竹内由恵のT-Times

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 9月21日(木)配信 株式会社 シーティーエフ 代表取締役 一面...
2023.09.28

9月21日(木)配信 株式会社 シーティーエフ 代表取締役 一面俊明

株式会社 シーティーエフ 代表取締役 一面俊明

1959年のお生まれ。
早稲田大学政治経済学部を卒業した後、
大手證券会社に入社。
2020年、株式会社 シーティーエフの代表取締役に就任。。


竹内:株式会社 シーティーエフの事業内容について伺ってもよろしいですか。一面:東京の下町、葛飾区、江戸川区、荒川区、この3区で老人のデイサービス。それに1カ所だけ御存じかどうかわからないけれども、サービス付き高齢者向け住宅という事業を全部で10カ所展開しています。

竹内:訪問介護と、実際に住める住宅っていうことなんですか。

一面:介護事業って本当にいろんな種類があって、私がやっているのはデイサービスっていう種類ですね。デイサービスって何かっていうと、午前中は朝のご自宅におじいちゃん、おばあちゃんたちをお迎えに行く。で、そのデイサービスという施設に来ていただいて、1日過ごしていただく。食事をしたり、レクリエーションをやったり、体操したり、外出したり散歩したりね。

竹内:はい。

一面:1日楽しんでいただいて夕方、またご自宅にお送りするという流れがデイサービスなんです。それが10カ所。それにもう1か所あるのがサービス付き高齢者向け住宅っていうのがいわゆる老人ホーム。そこに住んじゃおうって言うやつです。

竹内:はい。

一面:訪問介護っていうのは家にいてヘルパーさんに来てもらうっていうのが訪問介護。それは別の会社でやっています。シーティーエフっていう会社ではデイサービス。週に2日とか人によっては毎日通ってくださる方もいらっしゃるんだけども、その人たちに1日、楽しんでいただいて、また夕方ご自宅に帰ってもらってご家族と一緒に過ごすという施設を今10カ所ほどやってます。

竹内:今お話を聞いてでも一面さんがすごく楽しそうにお話ししてくださっていて。

一面:それは竹内さんだからかもしれない(笑)

竹内:いえいえ、人が好きなんだなって。そうじゃないと、介護にはまったっておっしゃってましたけれども、その人がどういうことを言ったら喜ぶかとか、どういうふうに接したら喜んでくれるかみたいなのがお好きなんだなって、すごく伝わってきます。

一面:それは本当にそうかもしれないですね。元々、人間観察だとか。指の動き1本で、この人はどういう心理状態なのかとか、そういうことはやはり興味があってね。

竹内:こだわっていること、大事にしている理念っていうのはおありなんですか。

一面:会社側として職員たちにコミットしてもらうことがあるんですね。これは企業理念の中に入ってるんだけども、5つの得て五徳っていうのが、私が常に職員たちに言ってることなんです。いわゆる『論語』だとか、戦国の武将・伊達正宗なんかが声を大にして言っていたことなんだけども、いわゆる仁・義・礼・智・信という自分が何かをやろうと思った時に迷いがある。これをやっていいか、ノーかどうかなって迷いがあった時に、この五徳を思い出せと。そうすると自ずと結果が出るようになってるんですね。

竹内:はい。

一面:仁・義・礼・智・信、仁は人徳。人徳って一言で言えば、人間に対する思いやりの気持ちのことを人徳。義徳っていうのは正義、正しいか正しくないか。礼徳は礼儀・礼節ですね。これは介護の業界の中では当たり前に勉強するんだけど、いわゆる尊厳という言葉がしょっちゅう出てくるんです。利用者の皆さんの方が基本的には先輩です。いわゆる先輩に対する尊厳の気持ちを忘れない、礼儀・礼節。智徳っていうのは、介護事業っていうのはただ利用者さんと接して喜んでもらえばいいというだけではなくて、当然勉強しなきゃいけない。その勉強しよう。学ぼうとする気持ちを忘れるなということですね。

竹内:なるほど。

一面:最後に信徳っていうのが信じるっていう事で、これは相手に対して信用してもらいたいんだったら、まず自分から信用しなさいとか、そのことをやることで、会社の信用・信頼を傷つけはしないかとか。

竹内:この五徳を基準としてどういう企画をするかとか、そういうのも決めてるんですね。

一面:そうですね。

竹内:最後にこれからの夢・目標を教えてください。

一面:これから夢目標ですか。

竹内:いろいろ成し遂げてこられたと思いますが(笑)

一面:来年65になりまして、ちょうど介護保険に突入する、私自身が介護保険の年代に入っていくということなんです。私が一番望んでるのは、介護事業の世界だけじゃなくてね。やっぱりお互い人間同士が分かり合える。このおじいちゃん、おばあちゃんたちが何を望んでるのかとか、このおじいちゃん、おばあちゃんたちにこういう風にしてあげたいと思える人間を育成する。お互いに誰でもが理解しあえる世界を作りたい。

竹内:はい。

一面:そうすればね。ちょっと話が飛んじゃうかもしれないけど、ケンカがなくなる、いさかいがなくなる、いわゆる人に対するいじめもなくなる。最終的にはなぜだか分からないけど、戦争ものもなくなる世の中が来るんじゃないかと思ってる。

竹内:確かに。この人はこういう性格だからしょうがないかみたいな、ちょっとこう優しい気持ちで接することがしやすくなるなって思いますね。

一面:素晴らしい。諦めるっていうのが、途中で投げ捨てるとか切って捨てるとか排除するとかっていうマイナスの言葉ではなくて、相手を明らかに認める。相手を明らかに認めることによって、相手のいい面が見えるっていうのがね。自分と自分以外は違うに決まってるのに、人間は何がストレスの一番の原因かって言うと、自分と違う思考回路。

竹内:はい。

一面:自分と違う行動パターンのやつが目の前に現れると腹が立つんですよ。だけど、そいつが悪いわけじゃない。

竹内:ええ。

一面:そういう人間もいるんだということを明らかに認めることで、相手に対して優しくなれる。いわゆる仁義で自身の人徳がまずどんどんどんどん広がっていくはずなんですよね。そういう世の中を作っていきたいですね。

 

最新番組ブログ
パーソナリティ
  • 竹内由恵
    竹内由恵