マロニエ矯正歯科クリニック 院長 栗田容輔
埼玉県出身。
2010年に東京歯科大学を卒業され、歯科医師免許を取得。
その後、東京歯科大学水道橋病院で矯正歯科に従事。
2016年には、日本矯正歯科学会の認定医資格を取得。
インビザライン認定ドクター。
2017年、マロニエ矯正歯科クリニックを開設。
竹内:マロニエ矯正歯科クリニック、埼玉県の草加駅近くにあるんですね?
栗田:そうですね、歩いて1分くらいのところでやらせていただいてます。
竹内:先生はなぜ、矯正専門になられたんですか?
栗田:矯正しかできないので。僕、親がね、歯医者じゃないんですよ。だいたい歯医者の学校って、8割ぐらいがご子息というか、親御さんが歯医者でやっていて、跡取りみたいな形で入ってくる中で、僕は継ぐところがない。新規で開業しなきゃいけないってなった時に、何か武器がないとダメだな、みたいなところがありまして。で、僕が学校に入ったぐらいで「歯医者多いですよ」「潰れちゃいますよ」みたいな時代になってきちゃって。これはまずいぞ、となって。やっぱり自分に専門性があった方がいいなと思って、矯正をやろうって思ったんですよね。矯正ってすごく奥が深いジャンルなので、他のジャンルにかける経験値を全部こっちにつぎ込んで、矯正一本でやろう、と学生時代に決めて。
竹内:矯正ってやっぱりどんどん進化してる、という感じはしますか?
栗田:進化はしてると思います。今、結構痛くなくなってきてます。
竹内:あ、そうですか!
栗田:それも、痛みを少なくする方法があってのことなんですけど。
竹内:例えばどういうものですか?だってワイヤーですよね、結局。
栗田:そうそう。ワイヤーでも痛みを少なくする方法があって。うちの矯正は、もうほとんど痛くないから、たまに痛い日があった時に、患者さんがびっくりして電話してくるんですよね。「すごい痛いんですけど」みたいな。ふつうの矯正歯科での、いつもの痛みみたいな感じなんですけど。やっぱり、痛くないなら痛くない方が絶対いいですよね。
竹内:絶対いいですよ!1番矯正のいやなところってそこですからね。夜眠れないっていう。そうなんだ、進化してるんですね。
栗田:進化してますね。
竹内:日本は海外に比べると、比較的、矯正への意識が低いのかなっていう気がするんですけれども。矯正に対する考え方で、どういう風に感じていらっしゃいますか?
栗田:竹内さんのおっしゃる通りで、やっぱりアメリカで、みんなやってたっていうじゃないですか。日本の5倍ぐらい、アメリカでは矯正やってるらしいんですよ。だからそもそも全然、矯正人口が違いますし。やっぱり外国って、スマイルね。笑った時に歯を見せましょう、みたいな感じじゃないですか。大事にするから、歯並びってすごく重要になるんですけど、日本人はやっぱりちょっとそこを隠しちゃうとこもありますし。日本は歯並びが悪い人が、外国に比べてちょっと多いんですけど、やっぱりやってる人は少ないですよね。やってる人は少ないんですけど、実はアンケートを取ると、歯並びを気にしてる人口って、アメリカも日本もほぼ一緒なんですよね。パーセンテージって。だけど、その相談に行ってる人のパーセンテージがね、極端に低いんですよ、日本って。だから、気にはしてるけど相談にすら行ってないみたいな。
竹内:どうしてですかね?
栗田:なんでなんでしょうね?
竹内:矯正がちょっとハードルが高いのかな?
栗田:そもそも、矯正やだな、というのもお気持ちとしてはあるのと、相談に行くというのが、少しハードルが高くなってるのかもしれないですよね。だから僕が言うのは「とにかく相談に1回行ってみようね」みたいなことなんですよ。
竹内:はい。
栗田:話を聞いて、それでやりたいと思えばやればいいし。やらないって思ったらやらなくていいかな、と思うんですけど。1回話聞くだけでもいいかなと思いまして。だいたい、矯正相談って無料でどこでもやってたりしますから。とにかく、1回行ってみたら?っていうのはありますよね。スマホで調べてもいいんだけど、1回歯医者さんの話を聞くだけで、全然違うかなとは思います。
竹内:それはやっぱり、間違ったイメージを、矯正に対してみんな持っているっていうことでしょうか?
栗田:そうですね。ネガティブなイメージってやっぱり多いと思うんですよ。それね、だいたい正解なんですよ。
竹内:正解なんですね(笑)。
栗田:そうそう。大変なんですよ、矯正って。時間もかかる、お金もかかる、本人も苦痛で、歯磨きも大変だし。終わった後、リテーナーってね、歯並び調整も使わなきゃいけないし。やっぱり矯正をやることってすごくハードルが高いんですけど、それって下げちゃいけないかなとは思っていて。
竹内:ええ。
栗田:我々サイドからの話をすると、いっぱい矯正やってほしいなっていう気持ちはあるんですけど、じゃあ「矯正、簡単ですよ」みたいな形にしちゃうと、やって後悔する人がやっぱり出ちゃうと思うんですよね。こんなに大変で、こんなに辛いをする思いをするのか、とか。できたら後悔してほしくないな、みたいな気持ちがあるから、あんまり敷居を下げすぎない方がいいかなっていうところはあるんですけど。でも、間違った情報もやっぱり多くて、矯正を誤解していらっしゃる人がすごく多いようにも感じますよね。
竹内:歯医者さんとして1番こだわっていることって、何かありますか?
栗田:やっぱりね、患者さん側の気持ちを忘れないことかなって思いますね。どうしても歯医者に染まって、歯医者側の考え方ばっかりになっちゃうと、患者さんの気持ちっていうのがどうしても見えなくなってしまう。どの業界でもやっぱりそうなのかな、という風に思いますけれども。常に患者目線を忘れない。矯正器具も痛くない方がいいじゃないですか。
竹内:はいはい。
栗田:あとやっぱり、見た目が目立たない方がいいよねとか。あと、やっぱりちゃんと相談乗ってくれる先生がいいよね、みたいなところがあると思うので、開院するときに1番気を付けたのは、歯医者から見て理想の歯医者じゃなくて、患者さんから見て理想の歯医者さんを作りたい、っていうところです。それはやっぱり今も大切にしていて、日々の診療でもそれだけは忘れずやっていますね。
竹内:はい。
栗田:矯正ってハードルが高いわけですけど、正しく理解して、矯正って痛いよね、時間かかるよねっていうのを分かってくれたら、患者さんも誤解なくスタートできるところがあると思うので、相談行った方がいいよっていうことですけど。最初の相談の時間をね、めちゃめちゃ長く取るんですよ、僕。90分ぐらい。ふつうは30分とか、長くて60分のところが、90分時間取って、みっちり矯正のことをお話して、「矯正ってこういうものですよ」みたいなことをお伝えしているのは、頑張ってやっているところです。ずっと。
竹内:ええ。
栗田:で、これがやっぱり、世間の人が矯正に対しての誤解があるのもあるし、実際に通院してる患者さんも矯正に対して誤解があったりするとやっぱり良くない。同じ目線、同じレベルで会話ができないと、こっちが正しいこと言っていても、それが患者さんに伝わらないと良くないので。患者さんへの説明っていうのは患者教育だと思ってて、もう僕らはやっぱり矯正に対して正しい知識を持ってる。でも、患者さんはそれを入手する方法がないから、どうしても知識レベルの差が出ちゃうんですよね。それを患者さんを引き上げてあげて、同じ目線で「矯正ってこういうものだよね」と。僕らの当たり前を、患者さんにとっても当たり前にしてあげると、そこでようやく会話が通じる。
竹内:なるほど。
栗田:フランスに、日本語しか喋れない状態で行ったら、周りが何言ってるか全然わからないけど、フランス語を話せたらフランス人と喋れるようになるわけですから。だから患者さんにとって、矯正が正しく伝わるようにお話することは、すごく大事だと思ってますね。
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