?
三輪:動機にもつながりますけども、やっぱり、日本の中小製造業を盛り上げていきたい。どんどん人材が貴重になっていきますよ、と。当然、人件費も上がっていきますし。製造業とか、手を汚すような仕事に入ってくれる若手はほんとに減ってきてますよ、と。そういう環境の中でも自動化を進めてですね、付加価値、よく利益率なんか言ったりしますけども、単純に、少ない原資で大きな利益を生むような構造に転換していくようなお手伝いをしてですね、日本製造業全体が盛り上がっていけばいいな、という風に思っています。
竹内:将来的には、どうなっていきたいっていう構想を描いてらっしゃるんですか?
三輪:30~40年前は日本がものづくり大国と呼ばれてた時代もありますけども、やっぱりそこですね。日本の製造業は自動化が進んでて、ものづくりの品質も高くて、やっぱり世界ナンバーワンだよ、という風に言われるような時代にしていきたいなと思っています。壮大ですけど。
竹内:いやいやいや、でもほんとそうですよね。日本人のプライドみたいなものがそこにありますもんね。私、別に製造業で働いているわけじゃないですけど、勝手に「日本人はものづくりが得意なんだ」というプライドみたいなものがあるので、それは守っていけたら嬉しいなっていう風に思いますね。
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